1について
新体育館の敷地造成高について、現地の洪水ハザードマップ上の浸水高が海抜7.5mとなっており、建設地の前面道路が海抜5.5mであることから約2mの造成を行います。
2について
新体育館の高さについて、事業者からの提案段階では地面から約17mとなっています。
3について
1点目の敷地造成高について、新体育館建設地の浸水高が以前の基準では前面道路から1.5mであったものが、平成30年に洪水ハザードマップの見直しがあったことを受け、この基準に合わせ防災安全上の観点から前面道路から約2mの造成高としたものです。
また、2点目の新体育館の高さについて、出雲市景観計画に定める「島根県立大学出雲キャンパス周辺景観形成地域」における景観形成基準は、島根県立大学の立地を契機に、鳶巣・川跡地区に「景観形成検討委員会」が立ち上げられ、地域の指定、基本目標、景観形成基準などが審議され、市と地元が合意のもとに定められたものです。
こうしたことから、平成31年3月に地元である鳶巣・川跡地区に出かけ、各自治協会等役員の方々に説明し、新体育館の高さが15メートルを超える可能性があることについて、ご意見を伺ったところです。
また、市全体の良好な景観の創造に関する重要な事項について調査及び審議する出雲市景観審議会にも同様にご意見を伺いました。
いずれも「高さ制限よりも、新体育館の機能をきちんと確保したうえで、北山を背景とした出雲らしい田園風景や隣接する島根県立大学出雲キャンパスなどと調和したデザインとしてほしい」というご意見をいただきました。
さらに、PFI事業者の募集段階には、募集資料(出雲市新体育館整備運営事業要求水準書)の中に景観の項目を設け、「出雲市景観計画の景観形成基準を遵守し、平成30年度・令和元年度出雲市景観審議会議事録に沿った計画とすること」などを必須条件としPFI事業者から提案を受けたところです。
このように、これまで新体育館の景観については、地元や出雲市景観審議会などからご意見をいただきながら進めてきております。
新体育館建設にあたっては、今後も景観に配慮しながら進めてまいります。
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