原家経塚は、東林木町前口西町内の原隆利氏宅の西門の近くに祀られています。
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原家はもと菩提寺である浄土宗萬福寺檀家であったが、江戸初期の寛永年間(約350年前)
一人息子が重い病にかかったのを、日蓮宗の行者に助けられて日蓮宗に帰依し、平田の
法恩寺檀家になったといい、
この経塚はその行者が碁石に一字づつ写経された「一字一石塔」であるという。
現在の碑石は享保八年(1,723年)通称、法恩寺大火により一山すべて灰塵に帰した際
仮本堂を建築寄進した記念に供養再建されたものである。
江戸時代初期(約350年前)の経塚(一字一石塔)が在家に残っているのはきわめてめずらしい。