令和6年度(2024)

ギャラリー展「旧大社駅 写真展 文化財修理の現場」

会期:3月8日(土)~6月30日(月)
 

 1924(大正13)年に建てられた重要文化財の「旧大社駅本屋」。美しい木造建築の駅舎全国でも珍しく、純和風のデザインは、荘厳な姿を今に伝えています。
 一方で、建築後100年が経過し、腐食や破損が進んでおり、2020(令和2)年度から約5年をかけて、保存修理工事を行っています。
 次の100年に向けて、旧大社駅を守り受け継ぐ保存修理の現場を紹介する写真展を開催します。

 【ギャラリートーク】

  3月 9日(日)、4月13日(日)、
  5月18日(日)、6月8日()
 


  いずれも10時から
  事前申込不要。参加費無料。
      
      
                     ギャラリー展 チラシ

 
保存修理の現場の様子


復元作成した新しい鴟尾
 本展の写真は、すべて清水建設株式会社(撮影:鈴木彩子氏)から提供いただきました。
 Photo Gallery「the 現場」(清水建設公式HP内)では、旧大社駅本屋の保存修理の様子を公開中です。 こちらもぜひご覧ください。

【URLはこちら】
https://www.shimz.co.jp/photo/2410.html


速報展「大きな溝跡みつかりました~高西遺跡の第3次発掘調査~」


会期:2月5日(水)~5月26日(月)
  出雲市文化財課では、宅地造成事業予定地内の道路部分を2024(令和6)年1月から3月にかけて高西遺跡の調査を実施しました。調査成果としては、調査区中央の溝跡や井戸跡などを確認し、弥生時代、奈良時代、鎌倉時代の土器などの遺物が出土したことが挙げられます。
 溝の規模は幅が5.5m、深さが約1.5m。この溝跡は調査地周辺を南から北に流れ、上層からは中世前半の土師器が、また、最下層(溝の底、深さ1.5m)からは、弥生土器や奈良時代の須恵器などが出土しました。
 高西遺跡では、近年、市道改良工事に先立って2度の発掘調査が行われました。
今回は、その成果もあわせて、最近明らかになりつつある高西遺跡の南東部の状況を検討します。
 
      
                        速報展 チラシ
 

今回確認した溝跡(南西から)

ギャラリー展「出雲の近代建築」
会期:10月16日(水)
        ~2025(令和7)年2月17日(月)
※会期が延長されました。

 今回のギャラリー展では、出雲市域の近代建築を取り上

げます。日本における近代建築とは、幕末から戦前の間に西洋の技術を取り入れて建てられた建築物を指します。

 出雲市域でも明治になると役場や駅舎、学校など、これまでにはなかった新しい近代建築が登場しました。

 これらに見られる、大ぶりな車寄せやガラスの窓などの特徴は、昨今のレトロブームの代名詞となりましたが、かつては最先端の技術や文化、デザインの象徴でした。

 それでは、私たちの暮らす出雲市にはどのような近代建築が建てられたのでしょうか。近代化の歩みとともに紹介します。

 【ギャラリートーク】
10月20日(日)、11月10日(日)、
12月22日(日)、1月12日(日)

  いずれも10時から
  事前申込不要。参加費無料。
         
                      ギャラリー展 チラシ
   
一畑電車㈱  出雲大社前駅舎  



速報展「市指定史跡矢野貝塚を掘る
             ~弥生時代出雲のムラと暮らし~」

 
会期:9月25日(水)
        ~2025(令和7)年2月3日(月)

  出雲市指定史跡「矢野貝塚」は、弥生時代の出雲を代表する集落遺跡、「矢野遺跡」内で発見された、弥生時代から古墳時代初頭の貝塚です。

出雲市文化財課では、2023年度に矢野貝塚指定地内で発掘調査を行い、貝塚と同じ頃の暮らしの痕跡を確認しました。
 今回の速報展では発掘調査の成果を展示するとともに、矢野遺跡やその周辺におけるこれまでの調査成果から、弥生時代出雲の暮らしの一端をご紹介します。

        
                     速報展 チラシ  
 
2023年調査出土の弥生土器(広口壺)



秋季企画展「出雲平野の後期古墳」
 
会期:9月28日(土)~12月28日(土)
 【展示概要】

今年の12月9日、出雲市今市町の今市大念寺古墳、上塩冶町の上塩冶築山古墳、上塩冶地蔵山古墳が国史跡に指定されてからちょうど100年を迎えます。これを記念して、秋季企画展「出雲平野の後期古墳」を開催します。

これら3基の古墳は、古墳時代後期(6世紀から7世紀前半)に築造され、内部の横穴式石室には、出雲平野を治めた豪族が埋葬されたと推測しています。

今回の展示では、これらに加え、出雲平野を流れる神戸川の右岸と左岸にある古墳群や横穴墓群を紹介します。出雲平野の後期古墳や横穴墓群の出土品を一堂に集めて展示するまたとない機会です。ぜひ、ご観覧ください。

 【関連講演会】
①令和6年11月9日(土)  14:00~16:00
「「ひつぎ」からみた古墳時代の出雲」
 講 師:岡林 孝作 氏(奈良県立橿原考古学研究所)
 受講料:無料

