|
日本被団協代表理事 本間恵美子さん講演会
「ノーベル平和賞を受賞して」 を開催しました (2025/8/27) |
8月27日(水) 四絡地区平和祈念式 (本間恵美子さん講演会)
四絡地区社会福祉協議会(朝山一玄会長)は、地域住民90名参加のもと
「四絡地区平和祈念式」を四絡コミュニティセンターで開催しました。 |
今年2025年は戦後80年の年です。しかしその戦後80年が経過した今もなお、世界各地では紛争が絶えず、尊い人命が失われ続けています。今回の式典ではそのような戦争で命を失った方々へ黙とうを捧げ、世界の平和を祈念しました。
講演会では、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)代表理事を務める、本間恵美子さん(島根県原爆被爆者協議会会長=松江市在住)を講師に迎え、「ノーベル平和賞を受賞して」と題してお話いただきました。
母親が入市被爆者の本間さんは、昨年6月、被爆2世として初めて被団協の代表理事に就任し、同年12月にノルウェーの首都オスロであったノーベル平和賞の授賞式に、代表団の一人として出席されました。
講演会で本間さんは、原爆の実態やその悲惨さについて、「原爆は、人間として死ぬことも人間として生きていくことも許さない」と、いかにむごいものであるかを強調されました。
また平和賞の授賞式で、ノルウェー・ノーベル委員会委員長のフリードネスさんが述べた、「被爆者たちの遺産を受け継いでいくのは、私たちすべての人間の責任だ」という言葉を紹介されました。
本間さんは、戦争は仕掛けた側も返す側も両方不幸になるとし、核兵器や戦争をなくすため、「小さな声でもあげ続け、今一度皆が平和について考え、自分の得意なことを活かして平和につなげてほしい」と訴えられました。
今回の講演会は、参加した皆さんがあらためて平和への思いを強くした講演会となりました。
|
 |
|
|