山持遺跡の概要

 

 山持遺跡の調査は平成13年から始まって5年目になります。

      

山持遺跡は弥生時代から江戸時代にかけての大規模な集落遺跡です。 

特に弥生時代〜古墳時代前期の集落は、西林木町から里方町に広がる 

東西約700mの範囲におよび、出雲平野における 弥生時代集落遺跡として

はかなり大規模な部類に入ります。                      

 

平成20年2月24日発表

 

 

 

 

 

        

平成19年4月18日発表

 

奈良〜平安期の出勤簿かと思われる人名入り木簡3点が出土

1号木簡

  労務管理に使われた可能性が高い

  14名の作業従事者の名前が記載されている

 

2号木簡

  斐川町鳥井周辺の地名「神戸」と

  人名「額田部」の記載がある

 

3号木簡

  「伊努郷」と人名「若倭部」の記載がある

 

 

 平成18年10月8日(日曜日) 快晴

 

 

平成18年10月8日(日) 西林木町の現地におきまして、説明会がありました。

 

山持遺跡は現在の山持川周辺の高まった場所にあり、今回の調査区は北へやや下がった場所に

 

あります。

 

今回の発掘された6区では、現在の地表面から深さ 1.5m〜2.0m程掘り下げた場所から、弥生

 

時代後期の土器類や 奈良時代〜平安時代の道路状遺構が発見され、出土品として古墳時代中

 

期頃と考えられる大量のガラス玉、 奈良時代〜平安時代の板絵や墨書土器があります。また3m

 

程掘り下げた砂の層からは縄文時代〜弥生時代の土器が発見されました。

   

 

鳶巣地区そして地区外の古代史ファン

およそ400名の参加者で、説明会が行われました。

 

また 出土品類の展示もおこなわれ、みなさん大変

感動されていました。

 

 

古墳時代中期頃と考えられるガラス小玉。

  

 

西家と書かれた墨書土器

出土した4枚の板絵が純水の中で保管されています。

赤外線撮影で写されています。