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市政提案(一畑電車新車両の製造費増額について)

受付日 令和5年(2023)
2月6日
回答日 令和5年(2023)
2月16日
担当課 交通政策課
 意見の内容


 一畑電車の新車両4両の製造費が増額になり、本市の負担額が3億6100万円増額になるとのことです。一畑電車の車両、橋、レール等の維持に本市、松江市、県、国が補助をしていますが、なぜ電車でなくてはいけないのかが理解・納得できません。
 バス等に転換した場合、本市ほかの負担がどうなるのかの比較検討もされないままに、超長期間補助し続けています。
 一畑電車ありきだと言わざるをえません。
 また、本市、松江市民だけでなく、その他の県民も負担して支えていますから、一畑電車(株)の責任として、「要約貸借対照表」の公表を沿対協として求めるべきです。

 

 回答の内容


 一畑電車への支援については、「上下分離方式」により上部にあたる運行・運営を一畑電車(株)が行い、下部にあたる鉄道施設の部分を、島根県、松江市及び出雲市で組織する一畑電車沿線地域対策協議会で支援を行っています。
 この度、本協議会で策定した一畑電車支援計画の内、新造車両4両の更新について、更新費の増額(出雲市負担額1億4,000万円の増)及び納期の延長が見込まれるため、計画の一部を変更いたしました。
 増額の主な理由は、昨今の資材高騰という外的要因であり、輸送の安全性、利用者の利便性を確保するためには、やむを得ない措置と考えています。
 ただし、一畑電車への支援は、一畑電車(株)が行う今後の取組や経営改善に係る目標等について随時説明を求めつつ、進捗状況の報告、決算報告を受けながら支援を行うこととしております。
 バスへの転換については、これまでも議論されており、年間約140万人を輸送するコストをはじめ、利用者の利便性、道路の渋滞緩和やCO2の削減等、社会的便益を含め検証した結果、現在の上下分離方式を採用しております。
 一畑電車は開業以来100年以上にわたり、沿線住民の生活を支える公共交通として、また、観光客の移動手段として大きな役割を果たしてきました。
 一畑電車を残していくことの重要性・必要性について、ご理解を賜りたいと考えます。

 

 

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