市政提案（市の財務書類（令和２年度決算）について）

　市の財務書類（令和2年度決算）が公表されました。この中で、住民一人あたり資産額１５４万１千円、住民一人あたり負債額６０万６千円となっており、住民一人あたり純資産額は、９３万５千円です（純資産合計は１，６３５億円）。この他、住民一人あたり行政コスト５１万５千円も示されていますが、これらの指標を県内他市と比較したものを示していただくと分かりやすいですし、市民がより関心を持って見ると思います。
　「広報いずも」のページ数に制約があるならば、純資産変動計算書、資金収支計算書、行政コスト計算書はなくても仕方ないと思います。
 

　本市では、財政の透明性を高め、住民に対する説明責任をより適切に果たすとともに、財政の効率化・適正化を図るため、地方公共団体の予算・決算に係る会計制度（現金主義・単式簿記）を補完するものとして、発生主義・複式簿記といった企業会計的手法を活用した財務書類を平成２８年度決算から国の統一的な基準により作成し公表しています。
　この財務書類については、全国的に作成が進められていますが、令和元年度決算分について作成している市町村は８６．０％、公表している市町村は８０．３％にとどまり、また、公表の時期も統一されていません。本市が公表する段階では、令和２年度決算分については、ほとんどの市町村が公表していません。
　以上のことから、現時点では、県内他市との比較をお示しすることはできませんが、今後、いただいたご意見も参考とさせていただき、より市民の皆さまに分かりやすく、関心が持てる紙面づくりに努めていきたいと考えています。