越堂たたら跡
越堂たたら跡は、出雲市多伎町口田儀越堂に所在する製鉄遺跡です。ここでは江戸〜明治時代にかけて田儀櫻井家によるたたら製鉄が行われていたことが文献等により判明しており、平成17年度に行われた発掘調査では実際にたたら跡が確認されました。
このたたら場では、臨海部に立地するという地理的条件を活かし、たたらの原材料(砂鉄・木炭)の調達から鉄製品の搬出に至るまで、海運を利用したという点で特徴的であるといえます。その流通形態は、現代の臨海製鉄所に通ずるものがあります。
空撮
調査区
高殿石垣
本床
掘形
水路
周辺の地蔵
地蔵の裏