ここから本文です。

市政提案(「出雲らしさ」について)        

受付日

令和6年(2024)

3月4

回答日

令和6年(2024)

3月19日

担当課

建築住宅課

意見の内容   「出雲らしさ」とか「島根らしさ」という概念を普通に使っています。しかし、例えば出雲らしい町並み、家並みは失なわれています。JR出雲市駅前から見ると、正面(北方向)に北山が昔と同じように見えますが、その風景は出雲らしい風景だと思います。北山は変わりませんが、駅前から見える町並み家並みは全く変わってしまいました。その風景は全国どこにでもあるものとほとんど一緒です。
  出雲らしくは、けっしてありません。もし「出雲らしさ」ということが大事であり、それを残していくことが必要であるとすると、それは何なのでしょうか。市長のお考えを伺います。
回答の内容

  本市は、南北の山並み、荒々しい海岸線をもつ島根半島、広大な宍道湖や神西湖、斐伊川などの美しい自然景観と出雲大社をはじめとする多くの神社仏閣、平田木綿街道、大社門前町の街並み、築地松の散居景観など、気候、風土、歴史に根ざした歴史的・文化的景観資源を有しています。これらは、出雲固有の景観資源であり「出雲らしさ」を象徴するものと考えています。
    このような出雲らしい自然資源、歴史文化資源の保全や活用のため、「出雲市景観計画」を策定し、地域の方と合意形成を図りながら、きめ細やかな景観形成基準を設け、自然資源との調和がとれた景観形成に努めるほか、歴史的な街並みの保全や形成を促進するため、建築物や外構等の修景助成を実施してきました。また、出雲平野の築地松散居景観を保全し次世代に伝えるため、築地松の剪定や防除にかかる維持管理費への助成や陰手刈り職人の後継者育成にも取り組んでいます。一方で、新しい時代をひらく様々な整備や計画が進む市街地は、変化の激しい地域であり、商業施設や公共施設が集積するとともに、多くの市民が住む地域であるため、より快適な住環境づくりを進めるとともに、様々な景観要素に秩序をもたせ、洗練された都市景観の創造に努めることが重要と考えています。
   ご意見のあったJR出雲市駅前から北方向を見る街並み風景は、街路事業のなかで地域住民の方と意見交換を行いながら整備が進められ、電線の地中化や屋外広告物の整理、緑化の推進などで、ゆとりある歩道空間が設けられるなど、本市の中心市街地の活性化につながる新たな景観資源となっています。
   これからも、出雲らしい自然景観・歴史文化資源の保全や新たな景観資源の整備を図っていくため、市民や事業者の皆様の意見を伺いながら連携・協力して良好な景観づくりに取り組んでいきます。

  • 印刷する

このページを見ている人はこんなページも見ています

    このページに関する
    お問い合わせ先

    総合政策部 広報課

    電話番号: 0853-21-8578 FAX番号:0853-21-6509

    メールアドレス:kouhou@city.izumo.shimane.jp