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【R6.2.9~10】Izumo観光アイデアソンを開催しました(観光課)
令和6年2月9日(金) ~10日(土)、「Izumo観光アイデアソン」を開催しました。これは出
雲市内外から参加者を募り、出雲市と市内事業者の抱える観光課題・地域課題についてチー
ムに分かれて調査・検討し、最後にその成果を報告するというイベントです。取り上げた課題
について解決の糸口を得ることはもちろん、人材発掘や関係者間のネットワーク構築も狙い
としました。
●アイデアソン開催の背景
出雲には、出雲大社をはじめとする歴史・文化遺産や、海・山・湖といった美しい自然・景観
など、多くの観光資源が存在しています。しかし、せっかく訪れた観光客が宿泊せずに、ただ
名所を見物し通過してしまう「通過型観光」に陥っていることが大きな課題だとされていま
す。また、知名度の高い名所以外の観光スポットや特産品については出雲大社ほどに浸透
しておらず、訪問箇所数や消費額単価も伸び悩んでいます。
さらに、上記の課題解決に必要な観光客・宿泊客に関するビッグデータの収集・整備も追い
つかず、データに基づいた効果的な施策を打つことも困難です。
こうした状況を打破するには、新しいアイデアの発見やまだ見ぬ人材の発掘、関係者間の連
携強化が不可欠だと考えています。そこで、これら欠けているピースを埋めるため、「Izumo
観光アイデアソン」を開催しました。
今回は参加者を5つのグループに分け、次の課題に取り組んでいただきました。
・一畑電鉄の利用者減|一畑電車を活用した新しい体験づくりの提案
・出雲市駅周辺の賑わいがない|出雲市駅周辺の旅行者の過ごし方バリエーションの提案
・出雲=薬膳の認知が低い|「出雲国風土記」を根拠とした「薬膳」認知度向上の提案
・トキの認知度が低い|トキの放鳥に備え市内外に向けた認知度向上の提案
・地域のコワーキングスペースの利用者が偏る|市内外の人が多様に交流できる”場”の情報発信方法の提案
●参加者による報告と報告会のようす
課題に対する報告のタイトルと報告を行ったグループ名は次のとおりです。
課題 |
報告タイトル |
グループ名 |
一畑電鉄の利用者減 |
Bataden+1 Plan |
鉄路マンばたでん |
地域のコワーキングスペースの利用者の偏り |
平田のすずかけ荘を観光ハブへ |
すずかけ荘おたすけ隊 |
出雲=薬膳の認知度 |
Well-Beingと薬膳 自分を見つめる旅 |
Team DRUCKGR (ドラッガー) |
出雲市駅周辺の活性化 |
終わりよければさらによし! ~チェックアウト後満喫ツアー~ |
駅ぜん 花にぎわい チーム |
トキの認知度 |
出雲のトキ |
ミコトッキ―チーム |
2日間という限られた時間でしたが、各チームはフィールドワーク・リサーチ・プレゼンテー
ション資料作成に精力的に取り組み、いずれも劣らぬ素晴らしいご報告をいただきました。
報告会当日、会場には大変多くの方がお出かけくださり、立ち見も出るほどでした。報告
後の質疑応答も熱を帯び、課題に対する関心の高さが窺えました。
参加者の皆様・ご来場くださった皆様には、この場をお借りして感謝申しあげます。誠に
ありがとうございました。
○Izumo観光アイデアソン開催概要
【開催日】2024年2月9日(金)・10日(土)
【集合・開催場所】Izumonomad(出雲市今市町2065 パルメイト出雲1F)
【受付開始時間】2月9日(金) 9 : 30
【参加費】無料 *交通費・宿泊費・食費は自己負担
【主催】株式会社SAMI Japan
【共催】出雲市、ソニーデザインコンサルティング株式会社
【発表会日時】2月10日(土) 16:00-18:00
【発表会会場】ビッグハート出雲(出雲市駅南町1丁目5番地)|黒のスタジオ
○当日タイムスケジュール
【2月9日(金)1日目】
09:30-10:00 受付
10:00-11:00 開会式&課題の詳細説明
11:00-12:00 自己紹介&チーム作り
12:00-18:00 アイデアソン(ディスカッション、リサーチ&フィールドワーク)
19:00-21:00 交流会(@ユース出雲|出雲市大津朝倉1-6-11)
【2月10日(土)2日目】
09:00-16:00 アイデアソン(リサーチ&フィールドワーク、プレゼン資料作成)
16:00-18:00 報告会、審査、講評