新体育館の整備につきましては、既存の市立体育館には次のような課題などがあることから、長期的な視点に立ち、総合的に判断した結果、市民のスポーツ活動の拠点となる新体育館の整備をすることといたしました。
○2市5町が合併し17万都市となったことにより、各競技団体の規模が大きくなり、大会運営等に支障をきたしており、17万都市にふさわしい規模の拠点となる体育館がないこと
○「出雲市公共施設のあり方指針」において、老朽化の著しい、出雲体育館、平田体育館、斐川第2体育館について、廃止の方針となったこと
○既存の市立体育館には、大会等の運営に必要となる、選手控室、大会役員室のほか、多目的室、キッズルーム、授乳室、多目的トイレがないなど、多様化する市民ニーズに対応するうえで機能面に課題があること
○市内には県立浜山体育館(カミアリーナ)があるが、全国大会、中国大会などの大規模大会のほか、プロスポーツなど、特に土日祝日は空きがない状態であり、市の拠点体育館としての役割を担うことは困難であること
○今後、市内に約800ある公共施設を全て維持管理していくことは困難であり、体育施設においても効率的・効果的な施設運営が求められていること
今回、昨今の物価高騰等の理由により建設費を増額いたしますが、一方で敷地造成工事にあたっては、造成土に山陰道建設発生土を使用するなど、経費縮減に努めてきたところです。
引き続き経費縮減に努めつつ、この新体育館が「市民に愛され、親しまれ、利用しやすい体育館」となるよう、令和6年4月の開館に向け着実に事業を進めてまいります。
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