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子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の接種について【健康増進課】

【大切なお知らせ】

今年度中に16歳(高校1年生相当)~27歳になる女性は、令和7年3月31日が公費(無料)での接種期限です。

接種は最短で4か月で完了することもできます。

11月中旬までに1回目の接種をすれば、期間内に3回の接種を完了することができます。

また、接種には「母子健康手帳」が必要です。「母子健康手帳」を紛失した場合の手続きや、期限までに接種を終えるためのスケジュールなど、ご不明な点は出雲市健康増進課にご相談ください。

 

※出雲市からの案内文が届いていない方は、既に接種が完了している場合があります。医療機関への予約前に出雲市健康増進課までお尋ねください。

 

《進学先など出雲市以外の医療機関で接種を希望する場合》

【市外で受けたい】 「島根県内の他市町村で接種を希望する場合」をご確認ください。

【県外で受けたい】 「県外での接種を希望される場合」をご確認ください。

県外で接種を受ける場合は、出雲市が発行する「予防接種依頼書」が必要です。発行には1~2週間程度かかります。

目次

子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)について(概要)
HPVワクチンに関するリーフレット及びQ&A
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の接種について
 1 対象者
 2 接種期限
 3 接種方法
 4 ワクチンの種類と接種回数・接種間隔
   過去にHPVワクチンの接種歴がある方の接種について
 5 進学等により、出雲市以外の医療機関での接種を希望する場合
   島根県内の他市町村での接種を希望する場合
   県外での接種を希望する場合
 6 子宮頸がん検診について
子宮頸がんとHPVワクチンについて(ワクチンの効果と副反応)
HPVワクチンに関する相談窓口

 HPVワクチンの積極的な勧奨が差し控えられていた期間(令和4年3月末まで)に自費で接種された方に対して、接種費用の助成を行っています。
 詳細は「子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)を自費で接種された方への費用助成(償還払い)について」をご確認ください。

子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)について(概要)

 子宮頸がん予防ワクチンは、平成25年4月1日から定期の予防接種となりましたが、ワクチンとの因果関係を否定できない副反応が報告されたことから、同年6月14日付の厚生労働省の勧告に基づき、積極的な勧奨が差し控えられていました。
 その後、厚生労働省の厚生科学審議会において、子宮頸がん予防ワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたため、令和3年11月26日付の厚生労働省通知により、積極的な接種勧奨の再開が決定されました。
 また、現行の2価及び4価HPVワクチンに加え、令和5年4月から9価HPVワクチンが公費接種の対象となりました。

 詳しい情報については、厚生労働省のホームページをご覧ください。

HPVワクチンに関するリーフレット及びQ&A

 接種を希望される方は、以下のリーフレット(厚生労働省発行)をご覧いただき、HPVワクチンの有効性と安全性(リスク)等について十分に理解したうえで、接種をしてください。
<定期接種対象者向け>
 HPVワクチン接種の対象年齢のお子様及びその保護者向けリーフレット(概要版)
 HPVワクチン接種の対象年齢のお子様及びその保護者向けリーフレット(詳細版)

<キャッチアップ接種対象者(平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれ)向け>
 HPVワクチンのキャッチアップ接種に関するリーフレット

<ワクチン接種後>
 HPVワクチンを接種したお子様及びその保護者向けリーフレット
<医療従事者向け>
 HPVワクチンの接種に関係する医療従事者向けリーフレット
◇子宮頸がん予防ワクチンQ&A
 HPVワクチンに関するQ&A(厚生労働省)

子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の接種について

1 対象者

区分 対象者
定期接種対象者

 出雲市に住民登録のある小学6年生から高校1年生相当の女子

(令和6年度は、平成20年4月2日から平成25年4月1日生まれの女子が対象です。)

キャッチアップ接種対象者

(積極的な勧奨の差し控えにより

接種機会を逃した方)

出雲市に住民登録のある方で、積極的な勧奨を差し控えていた時期に定期接種の対象であった方
 (令和6年度は、平成9年4月2日から平成20年4月1日生まれの女子が対象です。)
 ※HPVワクチンを過去に1回または2回接種した後、接種を中断し、3回接種のスケジュールを最後まで完了していない方もキャッチアップ接種の対象となります。その場合の接種については、キャッチアップ接種対象者のうち、過去にHPVワクチンの接種歴がある方の接種についてをご確認ください。

※標準的な接種年齢となる中学1年生には個別のお知らせを送ります。  

2 接種期限

 通常、全ての接種を終えるまでに約6か月の期間がかかります。接種を希望される場合は、接種期間内に終わるよう計画的に接種を受けましょう。

区分 年齢 接種期限
定期接種 小学6年生(平成24年4月2日~平成25年4月1日生まれ) 令和11年3月31日まで

高校1年生相当に

なる年度の年度末

中学1年生(平成23年4月2日~平成24年4月1日生まれ) 令和10年3月31日まで
中学2年生(平成22年4月2日~平成23年4月1日生まれ) 令和9年3月31日まで
中学3年生(平成21年4月2日~平成22年4月1日生まれ) 令和8年3月31日まで
高校1年生(平成20年4月2日~平成21年4月1日生まれ) 令和7年3月31日まで(※)
キャッチアップ 平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれ

