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出雲市における日本語指導について【学校教育課】
出雲市では、外国から転入する等、日本語の習得が十分でない児童生徒に対して、在籍する学級で日本語で学習できるようになることをめざして、日本語指導を行っています。
【出雲市の取組・令和2年度の状況】
・日本語指導を受けた小学生…113人(9校)
・日本語指導を受けた中学生… 48人(5校)
(1)「特別の教育課程」による日本語指導
・一人一人の日本語の習得状況や学習進度を把握し、個別の指導計画を作成し、別教室での取出し指導を行う「特別の教育課程」を編成し
て、日本語指導を行いました。
(2)「日本語初期集中指導教室」での初期集中指導
・日本での学習経験がない児童生徒を対象に、20日間の日本語初期集中指導を行いました。「日本語初期集中指導教室」は出雲科学館に
設置し、年間9期(1期20日間)において、日本語指導員2人、日本語指導補助員1人で指導を行い、10人が初期集中日本語指導を修
了しました。
(3)日本語指導拠点校制度の導入による日本語指導の充実
・日本語指導が必要な児童生徒の在籍数が多い6校(塩冶小学校、四絡小学校、中部小学校、第二中学校、第三中学校、斐川西中学校)を拠
点校とし、出雲市日本語指導員21名を配置しました。
・日本語指導歴2年未満の初期・中期日本語指導対象者を重点的に指導できるように、拠点校での指導計画を整備し、実践しました。
・対象児童に対する学校生活(休憩時間、給食、掃除など)での寄り添い支援や、学習時の入り込み支援を行う日本語指導補助員(ポルトガ
ル語対応)3名を小学校に配置しました。
・対象児童生徒や保護者との面談、学習中などの通訳支援、文書や各種書類、教材等の翻訳支援を行う通訳・翻訳支援員3名を拠点校に配置
・巡回しました。
(4)キャリア教育の実施
・拠点中学校3校で、日本語指導を受けている生徒を対象に、小学生で日本の学校に就学した経験をもつ講師から、「2つの国で生活できる
チャンスを生かす」ことを話してもらいました。
・日本語指導を受けている中学2年生を対象に、物づくりや日本語での説明等を通して在籍する学校以外の生徒と交流できるシエンシア体験
教室を行いました。
・拠点中学校3校で、日本語指導を受けている生徒を対象に、島根県教育委員会から県内の高校に進学するためには、「一日一日の中学校生
活を大切にして日本語を学び続ける」ことを話してもらいました。
【取組の成果】
(1)個別の指導計画を設定した小学生113人のうち99人、中学生48人のうち34人が、指導目標を達成しました。また、指導歴2年未
満の重点的に指導を行った児童生徒の約90%が、個別の指導計画の目標を達成し、日本語ステージも約50%は向上しました。
(2)「日本語初期集中指導教室」を修了した10人の児童生徒や保護者は、基本的な日本での学習・生活習慣等を理解することができ、安心
して在籍校に通うことができるようになりました。
(3)日本語指導員は、拠点校や拠点校以外校において、年間約19674.5時間の指導を行いました。
(4)日本語指導補助員は拠点校において31人の小学生に2742.5時間の支援を行いました。
(5)通訳・翻訳支援員は、拠点校や拠点校以外校において、年間約4836時間の支援を行いました。
(6)キャリア教育を受けた生徒から、「未来のために今こそ頑張ろうと思った。」「間違いをおそれずにやってみなければならないことを学
んだ。」「先生と自分の人生を重ねて考えた。」等の感想が聞かれ、今後の学校生活や日本語習得に対して意欲の向上がみられました。
【今後の取組】
○引き続き個に応じたきめ細かな日本語指導を行うため、「特別の教育課程」を編成し、個別の指導計画に基づいた日本語指導を行います。
○今後、日本語での学習期間が短い児童生徒の増加が見込まれるので、母語支援を充実させるなど、個に応じたきめ細かな指導につなげます。
