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いずも田園空間博物館について

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田園空間博物館

 農村地域は豊かな自然や伝統文化など、様々な資源を有しています。近年ではこれらが持つ多面的な機能を、日本人の原風景、心のふるさとといった視点でもう一度見直し、農村の生活・文化・産業・景観・自然などに関するもの(地域資源)を保存・復元・活用することにより、美しい田園空間の創造と地域の活性化を図る「田園空間博物館」構想が広まりつつあります。

これは、「博物館」という建物があるのではなく、市全体を「博物館」、各地区に存在する様々な地域資源を「展示物」に見立てるもので、住民参加による維持管理や運営を基本に発展させていくものです。施設を活用したイベント(自然観察会や地域の歴史学習など)を、住民の皆様が積極的に行っていただくものです。

出雲市では「田園空間博物館」構想をまちづくりに取り入れ、市が有する地域資源を活用し、都市と農業地域のバランスの取れたまちづくりを進めています。

出雲市ホームページ(市の概要)

 

出雲地区の概要

 出雲市は、東は斐伊川、西は長浜海岸、南は中国山地、北は北山山系に囲まれた県内最大の出雲平野の中心に位置し、「出雲神話のふるさと」として、深い歴史と美しい自然に囲まれた所です。市内には神西湖、斐伊川、立久恵峡など素晴らしい水辺の景勝地があり、史跡や農村の伝統文化も数多く見受けられます。出雲地域には冬の季節風から家屋を守るための「築地松(ついじまつ)」に囲まれた散居が広がる、独特の農村風景を呈するとともに、出雲大社をはじめとする多くの文化財や史跡、伝統芸能が引き継がれています。


地域の歴史的特長

 『出雲国風土記』に「土地豊かに肥えて民のうるおいの薗なり」と記された出雲市は、古代遺跡と出雲神話に彩られた風情溢れる魅力ある町です。出雲大社をはじめ市内各所には古代出雲の象徴といえる遺跡が数多く存在し、人々を古代の旅へといざなう貴重な地方のひとつです。

また十月は暦のうえでは神無月ですが、全国の神々がこの地に集うとされていることから、出雲地方では神在月と言われており、旧暦の十月(新暦の十一月)には、出雲大社で全国の八百万(やおよろず)の神々を迎える神迎祭の荘厳な神事が執り行われます。出雲に集われた神々は、出雲大社、佐太神社で一年間の人と人との縁を結ぶ会議を執り行ったのち、斐川町神立の万九千(まんくせん)神社からそれぞれ帰途につかれるとされており、このことから出雲大社は全国でも名高い縁結びの神社として知られています。 


 田園空間博物館施設の紹介

出雲文化工房(伝統文化交流館) 

出雲文化伝承館の敷地内にあり、先人の新田開拓を伝えるパネルや郷土の伝統的な祭りを伝えるパネルなどを展示しています。また、農業・農村文化の学習、陶芸・木工等の体験もできます。
 

 

出雲文化工房 農業偉人のパネル展示
出雲文化工房全景 郷土の伝統パネル展示
陶芸体験 そば打ち教室
 陶芸体験のようす そば打ち体験のようす

 

くにびき夕日公園(くにびき農村公園

公園周辺は白砂青松の景観に優れ、防風の役目を果たす松林や、出雲の特産「花弁(電照菊)」や「ブドウ」のハウス群の存在が目を引きます。また、夕日が日本海に沈む眺望はすばらしいものがあります。 

 

 くにびき夕日公園全景 東屋から駐車場を望む
くにびき夕日公園全景 東屋から駐車場を望む
くにびき農村公園1 東屋からの眺望
東 屋 東屋からの眺望

 

南部ふるさと広場(山村ふれあい施設

 広場から眺める棚田や茶畑は、ふるさとの原風景を思い起こすなつかしい景色であり、芝生の広場では、グランドゴルフ・ゲートボール・ペタンクなどの各種スポーツや、春には桜の花見もできます。 

   広場の使用申し込みは稗原コミュニティセンター                                          

   受付時間 8:30~17:15 (平日のみ)                    

南部ふるさと広場 南部ふるさと広場全景
南部ふるさと広場 南部ふるさと広場全景
広場から見える棚田や茶畑 山村ふれあい施設2
広場から見える棚田や茶畑 保育園児の遠足のようす

        