※期限までに接種を完了するためのスケジュールについては、出雲市健康増進課までご相談ください。

  期限を過ぎて接種した場合、3回で5万~10万円程度の自己負担が生じますのでご注意ください。

3 接種方法

接種場所 

 市内実施医療機関(PDF/274KB)(PDF/283KB)に予約し、接種します。
 
  ※進学等により、出雲市以外の医療機関で接種を希望する場合は、
  「5 進学等により、出雲市以外の医療機関での接種を希望する場合」をご確認ください。

接種費用

 無料(公費負担)です。
 適切な接種間隔が取られていない場合は、自己負担になることがあります。
  ワクチンの種類と接種回数・接種間隔の項目を確認のうえ、接種のスケジュールをたててください。

持参するもの

  母子健康手帳【必須】 (HPVワクチンの接種状況を確認します。)
 ※予診票は各医療機関に設置しています。
  予診票が事前に必要な場合は、出雲市役所健康増進課・各行政センター窓口での交付が可能です。
  市役所の窓口で交付を受ける場合も、母子健康手帳が必要になりますので必ずご持参ください。

4 ワクチンの種類と接種回数・接種間隔

 公費で受けられるHPVワクチンは3種類あります。いずれも筋肉注射という方法で腕などに接種します。

シルガード9(9価ワクチン):2回または3回接種 

1回目の接種を「15歳以上」で受ける場合(15歳~27歳)【3回接種】   

 標準的な接種間隔: 2か月の間隔をおいて2回接種し、1回目の接種から6か月の間隔をおいて3回目の接種を行います。

 必ずあける必要がある間隔: 1か月以上の間隔をおいて2回接種し、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて3回目の接種を行います。

※接種のスケジュールについては、出雲市健康増進課にご相談ください。

※15歳以上であっても、15歳になるまでの間に9価HPVワクチンの1回目接種を行った場合は、2回で接種完了することができます。

1回目の接種を「15歳になるまで」に受ける場合(小学校6年生~14歳)【2回接種】

 標準的な接種間隔:1回目の接種から6か月の間隔をおいて2回目の接種を行います。

 必ずあける必要がある間隔: 1回目の接種から5か月以上の間隔をおいて2回目の接種を行います。

HPV9

ガーダシル(4価ワクチン):3回接種

  2か月の間隔をおいて2回接種し、1回目の接種から6か月の間隔をおいて3回目の接種を行います。
  ※3回目の接種は2回目の接種から3か月以上の間隔を空ける必要があります。

サーバリックス(2価ワクチン):3回接種

  1か月の間隔をおいて2回接種し、1回目の接種から6か月の間隔をおいて3回目の接種を行います。

キャッチアップ接種対象者のうち、過去にHPVワクチンの接種歴がある方の接種について
 HPVワクチンを過去に1回又は2回接種した後、接種を中断し、3回接種のスケジュールを最後まで完了していない方は、接種を初回からやり直すことなく、残りの回数の接種(2、3回目または3回目)を行います。
 接種は、過去に接種歴のあるHPVワクチンと同一の種類のワクチンを使用します。過去に接種したワクチンの種類については、母子健康手帳または子宮頸がん予防手帳(小さな冊子)をご確認ください。母子健康手帳等を紛失した場合は、接種時に居住していた自治体にご確認ください。
 過去に接種したHPVワクチンの種類が不明な場合は、接種を実施する医療機関の医師と十分に相談した上で、接種するHPVワクチンの種類を選択してください。

5 進学等により、出雲市以外の医療機関での接種を希望する場合

  進学等により、市外に滞在している方については、出雲市以外の医療機関での接種も可能です。
  滞在先での接種を希望される場合は、下記事項をご確認ください。いずれの場合も事前に手続きが必要です。
  
事前の手続きがない場合や対象の医療機関以外で接種した場合、全額自己負担となりますのでご注意ください。

島根県内の他市町村での接種を希望する場合

 市外の医療機関でも同様に接種が可能です。接種可能な医療機関は、出雲市健康増進課にお尋ねください。 

 対象の医療機関以外で接種した場合、接種費用は全額自己負担となりますのでご注意ください。

 【対象】島根県定期予防接種広域化事業協力医療機関
 (リンク先(島根県医師会ホームページ)をご確認ください。「協力医療機関(接種可能医療機関・ワクチン)」から接種を希望する医療機関をお探しください。)
 
 県内他市町村での接種を希望する場合は、事前に予診票の交付が必要です。(市外医療機関に出雲市の予診票はありません。)
 予診票は市役所健康増進課または各行政センターで交付しています。自宅等への郵送を希望される場合は、電子申請も可能です。
 <窓口での交付を希望の場合>母子健康手帳を持参のうえ、各窓口へお越しください。
 <郵送での交付を希望の場合>子どもの定期予防接種予診票の再交付について」から電子申請を行ってください。
  ※電子申請の場合、郵送での交付までに1週間程度かかります。交付を急がれる場合は、市役所窓口までお越しください。

