開館10周年記念特別展
「出雲・上塩冶築山古墳とその時代」

会 期:令和2年9月26日(土)~12月21日(月)
【展示概要】
 出雲弥生の森博物館は今年の4月29日に開館10周年を迎えました。これを記念し特別展を開催します。
 今回取り上げる遺跡は、6世紀末に造られた出雲市上塩冶町の国史跡、上塩冶築山古墳です。2018(平成30年)年には、出土品が国の「重要文化財」に指定されました。展示では、この古墳と中国・四国地方の主要古墳の副葬品を展示します。日本の古代国家が成立する直前の時代について、上塩冶築山古墳を介して紹介します。ぜひ、ご観覧ください。
【関連講演会】申込受付は終了しました(当日受付なし)

 【第1回】

  演 題:上塩冶築山古墳の2セットの馬具と2人の被葬者

  講 師:桃﨑 祐輔 氏(福岡大学)

  日 時:10月10日(土)14:00~16:00

 【第2回】

  演 題:上塩冶築山古墳のガラス玉はどこから来たのか?

  講 師:田村 朋美 氏(奈良文化財研究所)

  日 時:11月7日(土)14:00~16:00

 【第3回】

  演 題:上塩冶築山古墳の金銅冠と被葬者をめぐって

  講 師:持田 大輔 氏(奈良県庁)

  日 時:12月5日(土)14:00~16:00

【各講座共通】
 先着40名 当日受付なし
 ※講座当日は、感染症予防のため、マスクの着用、手指の消毒
  受付での体温測定にご協力ください。なお、発熱・咳・喉の痛み
  などの症状がある場合は受講をご遠慮ください。

 



速報展「新発見・横穴墓の線刻壁画
         ―神門横穴墓群の調査から―」
会 期:令和2年9月16日(水)~1月18日(月)
 【展示概要】
 
昨年度、発掘調査を実施した神門横穴墓群第10支群で、線刻壁画の残る横穴墓1基(J-4号横穴墓)を確認しました。線刻壁画は、天井や奥壁に鋭い工具を用いて線を刻んだ壁画のことです。今回、新たに神門横穴墓群で発見した壁画の他、市内2カ所の横穴墓で見つかっている線刻壁画を紹介するとともに、壁画の意味を探ります。
 


横穴墓玄室(げんしつ)天井の線刻壁画


ギャラリー展「悪疫退散!小さきモノに込めた祈り
            -マツリの道具の歴史-」
会 期:令和2年9月9日(水)~11月30日(月)
 【展示概要】
 現在、新型コロナウイルス感染症が世界中で蔓延し、各地で猛威を振るっています。このような人間と疫病との関わり合いは有史以来繰り返され、人間はこれを克服してきました。そうした中で、医術が発展していない時代においては、時に「祈り」だけが治療の術となることもありました。

 今回の展示では、縄文から江戸時代にいたる「祈り」あるいは「マツリ」の場面で使われた小さな道具に注目します。

 


ミニチュア土器/矢野遺跡(矢野町)*高さ3.8㎝【弥生時代前期】



文化庁「記念物100年」参加事業 「記念物100年」パネル展
会 期:令和2年9月9日(水)~12月7日(月)
 【展示概要】
 昨年、令和元年は、文化財保護法の前身の一つである「史蹟名勝天然紀念物保存法」が制定されて100年の節目の年にあたります。これを記念し全国の代表的な記念物(史跡・名勝・天然記念物)を紹介するパネル展を開催いたします。

この展示を契機に記念物を「国民・地域の宝」として未来に引き継いでいく機運が高まれば幸いです。

 




ギャラリー展「いつまでも戦後でありたい2020
             身近に残る戦争の記憶」
会 期:令和2年7月29日(水)~9月7日(月)
 【展示概要】

 アジア・太平洋戦争の終結から75年目の夏を迎えました。

 戦争は遥か遠いことのように感じられますが、一方で戦争を物語るさまざまな遺構は、今でも身近なところに数多く残っています。

 本土決戦に備えてつくられた飛行場跡、敵機を監視する聴音壕やレーダーの跡、機銃掃射を受けた橋桁の銃弾痕、松並木に残る松ヤニ採取痕など。

 この夏、身近に残る戦争の「記憶」を訪ね、いま一度、戦争について考えてみませんか。

 


軍用機墜落現場に立つ慰霊碑(出雲市大社町)


