企画展のご案内

企画展示室

夏季企画展「解明!古代の『出雲郡』-その始まりから復古まで-」
開催期間:平成29年7月15日(土)~9月25日(月)
観覧料:無料

【展示概要】
 「出雲郡」は古代の出雲国を構成した9つの郡(意宇・島根・秋鹿・楯縫・出雲・神門・飯石・仁多・大原)の1つで、現在の出雲市斐川町から大社町にかけての地域に相当します。
 この地域では、後谷遺跡・三井Ⅱ遺跡・青木遺跡・鹿蔵山遺跡などの古代の遺跡が数多く見つかっています。これまでは個々の遺跡で注目されてきましたが、古代「出雲郡」として総合的に捉えられることはありませんでした。今回の展示では、これらの遺跡を総括し古代「出雲郡」の様相を考えます。特に、展示に際して行った出雲郡家関連遺跡群(後谷遺跡・小野遺跡ほか)で見つかった資料の再整理の成果を公開します。
 また、「出雲郡」の名は、古代末期から中世にかけて消滅しますが、近世前期に復活しました。今回の展示では、新発見の資料とともに、近世のもう一つの「出雲郡」出現をめぐる動向についてご紹介します。
【主な展示品】
 ・子持壺
  【出西小丸古墳】
 ・畿内産土師器
  【鹿蔵山遺跡】
 ・墨書土器「大殿」「十三年」
  【小野遺跡】
 ・緑釉陶器〈手付瓶〉
  【稲城遺跡】
 ・銅製巡方・丸鞆・刀装具
  【青木遺跡】
 ・奈良三彩多口瓶
  【鹿蔵山遺跡】
 ・天文二〇年棟札
  【波迦神社蔵】
 ・富永芳久原図
  「出雲郡往昔大概之図」
  【長浜コミュニティセンター蔵】

 夏季企画展チラシ ダウンロード
【関連講演会】
 ☆第1回
  「『出雲国風土記』は中世出雲に存在したのか?
        ―新発見の出雲郡建部郷・波迦神社の棟札をめぐって―」

   日時 7月16日(日) 14:00~16:00
   講師 髙橋 周(当館専門研究員)
 ☆第2回
  「神の時間 ―『出雲国風土記』の出雲郡をめぐって―」
   日時 8月6日(日) 14:00~16:00
   講師 荻原 千鶴 氏(お茶の水女子大学名誉教授)
 ☆第3回
  「古代出雲国と『郡的世界』の実像」
   日時 8月20日(日) 14:00~16:00
   講師 森 公章 氏(東洋大学教授)
 ★各回共通
   受講料:無料
   申込み:電話 0853-25-1841
       FAX  0853-21-6617
   会 場:出雲弥生の森博物館 たいけん学習室

【ギャラリートーク】
 日時:8月19日(土)10時~
    9月9日(土)10時~
 申込:不要
 ※展示担当者が展示の見どころをわかりやすく解説します。


テーマ展示ギャラリー(観覧無料)

ギャラリー展「伝説の教科書を作った郷土の偉人 ~塩野直道物語~」
開催期間:平成29年6月21日(水)~10月16日(月)
観覧料:無料

【展示概要】
 昭和9年、今日の日本の教育に大きな影響を与える伝説の教科書が登場します。『尋常小学算術』、通称「緑表紙」と呼ばれる教科書は、国内のみならず、世界で高く評価されています。
 その教科書の編集には、出雲市出身の塩野直道(しおの なおみち)氏が携わっていました。文部省官僚、教育者、教科書出版社の啓林館取締役といった様々な顔を持つ塩野氏、いったいどんな人物だったのでしょうか。
 今回の展示では、日本の算数教育に大きな功績を残した塩野氏の足跡を紹介します。
【主な展示物】
 ・『尋常 小學算術 第一學年兒童用 上・下』文部省
 ・塩野氏が愛用した算盤、机 など
 
【ギャラリートーク】
 日 時: 6月24日(土)10時~
      7月22日(土)10時~
      9月16日(土)10時~
     10月14日(土)10時~
 申込み:不要
 ※展示担当者が展示の見どころを
 わかりやすく解説します。

塩野直道氏の銅像


速報展示(観覧無料)


 現在、速報展示コーナーでは、発掘現場で見つかった出土品の整理作業の様子を見ていただくことができます。





 終了間近・終了した展示のご紹介

速報展 祝!日本遺産認定
      「日が沈む聖地出雲 ~神が創り出した地の夕日を巡る~」
開催期間:平成29年5月24日(水)~7月31日(月)※期間延長
観覧料:無料

 【展示概要】
 
「日本遺産」は、地域に受け継がれる歴史的魅力や特色を語る「ストーリー」を認定し、国内外に発信して観光や地域の活性化につなげる文化庁の取り組みです。このたびこの日本遺産に、出雲市が申請していた夕日にまつわるストーリー「日が沈む聖地出雲~神が創り出した地の夕日を巡る~」が認定されました。
 出雲市の北西を縁取る稲佐の浜や日御碕の海岸線は、夕日の絶景地であるとともに、人々が夕日に神の姿を重ね、祈りをささげた「日が沈む聖地」でもあります。
 今回の速報展では、認定されたストーリーを写真パネルで紹介します。出雲の夕日が語り継ぐ、日が沈む聖地で紡がれてきた祈りの歴史をご覧ください。
 
稲佐の浜の夕日

ギャラリー展「山陰最古の弥生遺跡 ―原山遺跡は何を語るか―」
開催期間:平成29年3月22日(水)~6月19日(月)
観覧料:無料

【展示概要】
 原山遺跡は、出雲市大社町修理免にあり、原山と呼ばれる砂丘上にある遺跡です。昭和23年に最初の発掘調査がおこなわれ、山陰最古の弥生土器が出土しました。その成果はすぐに全国に紹介されます。その後、大社考古学会などによる発掘調査や遺物採集によって、遺跡の姿が徐々に知られるようになりました。
 注目すべき遺物は、「出雲原山式」と呼ばれる出雲で作られた弥生時代前期の土器です。これらは山陰最古の弥生土器で、九州北部のものに形や文様がよく似ています。土器には稲籾(いなもみ)の圧痕が確認できるので、出雲で米づくりがおこなわれていたことが推察できます。
 また、原山遺跡では他地域との交流を示す、剣の形をした磨製石剣や、口の外周に粘土の紐を貼り付けた甕形土器(かめがたどき)も出土しています。両者の材質や形などの特徴から朝鮮半島のものを模倣し、九州北部で作られたものと考えられます。これらが原山遺跡に持ち込まれたのです。
 このように原山遺跡は、山陰最古の弥生遺跡というだけでなく、日本海沿岸における弥生文化の展開や交流を考えるうえで欠かすことのできない重要な遺跡なのです。
 今回、島根大学法文学部考古学研究室と当館が共同で原山遺跡出土品について再検討をおこないました。その成果を展示します。「出雲」が誇る山陰最古の弥生遺跡をぜひご覧ください。
 

