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女性のための創業カフェ

会の趣旨

出雲市では、創業支援事業の一環として、女性が参加しやすい座談会形式のセミナー「女性のための創業カフェ」を開催しています。創業することに魅力を感じてもらう機会をつくるとともに、参加者同士や女性の創業支援を行う団体等とのネットワークづくりを行い、安心して創業に関する相談ができる体制を目指しています。

開催概要

  • 日時:令和4年(2022)2月14日(月)10:00~
  • 場所:新型コロナウイルス感染拡大防止のためオンラインで開催
  • 対象:創業に興味があるまたは創業をしたい女性
  • 参加費:無料
  • 参加人数:11名
  • 協力:出雲商工会議所、平田商工会議所、出雲商工会、斐川町商工会、日本政策金融公庫松江支店、島根中央信用金庫、島根県信用保証協会出雲支店
  • 主催:出雲市、公益財団法人しまね産業振興財団、NPO法人21世紀出雲産業支援センター

第一部
私の創業STORY

柳楽さん写真
第一部講師 NagiSun代表 柳楽恵利さん

第一部はウェブサイト制作・運用を手掛ける NagiSun(ナギサン)代表柳楽恵利(なぎらえり)さんをゲストにお迎えし、創業時の体験や現在の心境、また参加者さんへのアドバイスなどを具体例を交えて楽しくお話しいただきました。

柳楽さんは大阪の大学を卒業後26歳の時にウェブ制作会社に転職、インターネットの普及も相まってウェブディレクターとしての道が始まりました。出雲にUターン後は企業に3年ほど勤め、平成30年に出雲市が主催の「創業塾(※)」を受講後、独立開業されました。当初は地元を長く離れていたため人脈もなく、なにより出雲での自分の仕事のニーズが掴めず不安が大きかったそうです。しかし開業を決めたと同時に県内外の親しい知人に「私はフリーランスになる」という宣言をして、それと並行して会社のものではなく、自分のスキル証明の一つとして資格(上級ウェブ解析士)も取得。「自分の自信とスキルを固めたことが一番の後押しになった」という柳楽さんの言葉に参加者のみなさんも大きく頷いていました。

※創業塾・・・出雲市とNPO法人21世紀出雲産業支援センターが主催し、創業に必要な知識を取得することを目的として開催する創業セミナーのこと。

柳楽さん写真2

やりたい仕事に没頭できる今が幸せ

「会社員をしていたころは、安定している反面、配置転換があったり、会議などに忙殺され、やりたい仕事に注力できない事も多かったんです。今は仕事を選んで受けていますし、時給換算をしても割に合います。食べていくためには稼ぎたい金額、つまり目標設定をしっかりして、日々のスキルアップという努力も欠かせませんが、とにかく好きなことを仕事にして暮らせている今が幸せですね。」と柳楽さんは笑顔で結ばれました。

第二部
交流タイム

長瀬さん写真
第二部講師 ProjectMajakka代表 長瀬理更さん

第二部は先輩創業者さんたちを交えて参加者同士の交流タイム。

ここからは市内でコワーキングスペース「Coworking House Majakka(コワーキングハウスマヤッカ)」を運営するProject Majakka(プロジェクトマヤッカ)代表長瀬理更(ながせりさ)さん(平成30年創業)にも加わっていただきました。

オンラインということでなかなか質問も出にくいのではないかと危惧していましたが、時折笑い声も聞こえてくるような和やかな雰囲気の中で楽しく質問も飛び交いました。第二部終了後も希望者でフリートークは続き「モチベーションがとても上がった」「一歩前へ進めた」という嬉しいお声も沢山頂く事ができました。以下質疑応答を抜粋してご紹介します。

第2部の様子

Q:まずは何から始めましたか?

ー 長瀬さん:とにかく色々な方に会いにいきました。セミナー、勉強会など色々です。職種問わず島根で頑張っている方のお話を聞く事で本当に刺激になりました。それと並行してしまね起業家スクール実行委員会(運営:しまね産業振興財団)が運営する「しまね起業家スクール」を受講しました。あの頃繋がった方たちとは今でも励ましあい助けられている存在も多くて、足で稼ぐ(笑)のは大事だなと実感しています。


ー 柳楽さん:私は「創業塾」に通ったんですが、受講生の多くは実店舗を持って創業したい方たちだったんです。自分はそういった職種ではなかったのですが、逆にそういった方への市場調査の場所としても利用させてもらいました。仕事のニーズですね、自分を取り巻く状況をしっかり調べつつ人脈も作っていったというところでしょうか。

Q:創業して良かったこと、悪かったことはなんですか?

ー 長瀬さん:コントロールできる時間が増えたことと、同じ自営業者のみなさんと深く関われるようになった事です。長く自営業を営んでおられる方たちのお話は本当に深く刺さります。哲学を持ってやっておられる方も多いので今でも折々でアドバイス頂いたりして、とても有難いことですね。悪かった事はやっぱり…不安定な事でしょうか(笑)。コロナで右往左往したり会社員でいた頃にはなかった不安です。


ー 柳楽さん:自分の意見をダイレクトにお客さんに伝えられるようになったことでしょうか。会社勤めをしていれば当然自分の意見より会社の方針が優先される訳ですが、今は自分がこうした方が良いと思ったことは素直に先方に伝えられます。その一方で提案したことには全て責任を負わなければいけないので…悪かったことというのはちょっと違うかもしれませんが自分の言葉への責任は重くなりました。

Q:辛いときや大変なときはどうやって乗り越えておられますか?

ー 長瀬さん:とにかく小出しにする!今は飲みにも行けないしそれしかないです。ただポジティブなベクトルを持った人に話す、そういう人の中に身を置いていないとだめです。人に話すだけでほとんどの辛いことは半分くらい解決した気分になりますから。小さいうちに芽を摘んで大きくならないように心がけています。


ー 柳楽さん:私実は創業してからはあまり辛かったことがないんです(笑)。むしろ会社勤めをしていた頃の方が…板挟みの中堅どころの立場で大変なことも多々ありました。あえて挙げるならお客様との金銭的なやり取りが大変だった時は、私もやっぱり周りの人にあれこれこぼして発散します。長瀬さんのコワーキングスペースでも随分そんな話をしました(笑)。最近はSNSで人と話せない深夜に呟くのも意外と発散できます。

-お問い合わせ-

経済観光部 商工振興課
電話 0853-21-6541
FAX 0853-21-6838
e-mail shoukou@city.izumo.shimane.jp
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