②令和6年11月30日(土) 14:00~16:00
「古墳時代から飛鳥時代へー畿内と出雲を比較するー」
 講 師:廣瀬 覚 氏(奈良文化財研究所)

 受講料:無料

オンライン配信はありません。
◆申し込みについて

 
受講には事前申し込みが必要です。定員になり次第締め切ります。
  
定員  :80名
  
申込方法:電話・FAX・メールでお申し込みください。
       
電話 :0853-25-1841
       
FAX:0853-21-6617
       
メール:yayoi@city.izumo.shimane.jp
【ギャラリートーク】
10月12日(土)、11月17日(日)、12月15日(日)
  いずれも10時から
  事前申込不要。参加費無料。
      
    
                     秋季企画展 チラシ

       

  刈山5号墳銅釧(個人蔵、直径8㎝)

        

 浜田市めんぐろ古墳の馬鐸(個人蔵、高さ20㎝)


夏季企画展「治乱興亡ー戦国時代の出雲西部ー」
 
会期:6月22日(土)~9月2日(月)

【展示概要】
戦国時代の出雲では、他地域と同様に国人領主あるいは土豪が台頭し、上位権力である大名などと結びつきながら、勢力争いを繰り広げていました。
出雲平野においては、鎌倉時代から室町時代にかけて朝山氏と塩冶氏による支配が行われ、戦国時代になると、朝山氏の没落後には塩冶氏から尼子氏、毛利氏による勢力争いが見られました。
今回の展示では考古学的な観点、とりわけ陶磁器の流通のあり方から、当時の領主層の様相や経済的基盤に注目し、また、新出の古文書や棟札を通して、領主層に関わる新たな知見を紹介します。
 【関連講演会】
令和6年8月3日(土) 14:00~16:00
「謎だらけ
新出の戦国史料と古文書調査ー塩冶興久・尼子持久をめぐってー」
 講 師:春日 瞳 
(雲南市役所)

「見えてきた!出土陶磁器から探る戦国の古志・塩冶地域」
 講 師:髙橋 周(出雲弥生の森博物館)
 受講料:無料


令和6年9月1日(日) 14:00~16:00
 
「古志氏・塩冶氏の山城」
 講 師:髙屋 茂男 
(島根県立八雲立つ風土記の丘)
 受講料:無料 

 
◆申し込みについて
 
受講には事前申し込みが必要です。定員になり次第締め切ります。
  
定員  :80名
  
申込方法:電話・FAX・メールでお申し込みください。
       
電話 :0853-25-1841
       
FAX:0853-21-6617
       
メール:yayoi@city.izumo.shimane.jp
 【ギャラリートーク】
6月22日(土)、7月13日(土)、8月17日(土)
   いずれも10時から
   事前申込不要。参加費無料

       
       
                        夏季企画展 チラシ
  
            
            塩冶氏の権力の象徴・酒会壺の破片(築山遺跡)
          
             
           享禄3年・笈神社棟札 「興久」「彦四郎」
                          


ギャラリー展「いつまでも戦後でありたい2024 
            旧海軍大社基地 滑走路跡を掘る 」

会期:6月12日(水)~10月14日(月)
 【展示概要】
ギャラリー展「いつまでも戦後でありたい」では、「旧海軍大社基地滑走路跡を掘る」と題して、滑走路を掘ってわかったこと、特に断面調査の成果を紹介します。
大社基地は、アジア・太平洋戦争末期、斐川町に建設された海軍航空基地です。莫大な労働力と資材が投入されましたが、完成しないまま終戦を迎えたといわれています。
出雲市文化財課は、その中心施設である滑走路跡で、全長1kmに及ぶ断面調査を行いました。アジア・太平洋戦争期に建設された滑走路は、戦後その多くが取り壊されました。これらの実態を知る上でも、大社基地での調査成果は極めて重要です。
この機会に、その成果に触れ、大社基地に興味関心を持っていただけると幸いです。

  【ギャラリートーク】
 6月15日(土)、7月20日(土)、8月24日(土)、9月21日(土)
 いずれも10時から
 事前申込不要。参加費無料
 
        

                        ギャラリー展チラシ         
 
       
              断面調査の様子

速報展「越堂たたら跡ガイダンス施設オープン記念展示」

 会期:5月29日(水)~9月27日(月)
【展示概要】

越堂たたら跡は、田儀櫻井家が出雲市多伎町口田儀の沿岸部で営んだ「海のたたら」で、江戸時代中期から明治時代中頃まで操業し、田儀櫻井家の製鉄経営を支えました。こうした越堂たたら跡や田儀櫻井家のたたら製鉄を紹介するガイダンス施設が2024(令和6)年4月、出雲市多伎町にオープンしました。今回の速報展は、ガイダンス施設の開館を記念し、施設や展示の見どころを紹介しています。



                     
速報展 チラシ


土層立体剝ぎ取り展示状況


過去の展示のご紹介
 ・令和5年度 (2023)
 令和4年度(2022)
 ・令和3年度(2021)
 ・令和2年度(2020)
 ・
令和元年度(2019)
 ・平成30年度(2018)

 ・平成29年度(2017)
 ・平成28年度(2016)
 ・平成27年度(2015)
 ・平成26年度(2014)
 ・平成25年度(2013)
 ・平成24年度(2012)

 ・平成23年度(2011)
 ・平成22年度(2010)


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