山陰最古の弥生土器


磨製石剣

【関連講座】
「東北アジアの磨製石剣」
 日 時:4月22日(土)
     14:00~16:00
 講 師:平郡 達哉 氏
     (島根大学法文学部准教授)
 会 場:出雲弥生の森博物館
     たいけん学習室
 受講料:無料
 申込み:電話 0853-25-1841
     FAX 0853-21-6617

【ギャラリートーク】
 日 時:4月22日(土)13時~
     5月13日(土)13時~
     6月10日(土)13時~
 申込み:不要
※島根大学考古学研究室学生が展示の
 見どころをわかりやすく解説します。

速報展「ふるさとの記録を守る-古文書を未来へ伝えるために」

開催期間:平成29年1月25日(水)~5月22日(月)
観覧料:無料

 
民家で保管されていた古文書

【展示概要】

 私たちのふるさとには、長い時を経て伝わってきた様々な文化財があります。今回、展示テーマとした古文書も、その文化財の一つです。
 古文書は、地域や家の歴史を今に伝える貴重な記録であり、かけがえのない価値を持っています。ゆえに、古文書は「ふるさとの記録」と言えます。しかしながら近年、こうした古文書が引越しや家の建て替えなどの際に、不要なものとして処分され、急速に失われているという現状があります。
 今回の速報展では、まず古文書とは何なのかを紹介します。そして古文書を守り、未来へ受け継いでいくには、私たちに何ができるかを探ります。
【ギャラリートーク】
 日時:2月4日(土)10:00~
    5月13日(土)10:30~
 申込:不要
 ※企画担当者が展示の見どころを
  わかりやすく解説します。

ギャラリー展「はそう -須恵器の前方後円墳?!」
開催期間:平成29年1月11日(水)~3月20日(月・祝)
観覧料:無料


【展示概要】
 古墳時代に使われた焼き物に須恵器があります。灰色の硬い土器で、杯や高杯、壺など多くの器種があります。今回はそのうちの「はそう」をとり上げます。
 瓦へんに泉と書いて「𤭯」(国字)、これを「はそう」と読みます。須恵器の「はそう」は丸い胴にラッパのような口が付く容器です。ひっくり返すと「前方後円墳」みたい!?
 胴の真ん中には孔(あな)があきます。それじゃダダ漏れ? いえいえ、ここに竹などの管をさし込んで、中の液体を注ぐための器です。漢字に「泉」が付くのもその辺に因るのでしょう。
 「はそう」は5世紀から7世紀、古墳時代の後半期から飛鳥時代に使われた器です。口や胴に紋様を飾るのですが、その種類や組み合せが作られた場所によって違います。山陰各地では、どんな違いがあるのか、各地の「はそう」を紹介し、その歴史を探ります。  


【主な展示品】
○出雲の「はそう」
・上塩冶横穴墓群、国富中村古墳、
 矢野遺跡(出雲市)
・塚根横穴墓群(安来市)

○伯耆の「はそう」
・石州府古墳群、陰田横穴墓群
 (米子市)

○石見の「はそう」
・諸友大師山横穴墓群(大田市)
・高津遺跡(江津市)
・森ヶ曽根古墳、蔵地宅後古墳
 (浜田市)

○隠岐の「はそう」
・大座西2号墳、中山遺跡、森遺跡
 (隠岐の島町) 


     
国富中村古墳(出雲市)出土品   諸友大師山横穴墓群(大田市)出土品

企画展「出雲を掘る 第6話 出雲郡漆治郷の今昔」
開催期間:平成28年11月13日(日)~平成29年1月23日(月) 
観覧料:無料


【展示概要】

 出雲市は、2012年から4年をかけて出雲斐川中央工業団地(市内斐川町直江)の遺跡調査をおこないました。7,000㎡にもおよぶ大規模調査により、弥生時代、古墳時代、奈良時代にわたる数々の発見がありました。『出雲国風土記』に「出雲郡漆治郷(いずものこおりしつぢのさと)」と記されたこの地に、どんな歴史が刻まれていたのでしょう。

<弥生時代中ころ(2,000年前)>
 この地にはムラがありました。鉄の斧やガラス玉といった最新の舶来品をもちながら、このムラは短期間に消えてしまいます。出雲平野の弥生ムラの動向から、その謎をさぐります。

<古墳時代の終わり(1,400年前)>
 この地に、丘の斜面に穴を掘ってお墓とする横穴墓が15基造られました。墓の入口の形には、松江周辺など出雲東部の影響がうかがえます。その意味とは。

<奈良時代(1,300年前)>
 奈良の都と地方をつなぐりっぱな道路網が全国に張り巡らされました。この山陰地方に造られたのが「山陰道」。ここ漆治郷では、その道路がなんと丘の上を走っていました。全国に例のない土木工事を紹介します。

 今回の調査に先立つ15年前、この山陰道の南側で瓦工場の跡が見つかっていました。そこで瓦作りをしていたのは、お隣の備後、今の三次からやって来た職人でした。島根・鳥取で寺造りが始まったころの技術交流を解明します。

企画展チラシ ダウンロード

【主な展示品】

○ガラス玉・鉄斧・弥生土器
 (出雲市杉沢遺跡)
○ガラス玉・弥生土器
 (邑南町順庵原1号墓)
○古代道路の発掘写真
 (出雲市杉沢遺跡、松江市魚見塚
  遺跡、鳥取市青谷上寺地・青谷
  横木遺跡など)
○軒丸瓦・鴟尾(しび)など
 (出雲市三井Ⅱ遺跡、三次市寺町
  廃寺、松江市来美廃寺、米子市
  上淀廃寺、琴浦町斎尾廃寺、倉
  吉市大御堂廃寺、鳥取市上原南
  遺跡、浜田市重富廃寺など)

【企画展関連講座】

 第1回講座「青色を身にまとう弥生人 -県内最古のガラス玉の発見」
  日時 11月19日(土) 14:00~
  講師 景山 このみ(出雲市文化財課)
 第2回講座「鴟尾復元40年」
  日時 12月3日(土) 14:00~
  講師 大脇 潔 氏(奈良文化財研究所名誉研究員)
 第3回講座「掘った出た、それで? -発掘調査と地域の歴史」
  日時 1月22日(日) 14:00~
  講師 花谷 浩(出雲弥生の森博物館)
 ○各講座共通
  受講料:無料
  申込み:電話 0853-25-1841
      FAX 0853-21-6617
  会 場:出雲弥生の森博物館 たいけん学習室

