この時期になると消防団員は出雲市消防団操法大会に出場し、上位入賞を目標に選手だけでなく応援団員、指導部も汗を流して取り組みます。 ここでは「そもそも操法大会とは何?」「選手はどんなことをするの?」といったことを簡単にご説明したいと思います。 |
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◎消防操法とはなんのこと? 消防団員は火災消化のため消防ポンプ車や小型ポンプ車(可搬ポンプとも呼ばれ、持ち運びできる大きさの消防用ポンプです)の取り扱い及び操作の手順を習得する訓練を行います。 この操作の一連の流れを『消防操法』と呼んでいます。 |
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主にこの3点を重点的に行います。 |
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消防操法は実際の火災現場での消化を想定して行われ、全国規模での消防操法大会を実施されています。 現在はこの全国大会に向けた地方予選勝ち抜きのために訓練しています。 |
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大会では開始から目標(火点)を落とすまでのタイムや、姿勢などを点数計算して順位をつけます。この姿勢というのが大切で、指先が曲がっていたり開いていたり、足が揃っていなかったりすると即減点になるという厳しさです。 |
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各番員ごとに審査員がつき、「既定の線にはみ出していないか」「姿勢はきちんとキレイな姿勢か」「器具の管理操作は適切か」などをたくさんの審査個所を入念に審査されます。 |
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また各番員だけでなく「チーム全体の士気は高いか」「号令の声の大きさや気迫はどうか」「全体の動きは揃っているか、美しいか」など総合と呼ばれる審査基準を加え、各分団の得点を算出します。 上津地区は過去には出雲市大会で優勝をしたこともあります。 先輩団員に負けないよう現在の団員も日々訓練に励んでいます。 |
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◎出場選手の役割は? | ||
それぞれの役割は・・・ |
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指揮者: 操法における主要な号令を行い、各選手を統制します。 チーム全体の士気に関わる気合の入った号令や火点を落とす際ブレない放水がキーになります。 |
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一番員: 小型ポンプに3本のホースを結合し、いち早く指揮者からの号令をポンプの操作をする三番員に伝える役割を持ちます。 ポンプからの送水が出来るだけ早く送られるためには、いかにホースを正確に投げ結合するか、いかに早く三番員に伝達するかという、とにかくスピードと正確さが求められます。 |
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二番員: 三番員と協力し、ポンプから送水が出来るようにするために重要な吸管の操作を主に行います。 また吸管操作後は一番員と並び、とび口を運搬・操作します。 |
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三番員: 二番員と協力し吸管の結合を行い、一番員がホースを結合し放水の伝令を受けた後、ポンプを操作して火点に向けて送水を行うことが役割です。 放水の水圧も厳密に基準が設けられ、出来るだけ早く送水するために水の流れを見ながら水圧を調整します。 |
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いかがでしょうか。 消防団の活動として操法大会とは何か、各選手はどんな役割を持っているかなど簡単に説明させてもらいました。 それぞれの選手にはもっと細かい役割やポイントがたくさんありますが、とにかく大変な活動に取り組んでいることがお分かりいただけたでしょうか。 上津分団のために精一杯訓練を日々しています。もし選手の団員と会うことがあれば、ぜひ応援の言葉や励ましをしてやってください! |