日付 タイトル 写真等 内容
 2016/12/22 生殖羽に変化  BBペアのオスは、16日午後の水浴びから首周りに黒いところが出現しはじめました。その後それを広げ、灰色に変化し始めました。

◎獣医のコメント・水浴びを見ていたら墨汁のように喉の下が黒くなりそれを羽にこすり付けていました。その時は、まだらだったが、翌日見ると、写真のように灰色になっていました。

※注 トキは、繁殖期に入ると「とき色」から灰色に変化します。写真では首の後ろ辺りが少し灰色になっていますが、この後もっと黒っぽくなっていきます。
 2016/11/23 BBペア無事到着


佐渡のトキ野生復帰ステーションから、一晩かけて23日朝、無事出雲に到着しました。
移動中の怪我の確認と嘴長、体重測定をして繁殖ケージ1に放鳥されました。
※一番上の写真は、嘴長を測定中。
  2枚目は、職員の手で放鳥する瞬間。
  3枚目は、放鳥直後のメス。
  4枚目は、止まり木に止まったオス

※このケージ内の様子は、出雲市トキ学習コーナーのトキライブ映像のモニターで見ることが出来ます。

飼育員のコメント
早く環境に慣れて、たくさんヒナを育てて欲しいです。
 2016/11/22    佐渡へ移動中 朝5時前、佐渡汽船フェリー乗り場に到着しトキを確認する伊藤飼育員。
※空気穴からペンライトで中のトキを確認している様子。
野生のトキが姿を見せてくれました 8時のフェリーで佐渡に入り、佐渡トキ保護センターに向かっている時、歓迎されているのか車の前方を野生のトキが横切って行きました。(写真中央に小っちゃくトキが写ってます)
佐渡トキ保護センター 9時過ぎに佐渡トキ保護センターに到着しすぐ1羽ごとに移送箱から出して確認をされ、それぞれのケージに放たれました。
野生復帰ステーション   昼から、BBペアを引き受けるため、野生復帰ステーションに向かいました。
そこで、 捕獲後、インフルエンザのチェックをしてから、写真のように移送箱に入れられ、出雲へ向かいました。
佐渡から出雲へ 佐渡の小木港で、高速フェリー乗り場でトキの確認をしている伊藤飼育員
 2016/11/21 Nペアありがとう
お元気で・・・
センター開設当初から繁殖を頑張っていたNペアですが、佐渡に帰ることになり、21日15時に出雲を出発しました。
※今年生れた幼鳥3羽も一緒に佐渡に行きました。この3羽は、今後佐渡で放鳥される予定です。
 2016/11/5 カエル3兄弟? 出雲市トキ分散飼育センター入口にある、インターホンの後ろで、カエル3兄弟が、覗いていました。昨日の作業もこうやって見ていて「近寄れなくなった」とか言っていたのかなぁ?
 2016/11/4 消石灰散布

鳥インフルエンザ対策の一環として、敷地内の建物周りに消石灰を約1.5m幅で散布しました。
粉なので眼や気管に入らないようにすることはもちろん、写真のとおり重装備で散布したので、11月とはいえ天気も良く、とても暑かったです。
また、飼育ケージのすぐ外なので、トキが驚いて飛んだりして怪我などしないように、慎重に散布しないといけないため、大変だったです。