速報展「発見!県内最古・7世紀後半の墨書土器」
会 期:令和2年7月22日(水)~9月14日(月)
 【展示概要】
 当館では今春、春季企画展「『日本書紀』1300年記念・硯から見た古代の出雲」と題した展示を開催しました。
 今回、春季企画展に際する調査を通して、壱丁田(いっちょうだ)遺跡(出雲市白枝町(しろえだちょう))出土の7世紀後半の高杯(たかつき)に墨で文字が書かれているのを確認しました。
 7世紀の文字資料としては、土器に文字を刻む例は市内でも見つかっていますが、墨で文字を書いた例は初めてで、県内にも例がほとんどありません。
 今回の速報展では、“県内最古の墨書土器”として、その概要をご紹介します。
 
        

        左:高杯を逆さにした状態で撮影(赤外線写真)
          三角形の透かしの右下に「奉」の文字が見える。
        右:文字の位置を記した図


ギャラリー展「田儀櫻井家のたたら製鉄 その1 宮本鍛冶山内遺跡」
会 期:令和2年2月26日(水)~7月27日(月)
 【展示概要】

たたら製鉄とは、砂鉄と木炭を原料とした日本古来の製鉄法です。江戸時代には松江藩の主要産業として盛んに行われました。

たたらと言えば奥出雲のイメージがあります。しかし、現在の出雲市内でもたたら製鉄を行っていた“鉄師”がいました。多伎町奥田儀を拠点としていた“田儀櫻井家”です。

彼らが製鉄を営んでいた跡は「田儀櫻井家たたら製鉄遺跡」として、現在4か所が国の史跡に指定されています。

今回の展示では、その本拠地があった「宮本鍛冶山内遺跡」を中心に、田儀櫻井家の歴史を紹介します。

 【ギャラリートーク】
  日 時:2月29日(土)
      いずれも10:00から開催します。
  その他:展示の見どころを、担当職員が分かりやすく解説します。
      事前の申込みは不要です。
 


宮本鍛冶山内遺跡・大鍛冶場跡

 


田儀櫻井家の菩提寺(ぼだいじ)・智光院(ちこういん)



速報展「1/80の調査 ―史跡鰐淵寺境内の調査から―」
会 期:令和2年2月5日(水)~7月20日(月)
 【展示概要】

鰐淵寺境内(がくえんじけいだい)で実施している発掘調査の成果を紹介します。

 調査は、境内の3箇所で実施していますが、そのうちの1箇所、本覚坊跡を紹介します。

 本覚坊は、最大80余坊あったとされる鰐淵寺の諸堂の中でも、もっとも古い僧坊の一つと考えられています。史料によれば、1165(永万元)年には、本覚坊の名が見えることから、平安時代後半から存在していた可能性があります。では、いつまで坊として機能していたのでしょうか。はっきりと断定できませんが、明治時代までは存在していたと思われます。

この700年あまりの本覚坊の歴史を、発掘調査で見つかった建物遺構と出土品からたどります。

 


本覚坊跡 調査地 全景(北東から)


春季企画展「『日本書紀』1300年記念・硯から見た古代の出雲」
会 期:令和2年3月7日(土)~5月18日(月)
【展示概要】
 
神話や古代の歴史が記される『日本書紀』は720(養老4)年に完成しました。今年は、完成後、1300年目の節目の年です。
 今回の展示では、『日本書紀』作成時の出雲の様相を考えます。特に「硯(すずり)」に焦点をあて、古代の出雲の人びとと文字の関係に注目します。



古代の硯

 


ギャラリー展「出雲の赤 古墳時代編」

会 期:令和元年11月27日(水)~令和2年2月24日(月・振休)
【展示概要】

出雲の赤といえば、日本遺産に認定されている日本海に沈む夕日を思い浮かべる人も多いことでしょう。強い神秘的なエネルギーをもつ太陽が発する「赤」という色に、人々は特別な感情を持つのかもしれません。

 2019(令和元)年の夏に当館で開催した「出雲の赤 ―縄文・弥生時代編―」では、埋葬儀礼において水銀朱がとても重要なアイテムであることを紹介しました。

 古墳時代の人たちは、死者の魂を鎮めるため遺体に赤色顔料をまいたり、そなえたりしています。また、棺も真っ赤に塗られています。これらを紹介し、古墳時代を生きた出雲の人々の「赤」に込めた願いに迫ります。

 【関連講演会】

  演 題:古墳時代の赤色顔料

  講 師:志賀 智史 氏(九州国立博物館)

  日 時:2月11日(火・祝)14:00~16:00

  会 場:出雲弥生の森博物館

  受講料:無料

  その他:事前にお申し込みください。

       TEL:0853-25-1841

       FAX:0853-21-6617
       しまね電子申請サービス

【ギャラリートーク】
  日 時:12月21日(土)、1月25日(土)
      いずれも10:00から開催します。
  その他:展示の見どころを、担当学芸員が分かりやすく解説します。
      事前の申込みは不要です。




