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市政提案(小中学校のタブレット端末での悪口チャットについて)

受付日 令和3年(2021)
9月28日
回答日 令和3年(2021)
10月8日
担当課 学校教育課
 意見の内容


 町田市で昨年11月、市立小学校6年の女子児童がいじめを訴える遺書を残して自殺しました。その原因は学校で配付されたタブレット端末を使ってチャットへの悪口の書き込みがされていたことによります。
 小学校のタブレット端末管理が適切でないことが明らかになりました。本市のタブレット端末の管理、取扱いがどうなっているかが気になります。

1.市内小中学校でのタブレット端末の活用スケジュールや活用内容・方法はどうなっていますか。

2.タブレット端末を家に持ち帰る場合は、Wi-Fiルーターを設置する必要がありますが、それは各家庭の負担となりますか。

3.タブレットの活用方法は各学校、各教員によって異なりますか。それとも市内で共通となりますか。

4.チャットへの悪口書き込みを防ぐことは考えられていますか。
 

 回答の内容


 いただきましたご意見につきましては、出雲市教育委員会へ申し伝えました。
 教育委員会からは、次のとおり報告がありました。

1について
 出雲市では、活用のステップを令和3年度4月から8月を「導入期」、9月から3月を「活用期」、令和4年度を「発展期」と設定し、段階的に進めています。
 「導入期」では、タブレット型パソコンの活用に係るルールの徹底を図りました。そのうえで、本体機能である、カメラ、インターネット、QRコードを活用することで、機器の扱いに慣れることを第一に進めました。
 現在は「活用期」にあたり、授業の目標を達成するための効果的な活用を考え、デジタル教科書や授業支援ソフトウェアの活用を図っています。
 「発展期」では、授業での活用はもちろんのこと、家庭への持ち帰りも含めて、児童生徒一人ひとりの学習に応じた活用を進めていきます。

2について
 モバイルWi-Fiルーターの設置、通信費等の費用負担等のあり方については、検討中です。

3について
 これまでの教育実践の蓄積にICTを効果的に組み合わせることによって、学習の一層の充実を図ることを基本とし、各学校において効果的にタブレット型パソコンを活用していきます。
 学級全体での学習、調べ学習やドリル学習などにおける個別の学習、児童生徒同士の意見交換や発表を共有するグループ学習などの共通する活用方法を基本として、各教科の特質や活用の利点などを踏まえながら、より効果的な活用となるようにしていきます。

4について
 出雲市では、タブレット型パソコンの「チャット機能」の使用については、管理者である出雲市教育委員会において制限をかけております。
 授業中は、授業者のもと、主に学級単位でグループを組み、学級全体でお互いの発表を共有する場面などで使用します。授業中以外では、児童生徒同士だけでのチャットによるコミュニケーションはとれないようにしております。
 また、各学校において、道徳科、学級活動、総合的な学習の時間などの学習の中で、生命や人権を大切にする心を育むことをはじめ、年間を通して計画的に情報モラル教育を実施しているところです。
 

 

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