後日、草刈りもしました。今年は、これが最後だと思いたい。
 2016/10/12 親子分離!
捕獲作戦開始
親子分離及び飼育ケージ清掃のためトキを捕獲。網を使っての捕獲作業。
驚いて飛び立った後、地面に着地したところを網で捕獲。
※無事に捕獲できました。
(う~ん、なんかこの姿勢ゴーストバスターズに見えるような・・・・・・古い!!)
嘴の長さ測定 捕獲後、幼鳥は嘴の長さ及び体重の測定と雌雄判定のための採血などをしました。親鳥は、体重測定のみ行いました。
個体識別番号
(足環装着)
幼鳥は、個体識別番号も右足に装着しました。(白は500番台を表しています)なので、このトキは、574になり、Nペアが育てていた幼鳥です。
運搬箱で安静に 測定などが終わった個体から、運搬用の箱に入っててもらって、その間に飼育ケージの清掃を行います。
高圧洗浄機での清掃作業 清掃は、止まり木に付いている糞の清掃や、ドジョウ池のコケ取り作業を高圧洗浄機を使ってキレイにしていきます。
※後ろのネットとの距離があんまりないのに、洗浄機のノズルが長く取り回しに苦労しました。
敷砂排出作業 上部の汚れを落としてから表土の入れ替え作業を行います。
水を含んだ砂の運搬を一輪車を使って搬出し、キレイな砂を搬入します。
※重たくて後半みんながヨタつきながらの作業です。
綺麗な砂の搬入
掃除終了 搬入したキレイな砂をならし、えさ置き台を設置して掃除終了。
放鳥作業 運搬箱から、キレイになったところに放鳥。
幼鳥そろい踏み 大きな怪我とか無く、無事に親子分離終了。
※初の幼鳥3羽の顔合わせ、兄妹だけど、別々の親鳥に育てられてたので、妙によそよそしい感じかな?
 2016/9/1  トキ野生復帰検討会  第11回トキ野生復帰検討会の会場で撮った写真です。ステージ側に委員の方、左が新潟県や佐渡市の担当の方、手前が環境省やトキ保護センターの担当の方、右の列が各分散飼育地の方の席となってます。
 この会において、石川動物園で年内に一般公開する見通しであることが発表されました。
トキふれあいプラザのトキ
 佐渡のトキの森公園内にある、トキふれあいプラザで飼育されているトキです。
(マジックミラーでトキの方からは見えないようになっています。また、ミラー越しなのでネット越しと違い鮮明に見ることが出来ます。)
 ※上の写真の真ん中少し左にある、木の上にトキがいます。下の写真がそのトキをアップで写した写真です。
 この時は、少し離れた木の上にいましたが、タイミングが良いと手前の池で、どじょうを食べている所も見ることが出来るそうです。(その時は、すぐ目の前にいる状態で見えます)
 野生のトキ  筆者が撮影した、佐渡市内の休耕田に飛んできた野生のトキです。約100mほど離れてますが、こちらを気にしていて、警戒している感じでした。
(撮影後、採餌の邪魔をしないようにすぐその場を離れました)
 出雲生まれが・・・  佐渡トキ保護センターで飼育されているトキで、このケージの中には去年出雲で生まれた566AFがいます。来年以降に放鳥される予定です。
 2016/8/18  珍客?
タマちゃん登場
 18日13時前に、勝手口前にタマムシのタマちゃんが中に入ろうとしていましたので、事務所に案内しました。
※事務所に案内してすぐの緊張で手足を引っ込めた状態のタマちゃん。
 しばらくして、動き始めたタマちゃん!
※10数年ぶりに生きている綺麗なタマムシを見ましたので写真に撮っちゃいました。
PS.トキに会わせると、食べられかねないので事務所の窓から、無事お帰り願いました。
 2016/8/15    AKペアと576AF  8月8日撮影の幼鳥です。
親(左、♂・真ん中♀)は黒いのが薄くなり、幼鳥(右)はだんだん白くなってきて、親子そろっておんなじ様な色になってきました。顔色が黄色っぽいのが幼鳥です。
 572AF  8月8日撮影の幼鳥です。
巣台の上で休んでいます。顔の色もだんだんと黄色から赤っぽい色に変わってきています。
 574AF  8月8日撮影の幼鳥。
くちばしが長めで湾曲も大きく、体の大きさから♂かなぁ?
 2016/7/29 巣台作成  来シーズン使用の巣台を作成しています。
葛の蔓を使用して手編みで作成しています。 軸にする蔓はけっこう太い蔓を使用するため、材料を集めるのが大変です。(案外に太い蔓がない!)
 2016/7/1   ジオラマ作成しました   トキが生活している空間を約1/10のスケールで作成しました。
作成期間約6ヶ月で、飼育の合間に少しずつ作り上げました。
夏休みまでに学習コーナーに展示しますので見に来てください。 
2016/6/17  AFペアの幼鳥  6月15日撮影(572AF16・62日齢)
5月30日46日齢で(ちょっと遅め、普通40日前後)巣立ちする。しかし飛翔力があり翌日には10m先のとまり木まで移動し、地上にも降りれた。
ドジョウの捕食が上手で、給餌すると親の分までドジョウをすべて食べてしまう。親は固形エサのみを食べている。
 Nペアが育てている幼鳥  6月15日撮影(574AF16・60日齢)
5月29日43日齢で巣立ちする。3羽の中では一番早く巣立ったが、4日後に50cm離れた止まり木に移ろうとして滑って約2m下の地上に落ちる(ケガはしなかった)。
ドジョウの給餌があると、父親に続いて池に行きドジョウを食べる。好奇心が旺盛なのか、3羽の中で唯一固形エサも食べている。
 AKペアが育てている幼鳥  6月15日撮影(576AF16・58日齢)
6月2日45日齢で巣立ち。親からの羽づくろいが激しく背中の羽を抜かれてしまって、まだ生えそろっていない状態。
巣に戻る力はあるが、面倒なのか巣に戻らず固形エサの入っているバットの中で座って休憩している事が良く見られる。ドジョウを給餌すると、親子仲良く、とまり木から降りてきてドジョウを食べている。
 2016/6/2 巣立ちしました   5月29日Nペアが育雛しているヒナ(43日齢)が06:00に巣の外にピョンと出て、巣立ちとなりました。翌30日には、AFペアが育雛しているヒナ(46日齢)が巣立ちしました。また今日2日の11:22にAKペアが育雛しているヒナ(44日齢)が、巣の外に出て巣立ちしました。
巣立ち後は、呼び名がヒナから幼鳥となります。(写真はAKペアのヒナ)
 2016/4/15 今年初のヒナ誕生   4月14日18:08に出雲で今年初めてのヒナがAFペアから誕生しました。全国では、佐渡市トキふれあい施設で9日に誕生を確認したのが最初でした。
現在は、巣の中で残りの卵と一緒に親鳥に温められています。順調に行けば明日から餌をもらい始め、約40日後に親と同じくらいに育って巣立つ予定です。
2016/3/31 過去3番目に大きな卵  3月30日18:02にAKペアが第3卵を産卵しました。31日6:49に採卵し、ふ卵器に入れました。この第3卵の重さは83.52gでした。これまでで一番大きな卵はH23年の出雲市トキ分散飼育センターで初めて産まれた卵でもある299N11の卵で、83.83gでした。2番目はH26年の471N14の卵で83.68gでした。なお、ふ化したうちで一番小さい卵は339AF11の63.49gです。
写真は擬卵3個のAKペアの巣
2016/3/30 Nペアの孫、海を渡る    平成28年3月16日に新潟県長岡市でA11が確認されました。A11はNペアの子供の子(孫)で、出雲生まれが関係する、本州で確認された初めての事例です。A11は3月26日には佐渡島で確認されているので、繁殖可能年齢となったメスのA11がオスを探して本州に飛来したけれど見つからずに、佐渡島へ帰っていったのでしょうか。出雲生まれの放鳥トキはまだ本州で確認されていません。
2016/3/28 AKペアも産卵  3月25日18:19にAKペアが第1卵を産卵しましたが、26日には破卵を確認しました。27日に巣に擬卵を1個入れていたところ、27日18:19に第2卵を産卵しました。AKペアは昨年有精卵が確認されていないことから、第2卵を採卵し、擬卵1個を追加し巻いた。AKペアは擬卵2個を抱卵しています。
2016/3/24 Nペアの5個目の卵  3月23日17:48Nペアが5個目の卵を産卵しました。24日9:10採卵し、ふ卵器に入れました。巣には擬卵を入れ、親鳥は擬卵5個を抱卵しています。