【ギャラリートーク】
 第1回 日時:11月13日(日)10:00~
 第2回 日時:12月10日(土)10:00~
 第3回 日時: 1月14日(土)10:00~
 ○各回共通
  申込不要、参加費無料
 ※展示の見どころをわかりやすく解説します 

速報展「田儀櫻井家たたら製鉄遺跡 越堂たたら跡 平成26・27年度発掘調査速報展」

開催期間:平成28年7月27日(水)~平成29年1月23日(月)
観覧料:無料



越堂たたら跡全景(南東から)
【展示概要】

越堂たたらは田儀櫻井家によって江戸時代から明治初期に操業されていましたが、文献史料では田儀櫻井家が所有する以前より操業していたとの記録が残っており、合計すると約150年間という長期間操業されたたたら場であったことが確認できます。
 平成26・27年度の発掘調査では、越堂たたらの高殿建物を支えた押立柱礎石や製鉄炉の地下構造など多くの遺構を発見するとともに、高殿石垣や地下構造が造り替えられていた痕跡を確認し、調査成果からも長期間操業されていたことが明らかになりました。
 今回の速報展では調査成果の最新情報を写真・解説パネルなどで紹介します。

【ギャラリートーク】
 
日時:11月5日(土)11:00~
 申込:不要
 ※企画担当者が展示の見どころを
  わかりやすく解説します。

ギャラリー展「大社考古学会の足跡」
開催期間:平成28年10月5日(水)~平成29年1月9日(月・祝)
観覧料:無料

【展示概要】 
 戦前と異なり、戦後になると、日本や地域の古代史を自由に調べ、語ることができるようになります。大社町では、弥生時代・古墳時代の出雲を解き明かすことを目的に、昭和22(1947)年に、学校の先生や歴史愛好家により大社考古学会が設立されました。
 大社考古学会は、大社町を中心に多くの遺跡で発掘・遺物の採取を行うとともに、出土資料の保存・教育的活用にも力を注ぎました。
 今回の展示では、大社考古学会の輝かしい足跡を紹介します。

【主な展示品】
 猪目洞窟遺跡出土 12号人骨ほか
 
猪目洞窟遺跡の遠景(1948年撮影)

ギャラリー展「文化財保護のお仕事~仏像編~」
開催期間:平成28年6月8日(水)~10月3日(月)
観覧料:無料

【展示概要】
 市内には、長い歴史を経て伝わってきた数多くの貴重な文化財があります。
これらは後世に残し伝えていくべき大切な財産です。
 今回の展示では、仏像をとりあげ、文化財を守る活動を紹介します。
【主な展示品】
 銅造誕生釈迦仏立像/石見国分寺跡(浜田市)
 十二神将立像/大寺薬師(出雲市) 

十二神将立像(大寺薬師)

夏季企画展「出雲の武将 塩冶判官高貞 -その実像と虚像-」
開催期間:平成28年7月30日(土)~9月26日(月)
観覧料:無料



夏季企画展チラシ ダウンロード

【展示概要】
 塩冶高貞は、出雲で生まれ育った南北朝時代(およそ700年前)の武将です。
 今回の企画展では塩冶高貞とその一族について、『太平記』などの史料とともに、発掘調査の成果をふまえ、考古学的な観点から考えてみたいと思います。また、『仮名手本忠臣蔵』などの後世の人びとが語った「高貞」像についても考えます。
 あわせて、出雲市ゆかりの画家・平野勲氏が高貞の生涯を描いた「出雲塩冶太平記」を紹介します。

【主な展示品】
 〇蔵小路西遺跡出土青磁双魚文盤
 〇築山遺跡出土青磁酒会壺
 〇『太平記』巻二十一
 〇『仮名手本忠臣蔵』
 〇「出雲塩冶太平記」絵巻
【夏季企画展関連講演会】
 第1回「塩冶氏と中世出雲」
  日時 8月27日(土) 14:00~16:00
  講師 長谷川博史 氏(島根大学教授)
 第2回「後塩冶氏と京都系土師器皿」
  日時 9月17日(土) 14:00~16:00
  講師 髙橋 周(当館専門研究員) 
 <各講演会共通>
  受講料:無料
  申込み:電話 0853-25-1841 
      FAX 0853-21-6617
  会 場:出雲弥生の森博物館 たいけん学習室
【ギャラリートーク】
  日時 9月24日(土) 14:00~
  申込不要、参加費無料
   ※展示の見どころを解説します

速報展「上塩冶横穴墓群の発掘調査」
開催期間:平成28年4月27日(水)~7月25日(月)
観覧料:無料



上塩冶横穴墓群(東から)
【展示概要】

上塩冶横穴墓群(かみえんやよこあなぼぐん)は、古墳時代の終わり頃(約1400年前)に造られた県内最大規模を誇る横穴墓群です。
 出雲市文化財課では、県道出雲三刀屋線改良工事に伴い、この遺跡の発掘調査を行ってきました。平成27年度には、新たに9穴の横穴墓を調査し、組み合わせ式石棺を持つ横穴墓が確認されたほか、大刀(たち)や耳飾り、土器など、数多くの副葬品(ふくそうひん)も出土しています。
 今回の速報展では、平成27年度の調査成果を中心に遺跡の写真と遺物を展示し、上塩冶横穴墓群の最新調査成果をご紹介します。

【展示内容】
・遺跡調査時の写真パネル
・発掘調査出土遺物(大刀・耳飾り・土器など)
 ※展示物は入替えをする場合があります。


ギャラリー展「西谷古墓と長者原廃寺」

開催期間:平成28年2月3日(水)~6月6日(月)
観覧料:無料

【展示概要】
 弥生時代から墓域として利用された博物館周辺の「西谷の丘」ですが、そこで最後につくられた墳墓が奈良時代後期の西谷古墓(にしだにこぼ)です。
 西谷古墓は火葬した人骨を須恵器に納めた火葬墓で、「西谷の丘」周辺は出雲でも古代の火葬墓が特に集中する地域です。また、近くには寺院「長者原廃寺(ちょうじゃばらはいじ)」が建てられ、古代の祈りの場にもなっていました。
 今回の展示では「西谷の丘」周辺の火葬墓や寺院の瓦の特徴などから、当時の文化について考えます。


