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韓竈神社
スポット概要
出雲国風土記には「韓銍社(からかまのやしろ)」、延喜式神名帳には「韓竈神社(からかまのかみのやしろ)」と記載されている古社で、近年は県外からも多くの観光客の方が訪れます。
社名のカラカマのカマは、祭神の素盞嗚命(すさのおのみこと)が、新羅から植林法やタタラ製法、鍛冶技術などの鉄器文化を伝えたことから「釜」や「溶鉱炉」を意味するとも言われています。
韓竈神社の参道は険しいことでも有名です。駐車場から800メートルほど進むと、右手に韓竈神社の鳥居が現れます。そこから300段の石段を登り、幅45cmほどの岩の間を通ってやっと御本殿にお参りできます。お越しの際は、ズボンやスニーカーなどの軽装がおすすめです。舗装がなく、携帯の電波も届かないところにありますので、ご注意ください。
韓竈神社の御朱印は鰐淵コミュニティセンターでいただけます。
地域が誇るおすすめポイント
拝殿での例祭
地元の方が普段からお参りできるよう、韓竈神社の拝殿は集落の中にあります。山中のため見えませんが、拝殿の後方には御本殿が位置しており、拝殿を拝むことで御本殿を拝むのと同じ御利益があるとされています。
拝殿で行われる秋の例祭では、隔年で唐川神楽が奉納されます。唐川神楽は出雲市指定無形民族文化財に指定されており、11月2日の夕方から翌朝未明まで全ての演目が舞われます。
岩船伝説
韓竈神社の鳥居の近くにある大岩は、新羅から植林法や鉄器文化を伝えられるときに素盞嗚命が乗られた船であると言われています。
また、武蔵坊弁慶も修行したと言われている鰐淵寺を開いた智春上人(ちしゅんしょうにん)を3人の老翁が船で出迎え、鰐淵寺へと案内された後、老翁たちは乗っていた船の船具を分配し、船の舳先が韓竈神社の「岩船」に、帆柱が諏訪神社(出雲市別所町)の「帆柱石」に、船の帆が旅伏山(出雲市国富町)の「帆筵岩」になったと伝えられています。なお、帆柱岩は地滑りのため現在は無くなってしまいました。
スポットの場所
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お問い合わせ先
鰐淵コミュニティセンター
T E L :0853-66-0001
F A X :0853-66-0059
E-mail:wanibuchi-cc@local.city.izumo.shimane.jp