北前船の港まち うさぎを歩こう     

   

北前船の寄港地だった時代の面影が残り、赤瓦の美しい家々が立ち並ぶ鷺浦地区。銅山で近代まで栄えた小さな漁村・鵜峠地区。歩いているだけでたくさんの発見や楽しみ出会えます。

  北前船で栄えた鷺浦 
鷺浦の家並み【さぎうらのいえなみ】
お墓のさかを少し登ると鷺浦全体の家並みが見えます。赤い石見瓦の屋根が連なり、後ろの山の緑に映えて素晴らしい景観が望めます。
鷺浦の風景【さぎうらのふうけい】
路地の間から見える海の風景は北前船の寄港地だった時代の面影が残り、風情あふれています。 
柏島【かしわじま】
鷺浦港に冬の荒波を塞ぐためにできたかのような島です。この島に柏島神社(通称権現さん)が祀られています。スサノオ命と事代主命を合祀して、海上安全と豊漁を祈念し、毎年7月31日にお祭りをします。この時見る夕日は、天下一品です。
伊奈西波岐神社【いなせはぎじんじゃ】
出雲風土記以前に創建された社と推考されています。出雲大社摂社で本殿は、大社造りそのものです。大正12年に県社に昇格、祭神は稲背脛命、合祀神は稲羽白兎神・八千矛神・稲羽八上比売命です。国譲りの時のお使い役とか疱瘡の神としてご利益があるといわれています。
鷺浦隧道【さぎうらずいどう】
昭和10年に地元の人たちが岩盤を手掘りで作ったトンネルです。ここから鷺浦の中心街道の風景が、写真のスポットとして人気の箇所です。
鏝絵【こてえ】
塩田屋の軒下に、鏝絵の本場仁摩の職人に造らせた、今にも壁から飛び出すような立派な丹頂鶴の傑作です。
文珠院 汗かき仁王 【もんじゅいん あせかきにおう】
山門両側に安置されている粗流玄武岩に線刻された仁王像です。石の表面に水滴ができる様が、汗をかかれたように見えることから、汗かき仁王と呼ばれています。仁王さんが汗をかかれると雨か火事になると言われ、特に火の元に注意したそうです。
向柏寺の地蔵【こうはくじのじぞう】
近隣住民のお世話で今も大切に守られており、毎年7月31日にはお祭りがあります。多岐の漁師さんが時化で流され、暗くて方向が分からない時に、お地蔵さんの灯明が目に留まり、無事入港でき、難を逃れたそうです。今でもその子孫がお参りに来られます。
塩飽屋【しわくや】
江戸時代、瀬戸内塩飽島でつくられた塩の問屋として財をなしたといわれ、また屋号の由縁ともなっています。小庭の松は、皮が非常に分厚い珍しい古木です。
塗り格子 虫籠窓 【ぬりごうし むしごまど】
古民家浜古屋の漆喰壁の一部に設けられた、格子も漆喰で覆った珍しい窓です。
八千代川【やちよがわ】
八千代川にはカジカガエルがいます。口笛のような美しい声で5月頃から鳴きます。6月中には竹灯篭でライトアップした川でカジカの美声を楽しむ観賞会を開催しています。
夢の森うさぎ  キャンプ村
2023年4月17日リニューアルオープン!海と山に囲まれた豊かな自然の中で過ごし方に合わせた5種のコテージとキャンプサイトを備えています。
銅山で賑わった鵜峠 
鵜峠の港【うどのみなと】
防波堤から見た鵜峠の港の風景町です。
こじんまりとした美しい港です。
防波堤では小あじやイカが釣れるので、年中釣り人が絶えません。
鵜峠の家並み【うどのいえなみ】
屋根の天辺に煙出しの小屋根がある家があります。台所の煙や水蒸気を抜いていましたが、こうした家も、屋根替えの度になくなってきています。家が密集しており、路地を散策すると楽しいです。
面坂【おもてざか】
面坂トンネルの東側出口から見た風景です。ここから鵜峠の町並みが見え、その向こうに十六島(うっぷるい)が見えます。
仏照寺【ぶっしょうじ】
浄土真宗道場として、大正3年建立されました。年4回の法座が行われています。
西方寺【さいほうじ】
11面如意輪観世音菩薩が安置されており、33年毎に開扉行事がなされています。
令和元年5月に、盛大に法要がなされました。
大宮神社【おおみやじんじゃ】
級長津彦命(しながつひこのみこと)が祭神です。1500年頃の創建で、明治5年に村社に列せられました。北前船絵馬も奉納されています。
格子戸【こうしど】
伝統的な日本建築の一つで、家の外と中を隔てる格子戸は、通風と採光の機能を併せもっています。北前船寄港地として栄えた往時を忍ばせます。
薬師堂【やくしどう】
薬師如来立像が2体安置されています。疫病や母乳の霊験あらたかな薬師として、以前は中四国各地からの参詣者も多かったようです。
恵比寿様【えびすさま】
鵜峠地区の恵比寿様は従来小高い山の上にありましたが、地区民の高齢化と参道の自然崩壊のため、恒例の祭典執行が困難になり、やむなく麓におりてもらいました。平成17年4月3日に盛大な遷宮が行われました。
飯盛島【いいもりじま】
越の目(こいのめ)トンネル付近から見た飯盛島の風景です。遠くには十六島(うっぷるい)半島にある風力発電の風車が見えます。

  鵜鷺の見どころを、ごく一部紹介しましたが、上記のほかにもまだまだたくさんの見どころがあります。パンフレット(左写真)を片手に、ぜひ鵜鷺を歩いてみてください。海と山の自然を感じながら、きっと素敵な発見ができるはず。

古民家での民泊
輪島屋(鷺浦の海岸に立地)
 

古民家を一軒貸切るという形になりますので、食事の準備やゴミの持ち帰りは宿泊者様でお願いします。 お問合せは「鵜鷺げんきな会」(携帯 090-7992-5236)まで

出雲大社の北にある海辺の町、鷺浦では漁船によるクルージング体験が行われています。地元の漁師さんが船を出し、洞窟探検・島めぐり・サンセットクルージング・漁火鑑賞・海ホタル(夜光虫)鑑賞・黄泉の洞窟探検・魚釣りなど、季節やご希望に応じたコースをご案内しています。

また、梅灘湾でシーカヤック体験もできます。 なお、魚釣りとシーカヤックは初心者向けです。

 お問合せは「鵜鷺げんきな会」(携帯 090-7992-5236)まで