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出雲市の不登校対策について
本市では、児童生徒の学習支援や保護者相談に対応する不登校相談員の市立小中学校への配置や、不登校児童生徒が個別学習や体験活動を通して学ぶ場である教育支援センター3か所の運営、さらには家に閉じこもりがちな児童生徒に対して自宅以外での活動を促す不登校対策指導員の配置などに取り組んでいます。
1 不登校対策指針の概要
本市における新たな不登校対策の方向性を示した指針を策定することにより、学校・保護者・地域の理解や連携をすすめ、不登校児童生徒を含めたすべての児童生徒を大切にする教育をより一層推進したいと考えています。指針では、不登校の基本的な考え方を示すとともに、5つの柱とした不登校対策をまとめています。
(1) 不登校対策指針策定の背景と趣旨
令和5年10月に文部科学省より「令和4年度の児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題」の調査結果が公表され、全国の不登校児童生徒の状況が明らかになりました。 調査結果としては、国立、公立、私立の小・中学校の不登校児童生徒数が約29万9千人で過去最多となりました。また、島根県の1,000人あたりの不登校児童生徒数は小・中学校とも全国を上回っており、本市においても令和4年度の不登校児童生徒数は、小・中学校あわせて592人と過去最多となり喫緊の課題となっています。
本市においても独自の施策を積極的に展開してきましたが、不登校児童生徒は増加し続けているとともに、その実態も多様化しており、既存の対策の見直しが必要になってきたため、小・中学校校長会の代表や指導主事等による「不登校対策プロジェクトチーム」を組織し、意見交換を行うなどして不登校児童生徒に係る各種調査結果の分析をするとともに、新たな不登校対策について検討を進め、令和6年2月に「出雲市不登校対策指針」を策定しました。
(2) 不登校にかかる状況
➀ 不登校児童生徒の状況
➁ 不登校傾向児童生徒の状況
➂ 不登校の要因
➃ 不登校対策の状況
(3) 不登校対策の基本的な考え方
不登校の未然防止に努めるとともに、不登校になったとしても、学校だけではなく多様な学びの場を確保し、個々の学びを保障します。
(4) 不登校対策の各施策
➀ 不登校の未然防止
➁ 不登校傾向児童生徒への支援
➂ 不登校児童生徒への支援
➃ ひきこもり傾向の児童生徒への支援
➄ 保護者への支援
2 不登校に係る各種相談窓口等
(1) 小・中学校子ども相談窓口
出雲市役所本庁4階の児童生徒支援課前に相談窓口を設置していますので、お気軽にご来庁ください。
なお、電話(0853-21-6204)でもご相談いただけます。
(2) 相談窓口一覧(PDF/34KB)
児童生徒に関する様々な相談窓口一覧を掲載していますので、ご相談内容に応じてご利用ください。
スクールソーシャルワーカーは、児童生徒や保護者から学校や家庭での悩みや心配なことなどの相談を受け、問題の改善・解消につなげていく社会福祉の専門家です。スクールソーシャルワーカーに直接相談できる定期相談会を開催していますので、日程を確認していただき、お気軽にお申込みください。
(4) 教育支援センター
本市では、少人数での学習指導や体験活動を通して、将来の社会的自立や自発的な学校復帰ができるように支援する教育支援センターを市内3か所で運営し、不登校児童生徒が通所しています。入級や見学を希望される場合は、お子さんの通う小・中学校又は児童生徒支援課へご相談ください。
本市では、ひきこもり傾向の不登校児童生徒の家庭を訪問して、不登校児童生徒や保護者に不登校対策指導員(通称トライアングル)が支援を行っています。トライアングルは、まず不登校児童生徒や保護者との人間関係を築き、児童生徒の状況に応じて家の外での活動につなげていきます。支援を希望される場合は、お子さんの通う小・中学校又は児童生徒支援課へご相談ください。