赤色顔料を納めて死者にそなえた土器

(出雲市祝廻(いわいざこ)横穴墓、世紀)

 
 




ミニ企画展「出雲の縄文文化と交流
        ー京田遺跡をひも解くー」

会 期:令和元年11月9日(土)~令和2年1月27日(月)
【展示概要】
 出雲市湖陵町にある京田遺跡は、約3,500年前の縄文時代後期の大規模な集落跡で、近年の発掘調査が実施されるまでその存在は知られていませんでした。出土品には特殊なものが多く、なかでも東北や関東などに由来する異形土器は、北海道産の朱が付着していることが明らかになり、遠隔地との交流を物語る貴重な資料です。今回の展示では、様々な地域との交流の舞台であった出雲平野周辺の縄文世界について、京田遺跡の調査成果を中心に紹介します。
 【関連講演会】

  演 題:縄文時代の暮らし ー京田遺跡と最先端の研究からー

  講 師:山田 康弘 氏(国立歴史民俗博物館 教授)

  日 時:11月10日(日)14:00~16:00

  会 場:出雲弥生の森博物館

  受講料:無料

  その他:事前に電話、またはFAXでお申し込みください。

       TEL:0853-25-1841

       FAX:0853-21-6617

【ギャラリートーク】
  日 時:11月30日(土)、12月14日(土)、1月18日(土)
      いずれも10:00から開催します。
  その他:展示の見どころを、担当学芸員が分かりやすく解説します。
      事前の申込みは不要です。




京田遺跡の主な出土土器
 


山田 康弘 氏
(国立歴史民俗博物館 教授)


速報展「『仁』県内初例の刻書文字
       ー高西遺跡の調査からー」

会 期:令和元年10月2日(水)~2月3日(月)
 【展示概要】
 2017(平成29)年度に実施した高西遺跡(出雲市塩冶町)の調査成果を展示します。

 今回の調査は、島根大学医学部の北側から出雲市駅西側に向けて整備中の医大前新町線道路工事に伴う発掘調査です。

 出土した土器を整理した時、須恵器の内側に、漢字の「仁」と刻まれていることがわかりました。

 この須恵器は、8世紀前半頃に作られたもので、焼成後に刃物で文字が刻まれたと考えられます。「仁」という文字が見つかったのは、島根県内では初めてです。

 この土器のほか、中世の稲の品種が書かれた荷札木簡や、弥生時代の土器などの出土品も展示します。発掘で見つかった文字「仁」から塩冶地域の歴史を考えます。



「仁」と刻まれた須恵器



ギャラリー展「没後180年 西山砂保
        ー出雲の近代医学の先駆けー」

会 期:令和元年8月28日(水)~11月25日(月)
【展示概要】
 
江戸時代の終わりごろ、ここ出雲に「西山砂保(にしやま すなほ)」という名医がいました。砂保は神門郡荻原村(今の出雲市荻杼町)の出身で、和歌山の華岡青洲(はなおかせいしゅう)から麻酔や外科手術を、長崎に来たシーボルトから西洋医学を学びました。そして最新の医学で、出雲の人びとを救ったのです。それとともに、砂保の影響を受けて多くの医者が華岡家へ入門し、華岡流の外科医術が普及していきました。
 今年は、砂保が亡くなってから180年目にあたります。今回の展示では、出雲の近代医学の先駆けとも言える砂保の足跡をたどります。
※本展示は、卜部忠治氏のご理解ご協力のもと、開催するものです。
【ギャラリートーク】
  日 時:9月1日(日)、10月20日(日)
      いずれも10:00から開催します。
  その他:事前の申込みは、不要です。
      展示の見どころを、担当学芸員が分かりやすく解説します。
 


西山砂保 肖像画(松村憲樹蔵)



スポット展「いつまでも戦後でありたい 2019
            疎開で出雲に来た学童の手紙」

会 期:令和元年8月7日(水)~9月9日(月)
【展示概要】
 1944(昭和19)年6月、太平洋戦争の戦況悪化に伴い、日本政府は東京や大阪など大都市の子どもたちを空襲から守るために、国民学校初等科学童の集団疎開を実施することを決定しました。
 同年9月、島根県は大阪市西区の学童約3000人の疎開先となり、出雲市でも1500人を超える学童を受け入れたようです。疎開宿舎となったのは市内の寺院や旅館などで、神門寺(出雲市塩冶町)は大阪市西区の高台(たかきや)国民学校の学童約40人を迎え入れました。
 このとき、教員として学童たちと生活を共にしたのは鳥取県出身の故・岩崎希子(いわさきまれこ)さん。先に大阪に帰った学童から岩崎さん宛に送られた手紙6点を、出雲弥生の森博物館で保管しています。これらの中には、「空襲で家が全焼して父親が焼死した」など、大阪大空襲の惨状を綴ったものも見受けられます。
 今回のスポット展「いつまでも戦後でありたい2019」では、これらの手紙を展示します。戦争の悲惨さを後世に伝える一助となれば幸いです。
 