長者原廃寺の軒丸瓦・軒平瓦

特別展「出雲王 登場 -とことん解剖 西谷3号墓-」

開催期間:平成28年3月5日(土)~5月9日(月)
観覧料:大人 500円 高校生以下 無料



特別展チラシ ダウンロード

【展示概要】 
 弥生時代の終わり(2世紀後半)、出雲平野に巨大な四隅突出型墳丘墓・西谷3号墓が築造されました。西谷3号墓は島根大学考古学研究室によりとことん解剖(発掘)され、多くの成果がわかってきました。
 展示では、出雲王の特異な埋葬と儀礼に注目し、弥生時代の出雲王に迫っていきます。
 
【主な展示品】
○出雲市・西谷3号墓
 (装身具・鉄剣・土器)
○倉敷市・楯築墳丘墓出土品
 (装身具・鉄剣・土製品)
○真庭市・中山遺跡出土品
 (吉備の特殊壺・特殊器台)
○北朝鮮・楽浪郡出土品
 (装身具・青銅製品・土器)
【企画展関連講演会】
 「西谷墳墓群のガラス製品と古代出雲」
   日時 3月5日(土) 14:00~16:00
   講師 小寺智津子 氏(日本学術振興会特別研究員)
 「吉備と出雲の王墓」
   日時 3月21日(月・振替休日) 14:00~16:00
   講師 春成秀爾 氏(国立歴史民俗博物館名誉教授) 
 <各講演会共通>
  受講料:無料
  申込み:電話 0853-25-1841 FAX 0853-21-6617
  会場 :出雲弥生の森博物館 たいけん学習室

【ギャラリートーク】
 第1回 3月6日(日) 14:00~
 第2回 5月7日(土) 14:00~

  ※展示担当学芸員がわかりやすく解説します。
  申込 不要
  料金 上記の観覧料をお支払ください。
  講師 坂本豊治(当館学芸員)

速報展「祇園原Ⅲ遺跡の発掘調査成果」 
開催期間:平成28年3月30日(水)~4月25日(月)
観覧料:無料



祇園原Ⅲ遺跡(南から)
【展示概要】

出雲市文化財課では、平成27年度県道斐川上島線の建設に伴い、斐川町直江~三絡地内に所在する「祇園原Ⅲ遺跡(ぎおんばらさんいせき)」の発掘調査を行いました。
 調査は、昨年の7月から今年1月まで約7ヶ月間行い、奈良・平安時代を中心とする600点余りの遺物や炭焼き跡が確認できました。
 今回の速報展では、調査で出土した遺物や現地で確認した遺構の写真パネルなどを展示し、調査の成果をご紹介します。

【展示内容】
・遺跡調査時の写真パネル
・発掘調査出土遺物
  矢じり
  弥生土器
  須恵器(鉄鉢形須恵器・壺・坏)
              など


決定 国史跡「鰐淵寺境内」記念速報展 
開催期間:平成27年11月25日(水)~平成28年3月28日(月)
観覧料:無料


紅葉に包まれる鰐淵寺根本堂



出土した陶磁器類
【展示概要】

北山の山中に厳かにたたずむ古刹・鰐淵寺。その境内地が,11月20日(金)に開催された国の文化審議会文化財分科会の審議・議決を経て,平成28年3月1日の官報告示により正式に国史跡になりました。出雲市では12番目,島根県では52番目の国史跡です。
 文化財課では,これを記念して「鰐淵寺境内」の文化財・出土品とともに,国史跡指定に向けたこれまでの道のりを速報展示でお伝えします。
 記念すべき節目を迎えることとなった鰐淵寺境内の姿を詳しく解説します。ぜひご覧ください。

【展示内容】
・パネル展示
「国史跡指定へのみちのり」
  鰐淵寺境内の文化財
  境内地の領域
  発掘調査の成果
・発掘調査出土遺物  
  中世の中国製陶磁器
  中世備前焼


ギャラリー展「発掘された戦争遺跡ー地下の遺構やモノが語る戦争ー」

開催期間:平成27年9月30日(水)~平成28年2月1日(月)
観覧料:無料


【展示概要】  
 戦後70年を迎え、今年は「戦争」について考える行事や展示が各地で行われ、平和・不戦の思いを再認識する一年となっています。そうした中、減少していく戦争体験者に代わり、「戦争」の様相を伝える場として戦争遺跡の保存活用を図る動きが広がっています。一方で、戦争遺跡の評価をめぐっては課題も多く、埋蔵文化財として調査された遺跡は多くありません。
 今回の展示では、埋蔵文化財として調査が行われた全国の戦争遺跡を取り上げ、遺跡が伝える「戦争」を感じていただければと思います。



終戦時の状態のまま見つかった地下通信施設
(小倉造兵廠跡/北九州市芸術文化振興財団提供)

秋季企画展「いつまでも戦後でありたい-出雲市民と戦争-」
開催期間:平成27年10月31日(土)~12月21日(月)
観覧料:無料

【展示概要】  
 「“戦後何年”という言い方がずっと続いて欲しい」
 これは1945年(昭和20)生まれの吉永小百合さんの言葉。年齢=平和が続く年数との思いです。
 今年は、先の大戦の敗戦から70年という節目の年です。
 実は、わが出雲市(旧出雲市)は太平洋大戦の直前に誕生しました。1941年11月3日「出雲市」が設置され、市議会選挙開票翌日が12月8日。開戦を告げる臨時ニュースが流れた日でした。
 あらためて、郷土と戦争との関わりを考えてみたいと思います。

【主な展示品】
・兵役抽籤くじ
・大阪真田山陸軍墓地墓標(写真)
・平田愛宕山と斐川興林寺の紀念碑および
 北浜ロシア兵墓標(写真)
・明治時代監視哨跡出土遺物(隠岐の島町)
・斐川段原鉄橋の弾痕(写真)
・松江大橋陶製擬宝珠(松江市)
・北浜防空監視所跡出土遺物
・亡き父を追悼する石碑
 

チラシのダウンロード
【企画展関連講演会】
 「戦争遺跡・遺物から見えるもの」
   日時 11月22日(日) 14:00~16:00
   講師 原田敬一氏(佛教大学歴史学部教授)
 「本土決戦に備えた陣地を掘る -「チ号演習」関連遺構の調査-」
   日時 12月13日(日) 14:00~16:00
   講師 佐伯純也氏(米子市文化財団埋蔵文化財調査室)
 <各講演会共通>
  受講料:無料
  申込み:電話 0853-25-1841 FAX 0853-21-6617
  会場:出雲弥生の森博物館 たいけん学習室

