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写真でたどるあの日の荘原(荘原コミュニティセンター)

荘原と小泉八雲・セツ

(深掘り) 錦織友一という登場人物

朝ドラ「ばけばけ」では、主人公のトキが、松江随一の秀才・錦織友一(吉沢亮)と出会います。

この『錦織友一』のモデルとなった人物が、八雲と生涯の友情を保った人物として知られる『西田千太郎』です。明治23年の八雲との出会いから7年後、病気により34歳の若さで他界しています。西田は、八雲とともに複数回荘原の地へ降り立っており、荘原コミセンまちづくり部調べの資料にも名前が繰り返し出ています。

 

【大磐石と半分弱】

ばけばけをご覧の方にはピンとくるタイトル。大磐石は錦織のことで、半分弱は、錦織とともに試験を受けた庄田多吉(濱正悟)が自虐で称した異名です。庄田のモデルは、西田と親友の本庄太一郎ではないかということです。二人が受験した中等教員免許検定で、本庄は五科目すべて合格、西田は四科目で1位合格でしたが英語が不合格だったそうです。(松江歴史博物館公式Xより 詳しい情報は公式Facebookへ)

 

〈西田千太郎に関わるリンク〉

 

【にしこおり】

さて、荘原地内では、3番目に多い*1メジャーな苗字の錦織(にしこおり)ですが、全国的には珍しいようです。

「錦織」が役名になったことに少なからず縁を感じます。*2

 また、「にしこおり」の読み方に新鮮さを感じるドラマ視聴者の方もいらっしゃったようです。地域によって、「にしきおり」「にしこり」「にしごおり」~他、様々な読みがあります。島根県内でも複数の読み方がありますが、出雲エリア、荘原地内では「にしこおり」読みが多いです。

*11999年斐川町有線放送電話番号簿より(PDF/347KB) 渡部和夫氏調べ

*2ばけばけの制作に斐川町出身で荒神谷博物館館長の藤岡大拙先生が関わってらっしゃいます。番組のテロップにも『松江風俗考証 藤岡大拙』と出ていたようです。 「にしこおり」の読み方も、島根出身の錦織なら「にしこおり」であると、藤岡先生がこだわられた部分と伺いました(10/29追記)

 

それにしても、佐野史郎さん演じる江藤知事の見事な出雲弁(松江弁)。違和感なく耳になじんで聞こえてきました。「にしこおりくん(にしこぉりくん)」のイントネーションにしびれました。さすがです。

 

(深掘り) 汽船と八雲

明治期に運航していた蒸気船に乗って、八雲とセツは荘原の地を訪れています。

ばけばけでも八雲が初めて登場するシーンで汽船がありましたね。

ドラマでは、松江の地に着いたヘブン[八雲]。史実では1890年(明治23年)8月30日で、汽船で初めて荘原に来るのが9月13日です。

ばけばけでは10月29日放映で到着から一夜明けた朝となっていますので、ヘブン[八雲]が荘原の地におり立つまであと10日あまり!荘原を訪ねるシーンがあるのかな???あると良いな。

蒸気船 松江浦丸(ずんごうまる) 

大きい画像はこちらをクリック(JPG type/671KB)

現在の地図に重ねて

荘原の玄関 蒸気船発着場(現在の地図に重ねて)

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所在地(Yahoo!マップ)

当時の合同汽船ダイヤ表

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 ※参考:当時の鉄道 ・明治41年(1908)に山陰本線の米子-松江間が開業。明治43年(1910)6月に松江-荘原、10月に~出雲間延伸開通。


【まちづくり部作成の資料】 資料をクリックしてください

 まちづくり部では、懐かしい『あの日の荘原』の資料を集めています。令和2年以降にまとめた資料をコミセンロビーで分類・展示したり、広報誌で紹介したりしています。

 〔荘原コミュニティセンター まちづくり部〕

 

【リンク】

 小泉八雲記念館公式(松江市)

 松江歴史館(松江市) 各種公式SNSでドラマの内容をより深掘りしてあります。

 しまね観光ナビ ~小泉八雲とセツが愛した島根ゆかりの地をめぐる~

 連続テレビ小説「ばけばけ」公式ページ

 

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