ここから本文です。
出雲市デジタルファースト宣言
人口減少、少子・高齢化の進行などの社会課題への対応、安全・安心な生活を守るための環境整
備、Society5.0※1時代にふさわしいスマートシティ※2実現のため、出雲市はAI※3・ICT※4 等の先端
技術などデジタルの力を最大限に活用し、「市民サービス」「まちづくり」「産業・観光」におい
て“デジタルファースト”で取り組み、持続可能な都市づくりを推進することを宣言します。
令和2年6月12日
出雲市長 長岡 秀人
取組分野
(1) 市民サービスのデジタルファースト
デジタルの力を活用した最適な市民サービスを提供し、市民の利便性向上を図ります。また、
事務の効率化により、スマートでスピーディな行政運営を実現します。
(2) まちづくりのデジタルファースト
防災、福祉・医療、都市・交通、教育などあらゆる分野で、デジタルの力を最大限に活用する
ことで、将来にわたって安全・安心な「活気あふれる出雲市」であり続けるまちづくりを市民の
皆様とともに進めます。
(3) 産業・観光のデジタルファースト
AI・ICTなどの先端技術を活用した次世代の産業モデルへのシフトを加速させ、産業振興を図
ります。また、交流人口・関係人口のさらなる拡大に向けて、デジタルを活用したマーケティン
グやプロモーションを積極的かつ戦略的に展開します。
推進体制
(1) デジタルファースト推進本部(令和2年4月1日設置)
●本部長 市長、副本部長/副市長、教育長及び上下水道事業管理者
●本部員 各部等の長
(2) 指導・助言
本市デジタル戦略担当特別顧問に指導、助言いただくほか、デジタル分野の専門人材等からア
ドバイスを受けます。
●出雲市デジタル戦略担当特別顧問 陳内裕樹(じんない ひろき)氏
(内閣官房クールジャパン地域プロデューサー、観光庁アドバイザリーボードメンバー)
今後の取組
既に導入しているAI・RPA※5による業務効率化、デジタルマーケティングなどの取組を加速しま
す。さらに、デジタルファースト推進計画を策定し、持続可能な都市づくりのための取組を進めま
す。
※1 Society5.0 サイバー(仮想)空間とフィジカル(現実)空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題
の解決を両立する人間中心の社会。〔内閣府〕
狩猟社会(1.0)、農耕社会(2.0)、工業社会(3.0)、情報社会(4.0)に続く、新たな社会(Society5.0:超スマート社
会)。
※2 スマートシティ 都市や地域の機能やサービスを効率化・高度化し、生活の利便性や快適性を向上させるとともに、人々が
安心・安全に暮らせる街。〔総務省〕
都市の抱える諸課題に対して、ICT等の新技術を活用しつつ、マネジメント(計画、整備、管理・運営等)が行われ、全体最
適化が図られる持続可能な都市または地区。〔国土交通省〕
※3 AI(Artificial Intelligenceの略) 識別・予測・実行の機能を持つ人工知能のこと。
※4 ICT(Information and Communication Technologyの略) 情報通信技術。通信技術を使って人とインターネット、人と
人が繋がる技術のこと。
※5 RPA(Robotic Process Automationの略) 人間がパソコン上で行うキーボード入力やマウス操作等の単純作業を自動化す
る技術のこと。単一作業を繰り返し行う作業に効果がある。条件分岐は可能だが、AIのように学習することはできない。