【ギャラリートーク】
 第1回 10月31日(土) 13:00~
 第2回 11月28日(土) 13:00~

 ※展示担当職員がわかりやすく解説します。参加無料・申込不要です。

速報展「金属製品を保存する~金・銀・銅・鉄の保存処理~」

開催期間:平成27年8月26日(水)~11月23日(月)
観覧料:無料


鉄製品のさび落とし作業


金環(耳飾り)のビフォーアフター
 左:処理前 右:処理後
【展示概要】
 博物館には、遺跡の発掘調査や遺物の整理・研究を行っている「出雲市文化財課 埋蔵文化財係」=通称"まいぶん"という部署があります。
 博物館で展示されている資料は、"まいぶん"の発掘調査によって明らかになったものばかりです。
 そんな"まいぶん"のお仕事を、展示でご紹介しよう!というのが、新しい速報展企画「まいぶんのお仕事紹介」です。
 第1弾は、「発掘調査で出土した遺物を保存する」お仕事です。
 今回は、金・銀・銅・鉄といった金属で作られた遺物の「保存処理」をご紹介します。
 金属製品をサビや腐食から守り、未来へ残していくための大切な仕事を、処理を終えたばかりの遺物とともに展示し、詳しく解説します。
ぜひご覧ください。

【展示遺物】
・上塩冶横穴墓群(第40支群)
  金環・銀環(耳環)
  鉄製大刀、鉄製馬具、鉄鏃 等
・杉沢遺跡・杉沢Ⅱ遺跡
  鉄斧、鉄鎌 等
・杉沢横穴墓群
  鉄製刀子、鉄釘 等

【出雲市文化財指定記念】
ギャラリー展「北光寺古墳と出雲平野の前方後円墳」

開催期間:平成27年6月3日(水)~9月28日(月)
観覧料:無料

【展示概要】
 北光寺古墳(東神西町・知井宮町)は墳長が64mで、出雲平野では今市大念寺古墳に次ぐ規模の前方後円墳です。古墳時代中期(5世紀)の出雲平野西部を代表する古墳であり、保存状態も良好であるため、今年の1月28日に出雲市指定の文化財となりました。今回の展示はこれを記念して開催します。
 出雲平野西部を代表する北光寺古墳を、写真やパネルで解説するとともに、出雲平野の主要な前方後円墳も紹介します。

 
植林前の北光寺古墳
(昭和57年撮影・米山広志氏提供)
【現地見学会】
 開催日時:平成27年6月6日(土)午前9時~12時
  *足元の悪い山道を歩きます(往復40分)
  *雨天時は博物館でのギャラリー展の見学のみとなります。
 集合解散:出雲弥生の森博物館(現地まではバスで移動)
 現地解説:西尾克己氏(大田市教育委員会石見銀山課特別講師)ほか
 申込〆切:6月5日(金)17時まで
 申込方法:TEL・FAX・Eメールにて住所・氏名・連絡先をお知らせください
 申込先 :出雲市文化財課(出雲弥生の森博物館内)
    TEL 0853-21-6893
    FAX 0853-21-6617
    Email:bunkazai@city.izumo.shimane.jp
     

夏季企画展「出雲の「ごっつぉ(ご馳走)」の考古学」
開催期間:平成27年7月4日(土)~8月31日(月)
観覧料:無料

【展示概要】
 食べることは、人が生きるためには欠かせないことです。そのため、長い歴史の中で、人びとは食べるために様々な調理法や道具を生み出しました。
 今回の企画展では、出雲地域を中心に人びとが、何を食べ、どのように調理していたのか、考古学の成果から分かりやすく展示します。

【主な展示品】
・炊飯痕跡が残る弥生土器、土師器
 (矢野遺跡、山持遺跡〈出雲市〉ほか)
・移動式竃、甑、甕
 (古志遺跡〈出雲市〉)
・墨書土器「蘇」
 (神庭丘陵北遺跡〈出雲市〉)
・三方、折敷、漆器椀、箸
 (高浜Ⅰ遺跡〈出雲市〉)


チラシ(PDF)ダウンロード
【ギャラリートーク】
  日時:7月18日(土)14:00~15:00
  講師:髙橋 周(出雲市文化財課)
  申込:不要
  昔の出雲の人たちは、何をどのように食べていたのでしょうか。
  展示内容について担当職員が分かりやすく解説します。
【体験教室】
 「弥生人の方法でご飯を炊いて、食べてみよう!」
  日時:7月20日(月・祝)14:00~16:00
  講師:濵野浩美氏(米子市教育委員会)/定員20名

【講演会】
 「再現!戦国大名・大内氏の御膳」
  日時:8月9日(日)14:00~16:00
  講師:北島大輔氏(山口市教育委員会)/定員80名

 申込方法
  電話・FAXで出雲弥生の森博物館までお申し込みください
  TEL:0853-25-1841 FAX:0853-21-6617

速報展「鰐淵寺の文化財~寺宝と発掘調査成果~」
開催期間:平成27年4月22日(水)~8月24日(月)
観覧料:無料


【展示概要】

北山の山中で厳かにたたずむ古刹・鰐淵寺。推古2年(594)と伝えられる開創から今日に至るまで、仏の教えと寺宝である貴重な文化財を守り伝えてきた、歴史ある寺院です。 
 平成21年度(2009)から3年間、島根大学ほかによる鰐淵寺の総合調査が実施されました。さらに、平成22年度(2010)から6年をかけて、市文化財課が発掘調査と分布調査を行いました。その結果、鰐淵寺は古代(11世紀以前)から修験の場として信仰され、中世(13~16世紀)に最盛期を迎えたこと、現在も中世と変わらぬ姿が維持されていることなどがわかりました。
 今回の速報展では、一連の調査で明らかとなった鰐淵寺の姿を、写真パネルと出土遺物を通してお伝えします。出雲市が誇る山陰随一の古刹で紡がれてきた、歴史の糸をたどってみましょう。


ギャラリー展「しかくらやま-大社の学校の地下に眠る遺跡-」

開催期間:平成27年2月4日(水)~6月1日(月)
観覧料:無料


【展示概要】  
 「平成の大遷宮」に伴い多くの観光客で賑わう出雲大社の門前町、神門通りの西側に大社小学校や大社中学校があります。学校の周辺は鹿蔵山と呼ばれ、その地下には貴重な遺跡が今も眠っています。今回の展示では、今までに見つかった鹿蔵山遺跡の遺物を時代ごとにまとめ、当時の周辺のようすを考えます。


発掘調査

春季企画展「出雲の青と藍 ~きれいな青を見にきませんか~」

開催期間:平成27年2月28日(水)~5月11日(月)
観覧料:無料

  【展示概要】
 弥生時代や古墳時代に好まれた青いアクセサリーや、出雲市で江戸中期にはすでに始まっていた紺屋の貴重な型紙・藍板締め版木・見本帳・藍染め作品などを中心に紹介します。
 きれいな青を見にきませんか?

