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大寺薬師の仏像
スポット概要
大寺(おおでら)薬師は、推古2年(594年)に智春上人(ちしゅんしょうにん)が創建し、奈良時代には行基(ぎょうき)が薬師如来をはじめ多くの仏像を刻んだと言われています。
かつての大寺は現在より300m北にあったとされていますが、慶安3年(1650年)に大洪水による山崩れが原因で、寺堂と仏像の多くが壊滅し、埋没しました。その後、住民たちが埋まった仏像を救い出し、現在の万福寺境内に再建された薬師堂に安置しました。
昭和50年(1975年)にはコンクリートの収蔵庫が建設されており、拝観時には仏像についての説明CDを聞きながら理解を深めることができます。
拝観について
拝観をご希望の場合は、前日までに事前予約をお願いします。
【連絡先】大寺薬師奉賛会(管理人 太田さん):0853-24-1549
【不在時】鳶巣コミュニティセンター:0853-21-0174
【拝観時間】夏期(4~9月)8:00~17:00、冬期(10~3月)9:00~16:00
【拝観料】大人:500円、小中学生:200円 ※15名以上の場合団体割引あり
地域が誇るおすすめポイント
9躯の重要文化財
収蔵庫内に保管されている仏像の中でも、薬師寺如来坐像、日光菩薩立像、月光菩薩立像、観音菩薩立像2体、四天王立像の9体は、鎌倉以前に作られた木彫り仏像です。明治35年(1902年)に国宝に指定されましたが、制度改正により現在は国の重要文化財となっています。
カヤの一木から彫り出された四天王立像は、令和2年に東京国立博物館で開催された日本書紀成立1300年特別展「出雲と大和」にも出品されました。
収蔵庫内では、仏像の後方にまわることができ、360度から拝観することが可能です。
スポットの場所
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お問い合わせ先
鳶巣コミュニティセンター
T E L :0853-21-0174
F A X :0853-21-0176
E-mail:tobisu-cc@local.city.izumo.shimane.jp