施設紹介

施設の紹介

総括目標
 ふるさとを愛し、お互いが理解し合い、
 活力と夢のある鰐淵を実現しよう。

鰐淵コミュニティセンター機構図

鰐淵コミュニティセンター専門部

特色

1.地勢
出雲市の北部に位置し、北は日本海に臨み、南西は弥山(495.4メートル)、鼻高山(536.3メートル)等の山岳におおわれ、東は県道鰐淵寺線により、市内各地と交流すると共に、国道431号線に通じている。
鰐淵コミュニティセンターから旧平田市街地まで9キロメートル、出雲市街地まで18キロメートルの距離にある。
鰐淵地区は、海岸に臨む河下町・猪目町、山に囲まれた唐川町・別所町の4町があるが、地
区の86パーセントを山林が占めている。

2.人口                (令和2年4月現在)
河下町   134世帯  382名(男185名・女197名)
唐川町    50世帯  137名(男 69名・女 68名)
別所町    16世帯   38名(男 18名・女 20名)
猪目町    29世帯   56名(男 27名・女 29名)
合 計    229世帯 613名 

3.産業
耕地は30ヘクタール程度であり、唐川町を中心に茶の栽培が行われている。河下町・猪目町では沿岸にて漁業を営む者もあるが、全地域を通じて地区外へ勤務するものがほとんどである。
当地区は、江戸時代より鉱山があり、銅・亜鉛・石膏等を採掘しており、従業員も1000人を擁し、旧平田市の主要の産業として栄えたが、昭和53年閉山した。現在当地区には、工業材料を製造する会社の工場と建設資材等に使用される採石場(2事業所)がある。

4.歴史・史跡
猪目町には、出雲風土記に「黄泉の穴」と記され、縄文時代から弥生時代にかけての埋葬と生活の遺跡があり、国指定の史跡になっている。
別所町には、推古2年(594)に推古天皇の勅願で智春上人によって創建された天台宗の古刹鰐淵寺があり、中世には杵築大社(出雲大社)の別当寺として権勢の座にあり繁栄した。鰐淵寺は長い歴史を今に伝え、多くの文化財を有し、境内288ヘクタールは、国史跡に指定されている。また、弁慶伝説でも知られ、秋の紅葉はすばらしい。
唐川町には、韓竈神社があり岩船伝説や鉄器文化伝承等が伝えられている。
河下町には、江戸時代末期に日本海警備のため築造された台場跡が残っている。

5.その他
唐川町では、お茶の里として特産の唐川茶による地域おこしを実施しており、毎年5月の最終日曜日に「唐川新茶まつり」を開催し、3000人以上の人がお茶の里を訪れる。
鰐淵寺は、観音霊場として、もみじの名所として、観光地として多くの来訪者がある。
春には「弁慶まつり」が、全山紅葉で包まれる秋には「紅葉まつり」が開催され賑わう。
河下港は石膏の積出港として栄えたが、鉱山閉山後は採石の積み出しが行われている。平成19年には5000トンバースが増設され、今後の利用が期待されている。
また、河下町を流れる唐川川にはサケが遡上し、鰐淵小学校の児童により川の水質調査や清掃が実施されている。
猪目町の猪目川には、「カジカガエル」が生息しており、鰐淵小学校猪目分校の児童により研究および保護が続けられている。
河下町には、後醍醐天皇の隠岐からの無事脱出を願って始まったとされる河下盆踊りが伝承され、出雲市指定無形民俗文化財に指定されている。
また、河下町・唐川町・猪目町にはそれぞれに歴史のある獅子舞も伝承され、秋祭りに奉納される。
そして、唐川町・猪目町には神代神楽が伝承されており、唐川神楽は出雲市指定無形民俗文化財に指定されている。