【主な展示品】
○藍染め関連資料
 出雲藍板締め版木など(板倉家)
 テーブルセンター・型紙・見本帳など
 (旧井筒屋染工場)
 湯上げ・ふとん表・子負帯など
 (長田染工場)

○弥生時代や古墳時代の装身具
 杉沢Ⅱ遺跡、築山2・4号墳、
 釜代1号墳、奥才古墳群等からの出土品
【ギャラリートーク】 
 日時:3月7日(土) 13:00~13:30
 会場:企画展示室
 申込:不要

【関連講演会】
『出雲の藍染と木綿』
 講師:岡 宏三 氏(古代出雲歴史博物館)
 日時:3月7日(土) 14:00~16:00
 会場:たいけん学習室
 定員:定員80名
 申込:電話・FAX等でお申込みください

速報展「平成26年度 杉沢遺跡発掘調査速報展」
開催期間:平成26年12月3日~平成27年4月20日
観覧料:無料



【展示概要】

出雲市文化財課では、(仮称)出雲斐川中央工業団地の開発に伴い、平成24年7月から平成26年8月まで、杉沢遺跡・杉沢Ⅱ遺跡・杉沢横穴墓群(出雲市斐川町直江)の発掘調査を実施しました。
 これまで、2回の速報展で平成25年度前半までの調査成果をお伝えしてきました。今回は、平成25年度後半から平成26年度の調査成果として、弥生時代の集落跡と昭和の戦争遺構にスポットを当てます。
 集落跡は、約2,000年前の弥生時代中期に営まれました。丘陵の斜面にまるで住宅団地のように建物や加工段(人工的に造成した平坦面)が築かれています。
 写真パネルに加え、遺跡から出土した弥生土器や石器を展示します。また昭和の戦争遺構は、丘陵尾根で発見したタコ壺(個人用の塹壕)を写真パネルで紹介します。


ギャラリー展「水に祈る!水を鎮める!-古代のマツリとマツリゴト-」

開催期間:平成26年10月1日(水)~平成27年2月2日(月)
観覧料:無料

【展示概要】
 “水”は人々に恩恵をもたらし、時として災いをもたらすことは、今も昔も変わりません。古代の人びとにとっても、水に祈りを捧げることは重要な行為であったと考えられます。今回の展示では、古代の水辺の祭祀に注目し、どのような場所で、どのような施設が周辺に存在したか検討することで、当時の祭祀と社会との関係を考えます。
 
 

秋季企画展「出雲を掘る-第五話- 瓦の歴史」

開催期間:平成26年11月1日(土)~平成27年1月12日(月)
観覧料:無料
        

チラシのダウンロードはこちら
【展示概要】
 仏教とともに伝えられた瓦は、寺院や役所、城郭など限られた建物で使われていました。民家の屋根に瓦が使われるようになったのは、江戸時代以降のことです。 
 今回の企画展では、出雲地方における瓦の歴史をたどります。古代の寺院や役所で使われた瓦、中世・近世の城郭の瓦、近現代の大津瓦や松江市の秋鹿瓦、石見の石州瓦について取り上げます。

【主な展示品】
 長者原廃寺の鬼瓦(出雲市)
 富田城の朝鮮瓦(安来市)
 秋鹿小学校の鬼瓦(松江市)
 大津の飾り瓦(出雲市)
 石州の棟止瓦(益田市)
【ギャラリートーク】
 11月3日(月・祝日)
  ◆講 師 安部 百合子(出雲弥生の森博物館)
  ◆時 間 11:00~12:00
  ◆場 所 出雲弥生の森博物館 企画展示室
  ◆お申込 不要

【企画展関連講座】
 12月13日(土)
  「近世の瓦を考える~山陰と山陽を比較して~」
  ◆講師:乗岡 実氏(岡山市教育委員会文化財課)
  ◆時 間 14:00~16:00
  ◆場 所 出雲弥生の森博物館 たいけん学習室
  ◆受講料 無料
  ◆定 員 80名
  ◆お申込 お電話・FAXにてお申込みください
       TEL 0853-25-1841 FAX 0853-21-6617 

【体験教室】
 12月23日(火・祝日) 
 「オリジナル鬼瓦づくり」
   手のひらサイズの鬼瓦を粘土でつくり、窯で焼きます。
   お手元に届くのは、1月となります。
 ◆時 間 13:30~16:00
 ◆場 所 出雲弥生の森博物館 たいけん学習室
 ◆受講料 無料
 ◆定 員 20名
 ◆お申込 お電話・FAXにてお申込みください
      TEL 0853-25-1841 FAX 0853-21-6617 

発掘調査速報展「田儀越堂たたら製鉄遺跡 越堂たたら跡 平成25年度発掘調査速報」

開催期間:平成26年9月3日(水)~12月1日(月)
観覧料:無料


H25年度調査区全景と調査状況(南西より)
【展示概要】
 出雲市文化財課では現在、田儀櫻井家たたら製鉄遺跡の調査を実施しており、平成25年度から越堂たたら跡の発掘調査を開始しました。越堂たたら跡の調査は平成17年度にも実施されており、製鉄炉の床釣り(湿気と温度低下を防ぐ地下構造施設)の上部にあたる本床や小舟の一部を検出しています。

今回の調査はたたら全体の残存状況を確認するため、製鉄炉を覆う高殿全体を調査対象としています。平成25年度の調査では、本床全体や小舟の内部を詳しく確認することができました。これらは後世の造成などによって一部が壊されていますが、比較的よく残っており、たたらの地下構造を詳しく知ることができます。

今回の速報展では、平成25年度の調査成果について写真や説明パネルを中心に紹介しています。


夏季企画展「古代の出雲びと、文字を書く-示す・伝える・祈る-」 
開催期間:平成26年7月19日(土)~9月8日(月)
観覧料:無料
     
【展示概要】
 出雲市内および島根県内で出土した奈良時代の墨書土器を中心に展示します。
 現在に残された"古代の出雲人直筆の史料"である墨書土器から,当時の社会の様相を再現し,古代の出雲人と文字との関係について考えます。

