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公共施設の見直しについて
公共施設の現状について
出雲市は、平成17年、平成23年の2度の合併を経て、人口約17万人、市域は東西約30km、南北約39km、総面積624.36㎢となりました。公共施設については、合併前の7市町が保有する施設をほぼそのまま引き継いだため、多くの公共施設を保有することになり、特に、スポーツ施設、文化施設など類似施設が数多くあります。 ※令和3年度(2021)末で1,170施設を保有
昭和30年代から40年代の高度経済成長期に建設された施設も多くあり、耐震性の確保などの課題を抱えるとともに、修繕費など維持管理経費が増加傾向にあります。さらに、これらの施設は老朽化による建替時期を迎えつつあり、全てを建替する場合には莫大なコストが必要となります。
公共施設の見直し(保有量・維持管理の適正化)の必要性
公共施設は、従来から地域に根差し、活用されてきましたが、施設の老朽化や時代のニーズの変容により、利活用状況が変化してきており、施設を見直す大きな転換期に入っています。
出雲市では、15歳未満の人口が減少する一方で、65歳以上の高齢者人口が増加する傾向にあります。そのため、将来の人口構成が大きく変わることを見据え、市民ニーズにあった公共施設を提供していくことが求められています。
また、今後の財政運営では、年々増加する扶助費のほか、頻発化・激甚化する災害への備えや脱炭素など新たな課題に対応するための財政負担が発生しており、今後も厳しい財政状況が続く見込みです。
次世代に高負担を強いることがないよう、将来に向けた出雲市の施設のあり方を検証し、見直しを行う必要があります。
出雲市公共施設等総合管理計画
出雲市では、公共施設等の保有量や大規模改修及び建替、更新の将来見通し等を分析し、公共施設等の保有量の適正化に向けた取組を推進するとともに、施設の効率的・効果的な維持管理と長寿命化を図るため、平成28年3月に出雲市公共施設等総合管理計画を策定しました。
その後、総務省の「公共施設等総合管理計画の策定にあたっての指針」の改訂(平成30年2月27日)及び、「令和3年度までの公共施設等総合管理計画の見直しに当たっての留意事項について(令和3年1月26日付け総財務第6号通知)」を受け、新たに計画に盛り込む必要がある事項の追加等の一部改訂を行いました。
出雲市公共施設等総合管理計画(令和4年3月改訂)
公共施設のあり方指針
出雲市では、「今後の公共施設のあり方について(平成24年9月)」、「出雲市行財政改革大綱(平成26年4月)」及び「出雲市公共施設等総合管理計画(平成28年3月)」を踏まえ、平成27年3月に個別施設の取組方針について定めた「出雲市公共施設のあり方指針」を策定し、公共施設の見直しに取り組んできました。その後、令和5年3月に第2次となる「出雲市公共施設のあり方指針」を策定し、継続して公共施設の見直しに取り組んでいます。
出雲市公共施設のあり方指針(第2次)(令和5年3月策定)
出雲市公共施設のあり方指針(平成27年3月策定)
※参考 今後の公共施設のあり方について(平成24年9月)
出雲市行財政改革大綱(平成26年4月)
公共施設の概要(現状)
令和4年度末現在の施設概要は次のとおりです。(出雲市公共施設のあり方指針(第2次)の検討対象施設)
〇施設概要一覧表(PDF/172KB)
3-2 スポーツ・レクリエーション系施設(PDF/950KB)
※施設の詳細については各施設所管課へお尋ねください。