写真は第5卵(一番上)と4個の擬卵
2016/3/22 放鳥番号143抱卵中  新潟県佐渡島では6組の抱卵が確認されています。出雲市生まれのトキ放鳥番号143は放鳥番号183とペアとなり、抱卵が確認されました。放鳥番号134も営巣が確認されています。

写真は環境省提供2016年2月撮影の放鳥番号143と183
2016/3/22 Nペア 4個
AFぺア4個
NペアとAFペアは順調に4個ずつ産卵し、AFペアは4個しています。Nペアは4個の擬卵を抱卵しています。Nペアの第4卵は3月20日18:13産卵、21日6:51採卵しました。Nペアの4個の卵は現在ふ卵器で保護しています。写真は、AFペアが抱いている写真です。
2016/3/18 AFペア第2卵 平成28年3月17日17:08AFペアが第2卵を産卵しました。親鳥は卵を2個抱卵しています。産卵数等はこちらをご覧ください。
2016/3/18 Nペア第3卵  平成28年3月17日18:35以降Nペアが第3卵を産卵しました。18日7:07第3卵を採卵し、ふ卵器に入れました。
親鳥は擬卵3個を抱卵しています。
2016/3/17 トキ学習コーナーのライブ映像  故障していたトキ学習コーナーのライブ映像が映るようになりました。NペアとAKペアの様子をライブ映像でごらんいただけます。Nペアは擬卵2個を抱卵中です。AKペアはまだ産卵していません。
AFペアの卵は3月16日16:55に巣の端から巣の中央部に移動し、抱卵されています。
2016/3/16 AFペアも産卵  平成28年3月15日17:36AFペアが第1卵を産卵しました。16日朝には親鳥が卵を巣の端の方(拡大写真の赤丸部分)に移動させてしまいました。抱卵する気はあるようなので特に手をかけずに見守ります。産卵数等はこちらをご覧ください。
2016/3/16 Nペア第2卵 平成28年3月15日18:35以降にNペアが第2卵を産卵しました。第1卵同様16日9:48に採卵しふ卵器に入れました。親鳥は擬卵2個を抱卵しています。
写真は第2卵を採卵する前の状態。2個見える卵のうち、上は擬卵、下は採卵する前の第2卵。
ちなみに上にいるのがオス、下にいるのがメスです。(擬交尾中)
2016/3/14 今年初産卵  平成28年3月14日の朝、Nペアの巣に卵があるのを確認しました。ビデオを確認したところ、暗くて確認できなくなる13日18:30以降に産卵したものと考えられます。
Nペアはこれまで破卵が多く、昨年は有精卵が確認できなかったことから14日8:49に採卵し、ふ卵器に入れました。巣には擬卵を入れ、親鳥は擬卵を抱いています。
2016/3/10 佐渡島の野生下で暮らすトキの写真展示 佐渡島で生息するトキは151羽おり、放鳥トキは111羽、野生で生まれたトキは40羽です。(2016年3月5日現在)
このうち出雲生まれの放鳥トキは12羽、出雲生まれのトキの子は3羽です。2015年に佐渡島で撮影された出雲生まれのトキの写真をトキ学習コーナー学習棟で展示しています。
左の写真は2016年2月撮影(環境省提供)
出雲生まれ放鳥トキ№143(右)と183(左)
2016/3/9 トキと花の郷ウォーク 出雲市トキ分散飼育センター近くも通るトキと花の郷ふれあいウォークが開催されます。
スタートゴールは朱鷺会館です。トキ学習コーナーにも是非お立ち寄りください。