  斐伊川清水公園(斐伊川神話の郷公園

 斐伊川から、県内最大の穀倉地帯である出雲平野に、農業用水を供給している「なまずの尾」と呼ばれる農業用水路から、公園内に水を引いて水辺の空間を創出するとともに、公園内の花壇には色とりどりの花を植え、花が咲きそろう4月から6月にかけて、家族連れや子どもたちで賑わっています。

 

 斐伊川清水公園全景 なまずの尾の説明板 
斐伊川清水公園全景 なまずの尾の説明板 
斐伊川神話の郷2 斐伊川神話の郷1 
広場の花壇 公園での子どもたちのようす

 

神西親水公園(農村親水公園

 神西湖周辺は、水辺と田園地帯が一体となったのどかな農村の原風景を色濃く残す地域です。湖の周辺にはヨシ原や田園を散策するための遊歩道、水鳥を観察する野鳥観察舎、付近を一望できる展望台などもあります。

神西湖の遠景 野鳥観察舎からの眺め
神西湖の遠景 野鳥観察舎からの眺め
展望台  野鳥観察舎
展望台 野鳥観察舎

 

南部湖水公園(憩いの広場

 市内南部にある稗原ダムは、地域への農業用水を供給する利水ダムであり、ダムを眼下に望む広場は、憩いの場として多くの方に利用されています。また、ダムを一周する約2キロの管理道は、日頃よりウォーキングコースとして親しまれています。

南部湖水公園 稗原ダム
南部湖水公園 稗原ダム
稗原ダム ダム湖一周ウォーキングのようす 
稗原ダム ダム湖一周ウォーキングのようす

 

 西谷史跡公園(史跡公園

 西谷史跡公園には、四隅突出型墳丘墓が6基あり、国内では弥生時代最大級の王墓と目されています。隣接する「出雲弥生の森博物館」には、出土した勾玉や腕輪の副葬品やたくさんの土器が陳列され、当時の葬儀の様子を大胆に復元した巨大ジオラマが、見る人を弥生時代に誘ってくれます。

 

西谷史跡公園 史跡公園2
西谷史跡公園(四隅突出型墳丘墓) 公園での親子体験のようす 
出雲弥生の森博物館(全景) 史跡公園1
出雲弥生の森博物館(全景) 出雲弥生の森博物館(展示物)

 

吉兆館(きっちょうかん)

 出雲大社本殿をイメージした吉兆館は、大社地域の文化・歴史・伝統芸能などの展示を行っており、吉兆神事を中心とした自然と暮らし、観光情報などを発信する施設です。施設内には「国引き」をテーマにした巨大なレリーフを展示し、訪れた人を古代神話の世界に誘います。 

吉兆館1 吉兆館2
吉兆館(全景) 吉兆館展示物
吉兆館3 吉兆館4
吉兆館展示物 吉兆館展示物

 

大梶七兵衛記念公園

 大梶七兵衛記念公園は、「荒木浜」における植林、「高瀬川」などの開削により、この地方を干ばつや水害から護り、出雲の農業の基盤を築いた人物として記念碑を建立し、その功績を讃え、広く後世に伝えています。

また、この公園の隣には、かつて出雲大社の玄関口であった旧JR大社駅があり、国の重要文化財に指定されています。宮殿風の造りの駅舎は全国的にも珍しい神社様式を取り入れており、格調の高い雰囲気と相まってノスタルジーな想いに浸ることでしょう。

大梶七兵衛記念公園 旧JR大社駅
大梶七兵衛記念公園 旧JR大社駅
旧JR大社駅(駅舎内)  駅構内のSL展示

旧JR大社駅(駅舎内)

駅構内のSL展示

 

築地松(ついじまつ)

家屋の西側と北側に黒松等が植えられ整然と刈り込まれた「築地松」と水田の織りなす景観は、出雲地方独特のものです。洪水時の家屋への浸水防止用の土居(築地)を固める目的で、樹木や竹を植えたのが築地松のはじまりと言われています。

築地松が広がる出雲平野
築地松が広がる出雲平野

 

豪農屋敷

 

原鹿の旧豪農屋敷 短冊石
原鹿の旧豪農屋敷 短冊石(写真中央奥)

 

出雲市指定文化財の「原鹿の旧豪農屋敷」です。この屋敷の主家は江戸時代の建築様式を残し、庭は典型的な出雲流枯山水庭園で、庭の中央に敷かれた4.6mの短冊石は日本でも最大規模のものです。

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