【主な展示品】
・刻書土器「各」
 (出雲市・上塩冶横穴墓群)
・銅印「春」<島根県指定文化財>
 (松江市・出雲国府跡)
・圏足円面硯
 (奥出雲町・カネツキ免遺跡)
・墨書土器「解除」<市指定文化財>
 (東広島市・西本6号遺跡)
 【企画展関連講座】
・7月21日(月) 「日本古代における文字の使用とその背景」
          講師:市 大樹氏(大阪大学)
・8月 3日(日) 「古代の出雲びとが土器に書いたこと」
          講師:髙橋周(出雲弥生の森博物館)
・8月30日(土) 「日本古代の墨について」
          講師:山路直充氏(市川考古博物館)
 いずれも
 ◆時 間 14:00~16:00
 ◆場 所 出雲弥生の森博物館 たいけん学習室
 ◆受講料 無料
 ◆定 員 80名
 ◆お申込 お電話・FAXにてお申込みください
      TEL 0853-25-1841 FAX 0853-21-6617 

ギャラリー展「上長浜貝塚
開催期間:平成26年6月4日(水)~9月29日(月)
観覧料:無料


【展示概要】
 出雲市西園町に所在する上長浜貝塚を紹介します。発掘調査の結果、縄文時代から平安時代にかけての遺跡とわかりました。奈良時代には、土器で塩作りが行われ、出雲各地に運ばれました。
 平安時代には、全国最大級の規模をもつ貝塚が形成されました。この貝塚は、主にシジミが堆積しており、魚骨や獣骨もよく残っていました。そして、漁具もたくさん出土しています。
 出土した生物の生息する場所や漁具から、上長浜貝塚を残した人たちの生業とその活動範囲を紹介します。

【展示品】
縄文土器・縄文石器・製塩土器・貝類など

 
 




発掘調査速報展「杉沢横穴墓群発掘成果展」
開催期間:平成26年6月4日(水)~9月1日(月) 
観覧料:無料







【展示概要】
 杉沢横穴墓群は、斐川町直江の斐川中央工業団地予定地内に所在し、丘陵の南側斜面にあって古墳時代後期以降に築かれた横穴墓群です。
 過去に斐川町教育委員会によって一部の横穴墓が調査されていますが、今回は平成24・25年度にかけて丘陵全体の調査を実施し、合計で15基の横穴墓を確認しました。速報展では過去の調査を含め、これまでの発掘調査から明らかになった杉沢横穴墓群の特徴を写真パネルと出土遺物でご紹介します。

【展示品】
須恵器・土師器・刀子・鉄鏃など

ギャラリー展「斐川地域の横穴墓」

開催期間:平成26年2月19日(水)~6月2日(月)
観覧料:無料


【展示概要】
 斐川町直江の工業団地予定地の発掘調査で見つかった杉沢横穴墓群と、30年前に発掘調査で見つかった平野横穴墓群を中心に、斐川地域の横穴墓で発掘された土器や人骨などの展示を行います。
  

発掘調査速報展「上塩冶横穴墓群パート3」
開催期間:平成26年3月12日(水)~平成26年6月2日(月) 
観覧料:無料



展示の様子
【展示概要】
 出雲市上塩冶町にある「上塩冶横穴墓群(40支群)は、山の斜面に、横に穴を掘って造られたお墓で、古墳時代(およそ1,400年前)頃のものです。
 平成25年度の調査では、28基を確認しました。今回の速報展では、出土品の一部を展示しました。現地調査の写真とともにご覧ください。

【展示品】
銀環(耳飾り)・ガラス小玉・勾玉など

ミニ企画展「ふるさと出雲お宝展Ⅱ-小中学校編」
開催期間:平成26年3月1日(土)~5月12日(月) 
観覧料:無料
        
【展示概要】
 出雲市内では、様々なところで貴重な歴史文化資料が大切に保存・展示されています。
 そこで今回は、小中学校で保管されているものの中から、著名人ゆかりの品や卒業生から寄贈された珍品、地域ならではの特産品など選りすぐりの逸品を紹介します。

【展示品所蔵校】
今市小学校・塩冶小学校・神戸川小学校・北浜小学校・出東小学校・日御碕小学校・鰐淵小学校

速報展「出雲大社境内遺跡の成り立ち」
開催期間:平成26年1月8日(水)~3月10日(月) 
観覧料:無料



展示の様子



調査の様子
【展示概要】
 昨年5月に60年ぶりの本殿遷座祭が行なわれた出雲大社は、年が明けた今でも連日多くの参拝者でにぎわっています。この本殿遷座祭を迎えるにあたっては、本殿屋根の葺き替えをはじめ、これまでに様々な工事が進められてきました。摂末社の修理などは現在も進められており、全ての関連工事の完成は、2016年3月が予定されています。 
 出雲大社の境内は「出雲大社境内遺跡」と呼ばれる遺跡です。このため、遺跡に影響を及ぼす工事が行われるときは、事前に発掘調査を行っています。昨年は、収蔵庫建設に伴う発掘調査を行いました。
 この調査では、中世土師器など多量の土器が出土したほか、江戸時代の遷宮に際して使用された仮設建物跡と考えられる遺構も見つかっています。
 また、約1mの深さまで掘った調査地の土層を観察すると、興味深いことが明らかとなりました。土層は大きく3層に分けられ、上から順に、江戸時代以降の造成土層(Ⅰ層)、海浜または砂丘の砂の二次堆積層(Ⅱ層)、中世の土石流の層(Ⅲ層)であることが分かったのです。
 この速報展では、これら主要な調査成果についての紹介を通して、出雲大社境内遺跡の成り立ちについて概観しています。

【展示品】
・陶磁器や土師器などの出土品のほか、発掘調査時の写真など


ギャラリー展「神門寺発掘30年
開催期間:平成25年10月16日(水)~平成26年2月17日(月)
観覧料:無料


【展示概要】
 神門寺境内廃寺で発掘が行われてから、およそ30年が経過しようとしています。
 そこで、神門寺付近遺跡出土の考古資料を最先端の研究をもとに紹介します。
 


ミニ企画展「出雲を掘る 第四話 銭(じぇね)-出雲のじぇねこを考古学する-」
開催期間:平成25年10月26日(土)~平成26年1月20日(月) 
観覧料:無料
        

【展示概要】
 出雲市内の発掘調査や工事中に偶然発見された銭を紹介し、古代から近世にかけて出雲に暮らしていた人々と銭の関わりに迫ります
 【関連講演会】
『銭鋳型の発掘と中世日本の銭貨生産』
 日時:11月24日(日)14時~16時
 講師:嶋谷和彦氏(出土銭貨研究会代表世話人)
 場所:出雲弥生の森博物館 たいけん学習室
 定員:80名
 参加費:無料

『出土銭貨からみた出雲の貨幣事情』
 日時:10月27日(日)14時~16時
 講師:櫻木晋一氏(下関市立大学経済学部教授)
 場所:出雲弥生の森博物館 たいけん学習室
 定員:80名
 参加費:無料


