市政提案（いりすの丘の事業者公募について）

　いりすの丘の利活用事業（者）を公募していましたが、８月末の期限までに応募がなかったとのことです。
　その原因は、一つは約２５ヘクタール（２５万平方メートル）と広大な土地の利活用が手に余るという点、二つは日帰り温浴施設の存続が条件になっている点、三つは温浴施設の取得費及び事業者が設置する施設設備投資に見合った利益が見込めない点にあると考えます。
　日帰り温浴施設については、事業者の事業計画次第ですから、それを存続条件にすることはネックになります。
　そこで、再公募する際の最大検討課題は、約２５ヘクタール全部を事業者が提案し活用するのではなく、市が利活用する部分を盛り込まなければ無理です。それは当初からの課題であり、本年１月１７日付け山陰中央新報でも指摘されています。
　なぜここに至るまでに、市が主体的・主導的に取り組んでこなかったのかが疑問です。根本的な問題です。
 

　出雲いりすの丘公園については、昨年度サウンディング型市場調査を実施した結果、６事業者から活用事業提案があり、園内全体を利用する提案が多数でした。このため、園内全体利用の市場性があると判断し、全体の一体的な活用を基本とした公募を行ったものです。
　今後については公募条件の見直しを含め、方向性等について検討してまいります。