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市政提案(教員の時間外労働について)

受付日 令和4年(2022)
3月29日
回答日 令和4年(2022)
4月7日
担当課 教育政策課
 意見の内容


 2019年に文科省が出したガイドラインで、教員の時間外労働は、月45時間、年間360時間が上限となっています。しかし、それを超えて残業しなければ仕事が終わらないのが現実であり、仕事を自宅に持ち帰る場合もあると言われています。

1.文科省は、出勤から退勤までを勤務時間とみなして正確に把握するように求めていますが、本市市立学校では把握されていますか。

2.設けられた上限を超える時間外労働をしている教員は、どの程度(割合)ですか。

3.基本的には、教員数が少ないと考えざるをえません。教育不足は子どもの学ぶ権利や平等であるべき公教育の機会が損なわれるという問題です。市としては現状をどのように捉え、どうあるべきだと考えられていますか。
 

 回答の内容


 いただきましたご意見につきましては、出雲市教育委員会へ申し伝えました。
 教育委員会からは、次のとおり報告がありました。

1について
 本市では、平成30年9月から全教員にICカードを配布し、出退勤時刻が記録されるシステムを導入して勤務実態を把握しています。

2について
 現時点において年間の勤務時間が確定していないため、令和3年4月から9月までの上半期の勤務実態で推計すると、
 (1)時間外勤務時間が、月45時間を超える割合は、3割強となる見込みです。
 (2)時間外勤務時間が、年間360時間を超える割合は、5割強となる見込みです。

3について
 教員数につきましては、「公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律」に基づき、県の基準が定められています。本市といたしましては、学校現場の現状を踏まえた定数改善について、国や県に要望しています。
 また、近年、全国的に教員不足の状況があり、教員志望者の減少が大きな要因と考えられています。ご指摘のとおり教員不足は子どもたちの学びに影響を与えかねません。
 本市といたしましては、教員の適正な配置を求めていく必要があると考えており、人材確保についても国や県などの関係機関に強く働きかけてまいります。
 

 

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