 ※電話・ファックス・電子メールで申し込みください。

特別展「もう一つの出雲神話-中世の鰐淵寺と出雲大社-」
開催期間:平成25年7月20日(土)~9月9日(月) 
観覧料:500円


展示の様子


イメージ図

【展示内容】
 「出雲神話」といえば、オオクニヌシやスサノヲが活躍した古代の「出雲神話」を思い浮かべる人が多いかも知れませんが、中世(鎌倉時代から戦国時代)の出雲では、もうひとつの「出雲神話」が語られていたのです。
 今回の特別展では、独特の神仏習合の世界を反映した中世の出雲神話を紹介します。それとともに、神話形成の背景となった中世の鰐淵寺と出雲大社の関係について注目し、文献・工芸・考古学など多面的な観点から、独特な宗教的世界を考えます。

【主な展示品】
銅造観世音菩薩立像(重要文化財)
石製経筒(重要文化財)
銅造不動明王像(重要美術品・市指定文化財)
紙本墨書鰐淵寺文書(県指定文化財)
         以上、鰐淵寺所蔵
出雲大社境内遺跡出土品(重要文化財)
紙本墨書出雲大社文書(県指定文化財)
        以上、出雲大社所蔵
出雲国造北島家文書(重要文化財)
             個人所蔵
金銅蔵王権現像御正躰(重要文化財)
            法王寺所蔵
出雲風土記(県指定文化財)
             個人所蔵
橋姫大明神縁起
           賣布神社所蔵

など

【観覧料】
 一般 500円
   (20名以上の団体は400円/人)
 高校生以下 無料
   
 チラシダウンロード(pdf)

ギャラリー写真展「国の登録文化財」
開催期間:平成25年6月5日(水)~9月2日(月) 
観覧料:無料


展示の様子



日本一高い出雲日御碕灯台


 
【展示概要】
 
出雲市文化財課では、近代建造物を守り、未来に残す仕事をしています。その結果、5ヵ所が登録有形文化財に指定されました。今回のギャラリー展示では、出雲市にある5ヵ所の登録有形文化財を写真で紹介します。これらの建造物には、今も現役で使われているものもあります。常に見学できるものもあり、身近にある文化財に親しんでいただけたらと思います。


【主な展示品】

出雲日御碕灯台(大社町)
いなさ会館(大社町)
一畑電鉄出雲大社前駅舎(大社町
一畑電車布崎変電所(多久町)
石橋家住宅(平田町)


【登録有形文化財とは

 国の登録有形文化財は、築後50年以上がたち、歴史的景観や造形に優れ、再現が容易でないのが選考基準です。


 出雲一畑電鉄出雲大社前駅舎
    


速報展「斐川中央工業団地~杉沢遺跡・杉沢Ⅱ遺跡・杉沢横穴墓群 平成24年度の調査成果~」
開催期間:平成25年8月28日(水)~10月28日(月) 
観覧料:無料



展示の様子



調査の様子(杉沢遺跡)
【展示概要】
 
斐川中央工業団地の造成工事にともない、出雲市斐川町直江の工業団地予定地内では、昨年7月から杉沢遺跡・杉沢Ⅱ遺跡・杉沢横穴墓群の発掘調査を実施しています。
 調査地は、県種豚場のあった平地とそれを取り囲む丘陵からなります。昨年度の調査では丘陵の斜面や尾根上に弥生時代中期後半(約2,000年前)の加工段、古墳時代終末期(約1,300年前)の横穴墓群、大溝などの遺構と、土器などの遺物が見つかりました。
 調査は現在も引き続き行っており、速報展も2回に分けてお届けする予定です。第1弾となる今回は、昨年度調査の成果を展示します。
 期間内にぜひご覧ください。

【展示品】
・弥生土器
・土師器
・須恵器

速報展「
上塩冶横穴墓群発掘調査速報展」

開催期間:平成25年6月26日(水)~8月26日(月) 
観覧料:無料


 展示の様子


調査区全景(南より)
【展示概要】
 上塩冶横穴墓群は、出雲市上塩冶町の丘陵地、東西約0.8km、南北1.5kmに広がる広大な古墳時代の墓地です。これまでに横穴墓が40ヶ所、190基以上が発見されており、その規模は県内最大です。
 今回は、昨年度発掘調査を行った、古墳時代後期から終末期(およそ1,400年前)の横穴墓6基に関する調査成果を展示しています。

【主な展示品】
 ・鉄製 大刀(たち)
 ・鉄製 矢じり
 ・鉄製 斧
 ・銀環(ぎんかん:耳飾り)
 ・須恵器 など

 
 ぜひご覧ください。




春季企画展「お墓カタチ 部屋 -出雲の埋葬の歴史-」
開催期間:平成25年3月9日(土)~5月6日(月) 
観覧料:300円

 

右腕に貝輪をはめている人骨


江戸時代の石室絵図


入ってみたいですか?

【展示内容】
 人は太古から今日に至るまで連綿と墓を作り続けています。出雲市でも猪目洞窟遺跡など、古代の埋葬の様子がわかる遺跡が数多く発見されています。
 今回の企画展では、穴・箱・部屋などお墓の「カタチ」に注目し、出雲平野と周辺の埋葬の歴史を紹介します。
 また発掘調査で出土した墓に関する資料を展示し、人々の死者に対する思いの変遷をたどります。

【主な展示品】
猪目洞窟遺跡 ・・・・ 人骨
今市大念寺古墳 ・・・ 石室絵図
矢野遺跡 ・・・・・・ 壺棺
堀部第1遺跡 ・・・・ 木棺
朝山古墳 ・・・・・・ 石櫃
姫原西遺跡 ・・・・・ 古墓切り取り
国富中村古墳 ・・・・ 家形石棺模型
など

【観覧料】
 一般 300円 
    (20名以上の団体は2割引)
 高校生以下 無料

ギャラリー展「続『よみがえるな!-国富中村古墳の発掘秘話-」

開催期間:平成25年2月27日(水)~6月3日(月) 
観覧料:無料

箱形石棺の実物大模型

展示の様子
 
【展示概要】
 今回の展示は、国富中村古墳が国史跡に指定されることを記念し開催します。
 2012年特別展に続く、続「よみがえるな!」として国富中村古墳の概要と発掘調査の方法に注目します。
 前回の展示で、紹介ができなかった埋葬後の儀礼(「よみがえるな!」)の一部を実物大の石棺模型などを使い紹介します。

【主な展示品】
  銀環・圭頭大刀・銀線・鉄鏃・馬具・須恵器
 箱形石棺の実大模型
 取り上げた土のX線写真
 鉄鏃のCT写真
    





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