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蚊やダニに注意しましょう!【健康増進課】
蚊やダニに咬まれたことによりかかる感染症(蚊媒介感染症、ダニ媒介感染症)があります。
自宅周辺はもちろん、農作業をする人やキャンプなどで野山に出かける人は特に気を付けましょう。
(令和5年9月4日 「デング熱」についての記載を追加しました。)
蚊媒介感染症について
蚊媒介感染症とは、病原体を保有する蚊に刺されることによって起こる感染症のことです。
主な蚊媒介感染症には、ウイルス疾患であるデング熱、チクングニア熱、ジカウイルス感染症、日本脳炎、ウエストナイル熱、黄熱、原虫疾患であるマラリアなどがあります。
日本脳炎
日本脳炎は、日本脳炎ウイルスにより発生する疾病で、蚊を介して感染します。以前は子どもや高齢者に多くみられた病気です。突然の高熱、頭痛、嘔吐などで発病し、意識障害や麻痺等の神経系の障害を引き起こす病気で、後遺症を残すことや死に至ることもあります。
毎年実施される島根県の感染症流行予測調査では、県内のブタで日本脳炎ウイルスがまん延し、ヒトへの感染リスクが高くなることが分かっています。
日本脳炎の予防には、ワクチンの接種が有効です。以下の方は予防接種法に基づき、無料で接種することができます。
標準的なワクチン接種スケジュール
法令で定められた時期・回数 | 望ましい時期 | |
1期接種(初回) | 6日以上の間隔を空けて2回接種 | 3歳 |
1期接種(追加) |
2回目終了後、6か月以上空けて1回接種 |
4歳 |
2期接種(1回) | 9歳~13歳未満の期間に1回接種 | 小学4年生 |
デング熱
デング熱は急激な発熱で発症し、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔気・嘔吐などの症状が見られます。発症後2~7日で解熱し、発疹は解熱時期に出現します。患者の一部は、まれに重症化してデング出血熱やデングショック症候群を発症することがあり、早期に適切な治療が行われなければ死に至ることがあります。
今年は熱帯、亜熱帯地域において、デング熱の大規模な流行が報告されており、海外渡航者の輸入症例等が増加する可能性があります。
- やぶなどの蚊がいそうな場所にいくときは、肌を露出せず、虫除けスプレーを使用するなど、蚊に刺されないよう注意しましょう!
- ジカ熱やデング熱の流行地に渡航する場合は、現地で蚊に刺されないように注意しましょう!
厚生労働省リーフレット「感染症の運び屋 蚊からバリアーで身を守れ!!!」(PDF/161KB)
ダニ媒介感染症についいて
ダニ媒介感染症とは、病原体を保有するダニに咬まれることによって起こる感染症のことです。
中でもマダニに咬まれることにより感染する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」や「日本紅斑熱」の報告が増えています。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
SFTSウイルスを保有しているマダニに咬まれたことにより感染する病気です。
主な症状は発熱、消化器症状(嘔吐・下痢)で、重症化し、死亡することもあります。
感染してから6日~2週間で発症します。
※SFTSについては、犬や猫などのペットへの感染例も報告されおており、 ペットのいる家庭においても注意が必要です。
日本紅斑熱
主な症状は発熱(高熱)や頭痛、関節痛、体幹部や手足の発疹です。まれに死亡すること
もあります。感染してから2~10日で発症します。
予防について
★マダニの活動が盛んな春から秋にかけては、マダニに刺される危険性が高まります。
◎長袖、長ズボン、帽子、手袋などを着用し、肌の露出を少なくする。
◎マダニに効く防虫スプレーを使用する。
◎帰宅後は、すぐに入浴し、マダニに吸血されていないか確認をする。
もし、マダニ等に咬まれたら・・
★もし、マダニ等に咬まれたら・・・
無理にダニを取ろうとはせず、そのまま医療機関を受診してください。
また,咬まれた後数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状がある場合には早めに医療機関を受診してください。
★詳しい内容は、下記をご参照ください。
厚生労働省ホームページ(ダニ媒介感染症について)
国立感染症研究所ホームページ(マダニ対策、今できること)
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電話番号: (0853)21-6829 FAX番号:(0853)21-6965