多久村旧差出帳によれば、近江の国、松本村より難を逃れて、出雲国多久地区に船で移住し、大船大明神と勧請した神である。いわば、近江の田楽の流れを伝える踊りである。

例大祭と前夜祭において、鳥井、大波、小波、船付の舞を奉納している。役としては、見守役１、大ささら４、棒ささら２、大太鼓１、小太鼓１計９人で拝殿にて舞を奉納する。