市政提案（出雲市フレンドシップ宣言について）

　昨年８月、市立各中学校生徒会と市教育委員会により、出雲市フレンドシップ宣言がなされました。いじめのない、明るい学校づくりをするために具体的な行動が掲げられています。これ自体はいいことだと思いますが、重要なことは、いじめがあった場合、学校が市教育委員会と連携し、しっかり状況把握を行い、迅速に対応を図ることです。
　全国のいじめ事例によると、「いじめを把握していない」、「いじめはなかった」と記者会見で述べられても、その後、第三者委員会等の調査で、いじめがあったと確認されているものが多々あります。
　中学校と教育委員会が、いじめを隠したり、迅速に対処しないことがあってはいけません。
　「いじめの可能性がある場合は、迅速に調査し対処する」という宣言こそ必要だと考えます。
 

　いただきましたご意見につきましては、出雲市教育委員会へ申し伝えました。
　教育委員会からは、次のとおり報告がありました。

　「出雲市フレンドシップ宣言」は、市内各中学校の生徒会リーダーが一堂に会し、意見交換しながら生徒の力で作成しているものであり、この宣言を活かした活動を各校で計画的に取り組んでいます。また、市教育委員会はその内容を周知することにより、いじめの未然防止を図っています。
　ご指摘のとおり、いじめがあった場合は、迅速に調査し対処することが重要であると考えており、学校と市教育委員会が連携して対応しています。