県外での接種を希望する場合

 県外での接種を希望される場合は、出雲市が作成する予防接種依頼書が必要になります。
 予防接種依頼書の作成には事前の申請が必要です。依頼書の申請からお手元に届くまでに1週間程度かかりますので、余裕をもって申請してください。(接種を受ける2週間前には申請をしてください。)
 事前の申請がない場合、接種費用は全額自己負担となりますのでご注意ください。

<手続きの流れ>
 市役所(本庁 健康増進課)窓口での手続きのほか、郵送申請電子申請が可能です。

 事前に接種する医療機関を決めた後、申請を行ってください。
 詳しくは、県外で定期予防接種を希望される方へ ~事前申請が必要です~をご覧ください。
 
<留意事項>
 県外で接種される場合は接種費用を一旦自己負担する必要があります。事前申請をして県外で接種された方は、出雲に戻られた後に償還払の手続きをしていただくことで接種費用をお返しします。(上限額あり)
 接種費用を支払われた際の領収書は大切に保管してください。

6 子宮頸がん検診について

 子宮頸がんの予防には、HPVワクチンの接種と子宮頸がん検診が大切です。ワクチンだけでは防げないHPV感染もあるため、20歳以上の方は2年に1回、定期的に子宮頸がん検診を受けましょう。
 子宮頸がん検診の詳細については、「令和6年度(2024)がん検診のお知らせ」をご確認ください。
 
 ※HPV感染は主に性的接触により起こります。パートナーと共に性感染症の予防も忘れずに行いましょう。

子宮頸がんとHPVワクチンについて(ワクチンの効果と副反応) 

子宮頸がんとは

 子宮頸がんは、子宮の頸部という子宮の出口に近い部分にできるがんです。子宮頸がんは、若い女性のがんの中で多くを占めるがんです。
 日本では、毎年約1.1万人の女性がかかる病気で、さらに毎年約2900人の女性が亡くなっています。患者さんは20歳代から増え始めて、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人も1年間に約1000人います。
 子宮頸がんはHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因と考えられており、このウイルスは、女性の多くが「一生に一度は感染する」と言われるウイルスです。

 子宮頸がんの予防方法は、HPVワクチンを接種することで、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を予防することが挙げられます。また、子宮頸がん検診を定期的に受けることで、がんになる過程の異常(異形成)やごく早期のがんを発見し、医師と相談しながら、経過観察したり、負担の少ない治療につなげたりすることができます。

HPVワクチンの効果

 公費で受けられるHPVワクチンは、子宮頸がんを起こしやすいタイプであるHPVの感染を防ぐことができます。

 2価ワクチン(サーバリックス)および4価ワクチン(ガーダシル)は、HPVの中でも子宮頸がんをおこしやすい種類(型)であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。
 9価ワクチン(シルガード9)は、HPV16型と18型に加え、ほかの5種類の感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。
 海外や日本の疫学調査では、HPVワクチンの導入により、子宮頸がんの前がん病変を予防する効果が示されています。また、接種が進んでいる一部の国では、子宮頸がんそのものを予防する効果があることも分かってきています。

HPVワクチンのリスク(副反応)

 HPVワクチンの接種後には、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。まれに、重いアレルギー症状や神経系の症状が起こることがあります。

 ワクチンとの因果関係があるかどうかわからないものや、接種御短期間で回復した症状をふくめて、 接種1万人あたり、サーバリックス(2価)またはガーダシル(4価)では約9人、シルガード9(9価)では約3人です。

 このうち、報告した医師や企業が重篤と判断した人は接種1万人あたり、サーバリックス(2価)またはガーダシル(4価)では約5人、シルガード9(9価)では約3人です。

 ※重篤な症状には、入院相当以上などの症状がふくまれていますが、報告した医師や企業の判断によるため、必ずしも重篤でないものも重篤として報告されることがあります。
 
 ※詳細については、厚生労働省のリーフレット及びQ&Aをご確認ください。

  〇HPVワクチン接種後に副反応はありますか?

 

HPVワクチンに関する相談窓口

接種後に気になる症状等があるとき

 接種後に具合が悪くなったときは、すぐに接種を受けた医師またはかかりつけの医師の診察を受けてください。
 また、全国にHPVワクチン接種後に生じた症状の診察に関する協力医療機関が設置されています。協力医療機関への受診については、接種を受けた医師またはかかりつけの医師に相談してください。

 島根県における協力医療機関 : 島根大学医学部付属病院(窓口診療科:小児科)
          電話番号 : 0853-20-2068

 HPVワクチンを接種したお子様及びその保護者向けリーフレット

HPVワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般についての相談先

 厚生労働省 感染症・予防接種相談窓口
 電話番号 : 03-5276-9337
 平日9時~17時(土日・祝日・年末年始を除く)

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    健康増進課 健康企画係

    電話番号: (0853)21-6829 FAX番号:(0853)21-6965