○日本語指導対象の児童生徒が、在籍学級において、より多くの教科等の学習ができるよう、適切な指導体制、支援体制づくりを進めます。
【出雲市の取組・令和2年度の状況】
・日本語指導を受けた小学生…113人(9校)
・日本語指導を受けた中学生… 48人(5校)
(1)「特別の教育課程」による日本語指導
・一人一人の日本語の習得状況や学習進度を把握し、個別の指導計画を作成し、別教室での取出し指導を行う「特別の教育課程」を編成し
て、日本語指導を行いました。
(2)「日本語初期集中指導教室」での初期集中指導
・日本での学習経験がない児童生徒を対象に、20日間の日本語初期集中指導を行いました。「日本語初期集中指導教室」は出雲科学館に
設置し、年間9期(1期20日間)において、日本語指導員2人、日本語指導補助員1人で指導を行い、10人が初期集中日本語指導を修
了しました。
(3)日本語指導拠点校制度の導入による日本語指導の充実
・日本語指導が必要な児童生徒の在籍数が多い6校(塩冶小学校、四絡小学校、中部小学校、第二中学校、第三中学校、斐川西中学校)を拠
点校とし、出雲市日本語指導員21名を配置しました。
・日本語指導歴2年未満の初期・中期日本語指導対象者を重点的に指導できるように、拠点校での指導計画を整備し、実践しました。
・対象児童に対する学校生活(休憩時間、給食、掃除など)での寄り添い支援や、学習時の入り込み支援を行う日本語指導補助員(ポルトガ
ル語対応)3名を小学校に配置しました。
・対象児童生徒や保護者との面談、学習中などの通訳支援、文書や各種書類、教材等の翻訳支援を行う通訳・翻訳支援員3名を拠点校に配置
・巡回しました。
(4)キャリア教育の実施
・拠点中学校3校で、日本語指導を受けている生徒を対象に、小学生で日本の学校に就学した経験をもつ講師から、「2つの国で生活できる
チャンスを生かす」ことを話してもらいました。
・日本語指導を受けている中学2年生を対象に、物づくりや日本語での説明等を通して在籍する学校以外の生徒と交流できるシエンシア体験
教室を行いました。
・拠点中学校3校で、日本語指導を受けている生徒を対象に、島根県教育委員会から県内の高校に進学するためには、「一日一日の中学校生
活を大切にして日本語を学び続ける」ことを話してもらいました。
【取組の成果】
(1)個別の指導計画を設定した小学生113人のうち99人、中学生48人のうち34人が、指導目標を達成しました。また、指導歴2年未
満の重点的に指導を行った児童生徒の約90%が、個別の指導計画の目標を達成し、日本語ステージも約50%は向上しました。
(2)「日本語初期集中指導教室」を修了した10人の児童生徒や保護者は、基本的な日本での学習・生活習慣等を理解することができ、安心
して在籍校に通うことができるようになりました。
(3)日本語指導員は、拠点校や拠点校以外校において、年間約19674.5時間の指導を行いました。
(4)日本語指導補助員は拠点校において31人の小学生に2742.5時間の支援を行いました。
(5)通訳・翻訳支援員は、拠点校や拠点校以外校において、年間約4836時間の支援を行いました。
(6)キャリア教育を受けた生徒から、「未来のために今こそ頑張ろうと思った。」「間違いをおそれずにやってみなければならないことを学
んだ。」「先生と自分の人生を重ねて考えた。」等の感想が聞かれ、今後の学校生活や日本語習得に対して意欲の向上がみられました。
【今後の取組】
○引き続き個に応じたきめ細かな日本語指導を行うため、「特別の教育課程」を編成し、個別の指導計画に基づいた日本語指導を行います。
○今後、日本語での学習期間が短い児童生徒の増加が見込まれるので、母語支援を充実させるなど、個に応じたきめ細かな指導につなげます。
○日本語指導対象の児童生徒が、在籍学級において、より多くの教科等の学習ができるよう、適切な指導体制、支援体制づくりを進めます。