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市政提案(市立総合医療センターのPET-CT装置の売却について)

受付日 令和4年(2022)
12月14日
回答日 令和4年(2022)
12月23日
担当課 病院総務課
 意見の内容


 平成12年に導入したPET-CT装置は、本年3月に使用を中止し、このたび一般競争入札により売却されるとのことです。
1.PET-CT検査業務を終了したのはなぜですか。
2.PET-CT検査者数は、平成13年度及び令和3年度は、それぞれ何人ですか。
3.市立病院として患者が平田地域に片寄っていることも考えあわせると、存続そのものを考える必要があると思います。 
 

 回答の内容


1について
 PET-CT装置は、がん診断に用いる医療機器で、放射性薬剤を体内に投与し、分析を特殊なカメラで画像化することで、全身を一度に調べることができる装置です。
 平成23年1月から稼働(10年経過)し、近隣の医療機関との共同利用によるがん診療やPET-CTドックでおよそ延べ9千人の方にご利用いただいていますが、出雲医療圏において新たにPET-CT装置が導入された影響も受けて、近年の利用者数は減少傾向が続き、利益も減少傾向となっていました。
 PET-CTドックでのがんの早期発見は、予防医療において大きな役割を果たしてきていますが、耐用年数(6年)を超過し、老朽化によるメンテナンス費用増大の懸念や近隣医療機関からの検査依頼を確保することが難しい状況にあることから、令和4年3月末をもってPET-CT装置の運用を終了しました。

2について
 平成13年度はPET-CTはまだ導入されていません。
 平成22年度以降の件数は、下記のとおりです。  

年度 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 R1 R2 R3
診療  71 580  795 873  763  755  724  742  657  561  249  53 
ドック  265   359 168  204  237  184  138  116  74  65  106 
計  71  845   1,154 1,041  967  992  908  880  773  635  314  159 


3について
 総合医療センターは、地域包括ケア病棟の設置、在宅医療の推進、2次救急医療の提供、市民の健康つくりの強化、行政と協働した医療・介護連携の推進などを実施し、出雲圏域の地域包括ケアシステムを支える役割を果たしており、新型コロナウイルス感染症にも対応しています。
 新型コロナウイルス感染症の対応について、入院については令和3年8月末に県から「重点医療機関(一般医療機関)」に指定されており、新型コロナウイルス感染症患者の入院受入を開始して以降、県内各地から延べ2,500人以上の患者様を受け入れており、現在も入院患者様がいらっしゃいます。また、外来診療については、「診療検査医療機関」として、新型コロナ患者の外来診療や保健所から依頼される行政検査等を行っています。平日・休日・夜間を問わず、数多くの患者様に対応しており、延べ5,000人以上の患者様を診察しています。
 外来・入院患者については、高齢者が多く、立地上平田地域周辺が中心となっていますが、健診については、出雲市内を中心に各地域から利用していただいており、健診利用者の約7割は平田地域以外からの利用者となっています。また、PET-CTエリアについては、健診機能の拡張を考えており、PET-CT室エリアに産婦人科外来を移設し、健診センターと一体化させることで、女性の受検者の移動をなくし、乳がんや子宮がんなどの女性特有の疾患の診療・検診を行うレディースフロアを確保することで、女性の方にリラックスして検査を受けていただける環境整備を行う予定としております。令和3年6月から新たに「心臓ドック」開設しました。従来から実施している「すい臓がんドック」「脳ドック」「プレミアム乳がん検診」等さまざまなメニューをご用意しております。ぜひご利用ください。
 今後も、関係医療機関等との連携を図りながら、出雲医療圏で果たすべき役割を着実に実行してまいります。
 

 

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