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麻しん(はしか)にご注意ください!
麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる感染症です。
麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強いと言われており、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症します。(1人から12人~14人に感染させる力があります)
現在、麻しんは海外における流行が報告されており、国内においても、海外からの輸入症例を契機とした感染事例が報告されています。 今後、輸入症例や国内における感染事例が広がる可能性も懸念されています。 |
麻しんの症状
感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。
麻しんを疑う症状(発熱、発疹、咳、鼻水、目の充血等)が現れた場合は、必ず事前に医療機関へ連絡し、麻しんの疑いがあることを伝えてください。受診の際は公共交通機関の利用を控えて医療機関の指示に従って受診してください。
麻しんの感染予防(予防接種)
麻しんは感染力が強く、空気感染もするため、手洗い、マスクのみで予防はできません。麻しんの予防接種が最も有効な予防法といえます。また、麻しんの患者さんに接触した場合、72時間以内に麻しんワクチンの接種をすることで、麻しんの発症を予防できる可能性があります。詳しくは、かかりつけの医師とご相談ください。 また、定期接種の対象者だけではなく、麻しんの罹患歴がなく、2回の予防接種歴が明らかでない方は予防接種を検討してください。(接種履歴は母子手帳をご確認ください。)
麻しんワクチン(主に接種されているのは、麻しん風しん混合ワクチン)を接種することによって、95%程度の人が麻しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。また、2回の接種を受けることで1回の接種では免疫が付かなかった方の多くに免疫をつけることができます。
麻しんワクチンの定期接種(公費による接種)の対象者
対象者 | 接種期限 |
満1歳から2歳未満の子 | 2歳の誕生日の前日まで |
年長児 (令和5年度:平成29年4月2日~平成30年4月1日生まれ) |
小学校就学前の1年間 (令和5年度:令和6年3月31日まで) |
定期接種の対象者は、無料で接種できます。早めに予防接種を受けましょう。
※「麻しん風しん混合ワクチン」での接種となります。
任意接種
上記の定期接種対象者以外の方がワクチン接種をする場合は、任意での接種(費用は自己負担)となります。
島根県医療機能情報システムで島根県内の医療機関の情報が検索できます。
<県内の予防接種を実施している医療機関の検索方法>
※「医療機能から探す」-「予防接種」を選択し、項目名「麻しん」または「麻しん及び風疹の二種混合」とし、検索条件を指定してください。
海外に行く方へ(「麻しん(はしか)」は世界で流行している感染症です。)
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