開催日 平成28年4月29日(金・祝)
申込期限 平成28年4月11日(月)
お申込み等はトキと花の郷ふれあいウォーク実行委員会(電話0853-22-8810)まで
2016/3/3 放鳥訓練開始  佐渡トキ保護センター野生復帰ステーションで18羽のトキの野生順化訓練が始まりました。6月の放鳥に向けて約3ヶ月間採餌、飛翔等の訓練をします。この中に出雲市生まれのトキは2羽含まれています。
放鳥番号251(飼育番号471N14)
放鳥番号252(飼育番号473AF14)
この2羽はいずれも2才オス。親は違いますが、人工ふ化後Nペアの自然育雛で育ちました。左の写真はNペアと同居していた2014年9月3日の撮影。
     AFペアが、なかよくお辞儀。というわけではなく、1本の枝をくわえています。巣作り行動なのでしょうが、巣の中に枝を入れては落としを繰り返して、巣の中に枝はたまっていきません。
2016/2/22 枝渡し  羽の色も黒くなり、枝渡しをする様子などをトキ学習コーナーのライブ映像で見ていただきたいのですが、残念ながら機器の故障のため現在ご覧いただけません。
左は平成28年2月21日Nペアの様子
2016/2/20 となりのミコトッキー  広報いずも(毎月20日発行)掲載のとなりのミコトッキー。第23回は豊岡市の「コウノトリ育むお米」
2016/2/12 繁殖羽  出雲市トキ分散飼育センターで飼育するトキ3ペアはいずれも黒く色が付いてきました。
写真はAFペア(左がメス、右がオス)
2016/1/26 積雪5センチ  25日に積もった雪が今朝も残っています。さらさらした雪で、ネットには付かずケージの中にも雪が積もりました。24日にはケージ内の池が凍り、その上をトキが歩く姿も見られました。
24日のケージ内の最低気温は-2.7℃でした。今朝は気温が上がり、池の水は完全に溶けています。
2016/1/22 分散飼育開始5年経過  トキの分散飼育を始めて本日で5年が経過しました。この間に繁殖し、佐渡トキ保護センターへ移送したトキの数は28羽、放鳥されたのはそのうち21羽となっています。5年間の出来事をまとめた映像をトキ学習コーナーで放映していますので、是非ご覧ください。
なお、ライブ映像は現在故障のためごらんいただけません。
  194の死亡   平成27年10月27日に脚を痛めてほとんど動けない状態で保護され、佐渡トキ保護センター野生復帰ステーションでケガをした脚の治療を行っていた放鳥番号194 の死亡が確認されました。
2016/1/20 となりのミコトッキー  広報いずも(毎月20日発行)掲載のとなりのミコトッキー。第22回は佐渡市の「朱鷺と暮らす郷づくり認証制度」
 2016/1/15 少し黒く Nペアは黒くなっているのがわかるようになってきました。
なお、現在出雲市トキ学習コーナーのモニターを修理中のためライブ映像をごらんいただくことができません。
出雲市トキ分散飼育センターで分散飼育を行って5年間の映像をまとめたビデオを放映しています。

左の写真は平成28年1月14日撮影のNペア
2016/1/13 少しだけ黒く  よく見ないとわからないくらいですが、少しだけ黒くなってきています。1月1日にはケージに枝も入れています。

左の写真は平成28年1月10日撮影のNペア
2016/1/4 ひとつ歳をとりました 出雲市トキ分散飼育センターで飼育する3ペアのトキもそれぞれ歳をとりました。

Nペアはオス14才、メス12才
AFペアはオス9才、メス7才
AKペアはオス8才、メス6才

左は平成28年1月1日撮影のAKペア