出雲の手仕事に触れる|伝統工芸体験会イメージ画像

ー 出雲の手仕事に触れる ー
伝統工芸体験会

出雲の手仕事に触れる
ー 伝統工芸体験会 ー

※このページでは、令和4年度に開催した伝統工芸体験会の様子を紹介しています。
     令和5年度の体験会の募集については、以下リンク先をご覧ください。                    ⇒ https://www.city.izumo.shimane.jp/令和5年度募集


出雲市には、豊かな自然と歴史に育まれた多くの優れた伝統工芸がありますが、生活様式の変化から伝統工芸に触れる機会も減り、認知度が高いとはいえない状況です。伝統工芸を維持発展していくためには、まず市民の方に地元の伝統工芸に関心をもってもらう機会を創ることが必要です。そこで、市民の方へ伝統工芸の作業を実際に体験してもらい、伝統工芸への認知度の向上及び理解を深めてもらう体験会を開催しました。

【開催概要】

  • 日時:令和4年(2022)11月9日(月)14:00~
  • 場所:株式会社おかや おかや木芸(斐川町直江4844-1)ワークショップスタジオ
  • 講師:代表取締役 岡 英司氏、岡 響子 氏
  • 参加費:3,500円(材料代)
  • 参加人数:6名(申込先着順)
おかや社長写真
岡英司氏
おかや工房内
専用の機械や工具がずらり

体験の前に株式会社おかや代表取締役岡英司氏の案内で、工房内の見学をさせていただきました。一枚板にされた木材を乾燥から加工まで一貫して工房内で行われているおかやさん。先代が手作業で建てられたいう工房では、専用の工具を使った職人さんがそれぞれの加工を行っていて、参加者のかたもとても興味深く作業を眺めておられました。

岡響子講師の説明を受ける参加者
体験の説明を受ける参加者のみなさん
おかや木芸房内
個性豊かな黒柿の板

今回制作するのは「黒柿のペン立て」です。

この日は30代~60代までの6名に体験にご参加いただきました。講師の岡響子氏から作業工程の説明を受け、各自好みの板を選んで加工していきます。1枚1枚趣きの違う独特の表情がある黒柿の板を手に取りながら、みなさん選ぶ表情も真剣です。

体験の第一段階は研磨作業です。研磨にはサンドペーパーを使い、粗いものから細かいものへ段階的に使い分けながら板を滑らかに仕上げていきます。「この作業をいい加減にすると決して良い仕上がりにはならない」と岡英司氏。第一段階でありながら肝となる、とても大切な作業です。みなさんそれぞれ板と向き合い、ひたすらに磨きをかけていく長丁場の作業になりました。

おかや木芸房内
岡響子氏(左)
岡響子講師の説明を受ける参加者
磨きをかける作業が続きます
接着した板を固定するためにバンドを巻き付ける
固定用のバンドを取り付け
おかや工房内
左が完成直後、右は仕上げ磨きをかけた後

磨きの終わった板には上になる部分にテープを張り付け、さらに接着剤を使ってペン立ての形に固定していきます。固定用のバンドでしっかり止めてこの日は終了となりました。

この後は、各自持ち帰り、丸一日置いて接着剤を完全に乾かしたあと、きめの細かいサンドペーパーで仕上げの磨きをかけて完成です。

参加者のかたがたは「こんなに腕を使ったのなんて久しぶり」、「磨きがこれほど大変だとは思わなかった。組み立てるような作業がメインだと思っていたが、職人さんたちの手間暇はすごい」と口々に述べておられました。

参加者感想抜粋

「大人になって工作をする機会が減り、大変ありがたい時間を過ごせた」

「黒柿の模様がいろいろあり楽しかった」

「自分で苦労して汗水流しながら磨いて作品が出来上がり良かった」

「初体験とても楽しかった」



おかや木芸:https://www.okaya.ne.jp/

-お問い合わせ-

商工振興部 商工振興課
電話 0853-21-6541
FAX 0853-21-6838
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