学童の手紙



夏季企画展「出雲の発掘350年史ー江戸~平成 発見の歴史ー」
会 期:令和元年7月13日(土)~9月30日(月)
【展示概要】
 令和最初となる今回の企画展では、江戸時代から平成時代に至る、出雲市内の発掘の歴史を取り上げます。
 江戸時代の出土品や絵図、明治・大正時代の近代化と遺跡発見、昭和時代の経済成長による開発と世紀の発見、平成時代の大発見と文化財の保護活用など、各時代で画期となった発見や調査の様子を、出土品や調査記録から振り返ります。
【関連シンポジウム】
 「雲州遺跡発見伝~遺跡調査のいま・むかし~」

  日 時:9月14日(土)13:00~16:00
  内 容:第1部 基調報告(13:00~15:00)
       「出雲平野の発掘史~戦後から荒神谷遺跡発見まで~」
         講 師/西尾 克己 氏
            (元島根県古代文化センター長
               ・出雲市文化財保護審議会委員)
       「荒神谷発見以後の文化財保護・活用について」
         講 師/平野 芳英 氏
            (荒神谷博物館 学芸顧問)
       「出雲の近代化と遺跡発見ー長谷川コレクションの紹介ー」
         講 師/花谷 浩
            (出雲弥生の森博物館 館長)
      第2部 座談会 (15:10~16:00)
        パネリスト/西尾 克己 氏、平野 芳英 氏、花谷 浩

  会 場:出雲弥生の森博物館
  受講料:無料
  その他:事前に、電話又はFAXでお申込みください。
       TEL 0853-25-1841
       FAX 0853-21-6617
 
【ギャラリートーク】
  日 時:
7月27日(土)、9月7日(土)
      いずれも10:00から開催します。
  その他:事前の申込みは、不要です。
      展示の見どころを、分かりやすく解説します。


ギャラリー展「出雲の赤-縄文・弥生時代編-」
会 期:令和元年5月29日(水)~8月26日(月)
【展示概要】
 出雲の赤といえば、日本海に沈む夕日やたたら製鉄の炎を思い浮かべる人も多いことでしょう。強い神秘的なエネルギーをもつ太陽や炎、それらが発する「赤」という色に、人びとは同じ効果を感じてきました。

 はるか昔から、出雲でも大切なモノに「赤」(赤色顔料)を塗り、儀礼を行ってきました。

 今回の展示では、出雲市内の縄文・弥生時代の資料を中心に、当時の人たちが「赤」をどのように使ってきたのかを紹介します。

【関連講座】
  演 題:
「水銀朱の調達と利用-西谷3号墓・上天神遺跡(香川県)
      ・若杉山遺跡(徳島県)
から考える-」
  講 師:
大久保 徹也 氏(徳島文理大学教授)
  日 時:
7月7日(日)14:00~16:00
  会 場:出雲弥生の森博物館

  受講料:無料
  その他:事前に、電話又はFAXでお申込みください。
       TEL 0853-25-1841
       FAX 0853-21-6617
 
【ギャラリートーク】
  日 時:6月22日(土)、7月21日(日)、8月18日(日)
      いずれも10:00から開催します。
  その他:事前の申込みは、不要です。
      展示の見どころを、分かりやすく解説します。



速報展「よみがえる鰐淵寺の建造物 釈迦堂の修理成果から
会 期:令和元年6月5日(水)~9月30日(月)
  島根半島(北山)の山中にあって、1400年もの悠久の歴史を今に伝える天台宗の古刹(こさつ)、鰐淵寺。

その広大な境内は、戦国時代の姿を色濃く残し、平成28(2016)年3月にその歴史的価値が認められ国史跡に指定されました。

境内に現存する建物の多くは江戸時代に建立されたものですが、釈迦堂と開山堂は老朽化によって屋根や柱などの腐食が進んだため、平成28(2016)年度から5か年をかけて、保存修理事業を進めています。

今回の速報展では、平成30(2018)年度に終了した釈迦堂の解体修理によって新たに分かったことを中心に紹介します。

 

根本堂と新緑



金箔が残る法輪(ほうりん)


 過去の展示のご紹介
 ・平成30年度

 ・平成29年度
 ・平成28年度
 ・平成27年度
 ・平成26年度
 ・平成25年度
 ・平成24年度

 ・平成23年度
 ・平成22年度




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