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腸管出血性大腸菌(O157)による食中毒に気をつけましょう!【健康増進課】

令和5年5月29日以降、県東部を中心に腸管出血性大腸菌感染症(O157)の発生が続いており、出雲保健所管内の社会福祉施設においても感染症患者の集団発生が報告されています。各家庭及び食品調理施設においては、次の事項に注意してください。
  1. 手洗いの励行 人から人への感染を防ぐためには、手洗いが最も大切です。トイレの後や調理前には、石けんと流水で十分に手を洗いましょう。
  2. 家庭において、食肉やレバー等の内臓は十分に加熱して食べましょう。飲食店での牛生レバーの提供は禁止されています。
  3. 焼肉をするときは、生肉用の箸と取り箸を使い分けましょう。
  4. 食品を扱うときの注意:中心部まで、75℃1分間以上の十分な加熱をするとともに、調理した食品はすぐ食べるようにしましょう。

 腸管出血性大腸菌に感染した場合、重症化させないことが大切です。腹痛、下痢、血便等の症状がある場合には、早めに医療機関を受診しましょう。

腸管出血性大腸菌感染症(O157)とは

大腸菌は、家畜や人の中に存在し、いくつか人に下痢などを起こすものもあり、病原性大腸菌と言われています。その中でも、ベロ毒素を生産し、出血を伴う腸炎などを引き起こすものが腸管出血性大腸菌です。
気温の上昇とともに、細菌の繁殖が活発化することから、腸管出血性大腸菌による感染症や食中毒の発生に注意が必要です。 

◎食中毒予防の3原則
  食中毒を予防するためには、細菌やウイルスを「付けない」「増やさない」「やっつける」の3原則を守ることが大切です。

腸管出血性大腸菌による食中毒を防ぐため、次の点に注意しましょう。

◎予防法
 ・調理前や盛り付け時などは手洗いをしっかりしましょう。
 ・肉や魚の汁が、野菜など生で食べるものに付かないようにする。
 ・調理器具は洗浄・消毒し、しっかりと乾燥させて保管しましょう。
 ・食品は冷蔵庫の温度10℃以下、冷凍庫は-15℃以下で保管しましょう。
 ・生ものは早めに調理しましょう。
 ・食肉等を調理するときは、中心部まで 十分に加熱(75℃・1分以上)する

 *家庭でできる食中毒予防の6つのポイント(厚生労働省ホームページ) 

◎感染経路
 ・菌に汚染された飲食物を摂取する。(生レバー、ユッケ等の生肉、加熱不十分の食肉など)
 ・動物に接触して感染する。
 ・菌に汚染された井戸水やプールの水などから感染する。      

◎ 特徴
 ・感染力が強い
 ・乳幼児・高齢者がかかりやすい
 ・ヒトからヒトへの二次感染によって広がる可能性がある。
 ・潜伏期間が長い
 ※2~14日(平均3~5日)と長く、感染しても症状が出ない場合もあります。

◎食中毒かな、と思ったら

他に原因がないのに、吐き気や嘔吐、腹痛、下痢、発熱などの症状があったら、食中毒の可能性があります。次のことを守り、早めに受診しましょう。

下痢止めを飲まない

かえって菌やウイルスを腸内にとどまらせ、増殖させてしまいます。

水分補給だけで、食べない

十分な水分の補給がまず大切です。食べ物は、菌やウイルスにエサを与えることにもなります。

受診の際には状況をくわしく伝える

どんな症状か、家族にも同じ症状の人がいないか、どこで何を食べたかなど、お医者さんにくわしく報告しましょう。  

 詳しくは下記ホームページをご覧ください。 
 ▷厚生労働省ホームページ
 ▷島根県ホームページ


 
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